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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

日本代表 ジャマイカ戦

2014年10月10日 21時18分07秒 | A代表
試合終了のホイッスルと同時に更新する日本一早い(?)日本代表戦評。
現地観戦をせずTVでしか見ていないのに、しったかぶりして言いたい放題。

日本1-0ジャマイカ

なかなか追加点を奪うことが出来なかったが、未だ勝ちなしのチームには良い調整試合。「こんな試合をしたいんだ」というイメージをみんなで共有することが出来た試合だった。
アギーレジャパンは両ウィングがサイドに張らず中に絞ってくるシーンが多い。その為1トップに求められる仕事がポストプレーを求められたザックジャパンの時とは大きく異なり、周りと連動する動きが求められている。そういう意味で今日の岡崎の1トップはハマっていたと思う。
今日の試合では中央に絞ってくる本田と武藤を岡崎が動き回ってうまく連動していた。さらに中盤の香川と柴崎が前線の選手に絡んでいた。これはアギーレが就任時会見で言っていた選手同士の距離感をコンパクトにするという狙いが実践できていた試合内容だったと思う。ただし、後半途中から全体の運動量が落ちてしまい全体的に間延びしてしまっていたのは残念だった。
追加点を奪えなかった攻撃については、最後のすり合わせが噛み合っていなかった印象。前半は運動量が多さでごまかしていたが、後半は効率的な動き出しのかみ合わせが無くほんの少し局面で時間がかかってしまいDFの網に引っ掛かっていた。これは今後少しずつすり合わせていくしかないかと思う。
守備面に関しては中盤の底での細貝の潰しが効いていた。細貝がしっかりアンカーの仕事をすることで他の中盤の選手の役割分担も明確化していた。
最後に宮本氏の解説が非常に良かった。日本サッカー界全体のレベルアップのためには、質の高い解説が必要だと強く感じた。

西川:出番は少なかったが安定したセーブを見せた、ボールをつなぐ足元の技術はさすが
長友:狭い局面でも落ち着いている、あまり前線には顔を出さず後ろでバランスを取る
森重:相手の攻撃にしっかり対応。やはりCBの方が落ち着いている、後半流れが悪くなった時間帯に流れを悪くするパス
塩谷:空中戦で安定した対応。ロングフィードで1発を狙う場面もあり
酒井:地元での代表戦、積極的に攻め上がった
細貝:本来のポディションで中盤の屋台骨を支えた、縦パスを受けた相手に前を向かせない対応でゲームを締めた
柴崎:中盤に落ち着きを与えるボールさばき、フィジカルコンタクトの弱さを露呈
香川:得意の動きながらボールに絡むプレースタイルは中盤の潤滑油となった、ただ本来は油でなく主役にならなければいけない存在
本田:攻撃での存在感はあったが決定機を決めきれなかった
武藤:積極的な守備でマイボールの時間を増やした、攻撃に関してはあともうひとつ
岡崎:前線で動いて、動き直して、絡んで、周りの連動を引き出す
小林:代表デビューも周囲のフォローが無く自分らしさを出せず
柿谷:岡崎のやっていた仕事をうまく引き継ぎ流れを引き戻す
太田:短い時間で持ち味の左足クロスを見せた
田口:時間短く評価無し