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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

SBS杯2016 @藤枝

2016年08月11日 22時15分44秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝総合にてSBS杯を観戦

静岡ユース 0ー0(PK4-5) U-19スロバキア

得点無し

得点には至らなかった決定機
前半7分 (静)7清水が2下口とパス交換した後、13望月へスルーパス。裏に抜けだした13望月に対して相手GKが飛び出しセーブ
後半30分 (静)6梅村のパスを受けた10久米がシュート放つがポスト直撃
後半40分 (ス)CKから9が頭で合わせるがGK1山ノ井ファインセーブ

静岡スタメン
      1山ノ井
11清水映4森岡3立田 2下口 5須貝
    6梅村 7清水颯
 13望月       14石田
      17平墳
交代
後半0分 平墳→18鈴木
後半9分 望月→10久米
後半15分 石田→15渡井
後半22分 渡井→8若山(負傷交代)
後半22分より以下の通りシステム変更
    1
11 4 3 2 5
  8 7 6
   10 18

スロバキアスタメン
   1
14 13 4 15
   3
  10 6
 17   7
   11
交代
後半0分 17→9
後半15分 7→18
後半24分 11→2
後半35分 10→5

感想
5バックでしっかり守りを固めた静岡がスロバキアに決定機を作らせずスコアレスドロー。PK戦は5ー4でスロバキアがPK勝利となった。
試合はスロバキアがボールを支配するが、5バックダブルボランチでガッチリ守備を固める静岡を崩すことが出来ず膠着した試合展開が続いた。
スロバキアは後半運動量が落ち静岡がボールを持つ時間が増え決定機も1回作ることが出来たが、結果的にはシュートシーンの少ない0ー0の試合だった。
静岡が、相手が1歳年上のナショナルチームでも守備を固めれば守りきれるという事をやって見せた試合だったが、ゴール前のシーンが少なく盛り上がりに欠ける試合だった。
この試合を見ていて思ったのが、「国体がU-18のままだったとしても今日の戦い方をやったのだろうか?」という事。(もしかしたら、前半は守って相手の足が止まった後半勝負というプランが15渡井の負傷で崩れた結果なのかもしれない)
国体がU-18からU-16の高校1年生の大会になったことで、高校3年生の県選抜チームは、目標とする大会の無くなった大義無き選抜チームとなった。仮に国体に向けた強化という位置付けで今日の試合に臨んだとしたら5バックで試合に臨んだだろうか?
何のために県選抜チームを作って、何のためにSBS杯を戦っているのか?その位置付けが分からないまま試合に臨んでいるような気がしてならない。
大義なく寄せ集められたチームが守りを固める試合をやって観客は何か感じるものがあるのだろうか?
今日の試合で一番目に付いた選手は7清水颯。中盤の底から的確にボールをさばいていた。そして何より前半決定機の望月へ出したスルーパスは見事だった。

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U-19日本 0ー1 U-19コスタリカ

得点
後半20分 12のシュートがDFに当たりコースが変わってそのままゴールイン

得点には至らなかった決定機
前半2分 (日)10岩崎のクロスを9吉平が合わせるがGKセーブ
前半7分 (日)14安井がナイストラップからのスルーパス、抜けだした10岩崎がシュート放つが枠外
前半16分 (日)18管のFKを9吉平が頭で合わせるが枠外
前半39分 (コ)17がドリブルで2人抜きシュート放つがGK1小島ファインセーブ
前半40分 (コ)12がドリブルシュート放つがGK1小島ファインセーブ
後半1分 (コ)CKを6ダイレクトでヒールで合わせるが枠外
後半7分 (日)10岩崎がシュート放つがポスト直撃

日本スタメン
      1小島
2長谷川5濱  4杉岡 3古賀
    8梶山 15原
 18管        14安井
    9吉平 10岩崎
交代
後半10分 吉平→13中村
後半15分 梶山→16針谷
後半27分 管→11田川(田川がFW、岩崎が2列目)
後半33分 安井→7野田(野田がDH、針谷が2列目)


コスタリカスタメン
   1
 3 13 15
  8 20
11  14  17
  9 12
交代
後半13分 14→10
後半13分 3→19
後半22分 15→16
後半22分 12→7
後半31分 9→4
後半31分 13→5


感想
両チーム積極的に攻め合う見ごたえのある試合だったが、互いに決定機を決めきれず、後半コスタリカのシュートが日本DFに当たりコースが変わったボールがゴールイン。これが決勝点となり1-0でコスタリカが勝利した。
日本は試合開始と同時にスタートダッシュ。前半開始早々から積極的に攻め込みコスタリカゴールを脅かした。前半15分過ぎに日本のスタートダッシュもおさまり試合が落ち着き、その後は矢や日本がペースを握るも拮抗した試合展開が続き、最後は少ないチャンスを決めきったコスタリカが勝利した。
日本はU-19となっているが、ほとんどが高校3年生の代表発召集という選手ばかりのチーム。夏の全国大会で活躍した選手達をテスト招集した大会という位置付けとなっている。
夏の全国大会が終わったばかりでコンディションはベストとは程遠い選手ばかりで、初対面の選手ばかりという、色々と難しい状況の日本代表だが、U-20W杯のアジア最終予選まで2か月を切り時間の無い中で、即戦力を見つけることが今大会の日本代表の大きな目的だったと思う。時間の無い中で即戦力を見つけるには、厳しいコンディションの中でも存在感を出せる選手という事になる訳で、今大会でそういう選手が出てくるのかが今大会のU-19日本代表の一番の注目ポイントという事になると思う。
結果的に今日の試合で存在感を出していた選手は、10岩崎、16針谷、13中村の3選手という事になるかと思う。
10岩崎(京都橘)は前線で積極的に動き回りチャンスメイクに多くからんでいた。
16針谷(昌平)は広島のインターハイでも2試合現地で見たが、「この選手、本当にうまいな」と感じた選手であり、今日の試合でも攻撃のスイッチとなるプレーを何度も見せていた。
13中村(柏Y)は現在高校2年生で飛び級での召集だが、高校生離れした大幹の強さを見せていた。
U-19日本代表については、今大会でブレイクして今年10月のアジア最終予選に生き残る選手が出てくるのか注目していきたい。