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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

総体県予選2014 準々決勝@清水総合

2014年05月31日 17時19分56秒 | 高校サッカー・クラブユース
清水総合にて総体予選準々決勝を観戦

桜が丘 6ー0 浜松湖南

得点
前半30分 スローインから10信末のクロスを8大石がヘッド
後半6分 10信末のクロスを9出口がシュート
後半10分 8大石のCKを5越水がヘディングシュート
後半25分 8大石のドリブルシュート
後半33分 6鈴掛のミドルシュートがハンドでPK、10信末のPKをGKが止めるも、そのこぼれ玉を10信末がつめる
後半37分 25野木のクロスを15山田がシュート


得点には至らなかった決定機
前半5分 (桜)11金山のサイドチェンジから8大石のドリブルシュート、GKがファインセーブ
前半31分 (桜)9出口のパスを受けた11金山のシュートがポストにはじかれる
前半32分 (桜)11金山のパスを受けた10信末のシュートが枠外
後半9分 (桜)6鈴掛のミドルシュートをGKが止める
後半15分 (桜)11金山のシュートを15山田がさわりコース変えるも枠外
後半17分 (桜)11金山のFKを6鈴掛がシュートするもGK止める
後半23分 (桜)8大石のクロスを15山田がヘディングシュートするもGKが止める
後半38分 (桜)11金山のクロスを15山田がヘディングシュートするもポストにはじかれる
後半38分 (桜)10信末が振り向きざまシュートするもGK止める
後半39分 (湖)8シュートするもGKセーブ


桜が丘スタメン
      1遠藤
3深澤 5越水 4石井 2水野
    6鈴掛 12杉本
 8大石       11金山
    10信末 9出口
交代
後半0分 出口→15山田
後半24分 杉本→13明石
後半27分 大石→25野木


浜松湖南スタメン
   1
 5 7 2
10  6  4
   8
 13 9 11

交代
後半0分から13が2列目に入り2トップにシステム変更
後半4分 13→15
後半25分 7→23(5が3バック真ん中、23が3バック右)
後半29分 2→14
後半29分から以下のとおりポディションチェンジ
   1
 23 5 4
10  6  14
  8 15
  11 9


感想
桜が丘が大勝した試合だった。
湖南は3バック3トップシステムだが、両サイドが最終ラインに入る時間帯が多く実質5バック状態。それでも前線に3人配置し中盤を省略してカウンターを狙っていた。
前半は桜が丘が攻め込むも、湖南が集中した守備で桜が丘になかなか決定機を作らせない時間が続いた。攻めあぐねていた桜が丘だったが、徐々に圧力を強めると湖南は前線の3人も中盤に戻って守備に追われるようになり、湖南は前半途中から実質0トップ状態、カウンターの心配のなくなった桜が丘はボランチの攻撃参加が増え桜が丘が押し込むようになった。結局前半30分に桜が丘が寄り切って先制。
後半になると湖南の運動量が落ちたことで守備のマークが甘くなり桜が丘の一方的な試合になった。湖南は前半最終ラインに人数をかけていたことで、中盤の選手にかかる負担が多く中盤のプレスは前半で消耗してしまった。
湖南の7は試合中ずっと右足を引きずりながらのプレー、痛々しくて見ていられなかったが後半25分にベンチに下がるまで湖南DFをよく統率していた。


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静学 2ー2(PK2ー4) 聖隷

得点
前半5分 (静)4石渡?の縦パスに抜けだした11木戸のシュート
前半34分 (聖)2鈴木のクロスを9藤田がシュート
後半1分 (聖)16高林栄のクロスを2鈴木がシュート
後半24分 (静)8小寺のパスを受けた14旗手のシュート


得点には至らなかった決定機
前半9分 (静)6中澤からのパスを受けた7辻がシュートするもGKがファインセーブ
前半20分 (静)8小寺のパスを受けた10名古のシュートが枠外
後半4分 (聖)CKから9藤田gシュートもポストにはじかれる
後半6分 (聖)6古田のパスを受けた7北島のシュート打つも枠外
後半31分 (静)9本藤がドリブルシュート打つも枠外



静学スタメン
      1大杉
24御友 4石渡 5加佐 23竹内
    8小寺 9本藤
 6中澤  7辻   10名古
      11木戸
交代
後半11分 辻→14旗手
後半17分 木戸→13加納


聖隷スタメン
      21山口
5糸繰 3高林潤4池谷 24佐伯
    6古田 7北島
 19本多       16高林栄
    2鈴木 9藤田
交代無し

感想
聖隷が静学にPK戦の末、競り勝った試合だった。
互いに中盤からパスを繋ぎポゼッションするスタイルのチーム同士、お互いの特徴を出し合った試合内容だった。
シュート数は静学13:聖隷6だったが、決定機の数は同じくらい、聖隷が中盤からの厳しいプレスで静学攻撃陣から自由を奪い余裕を与えなかった。
聖隷は中盤で厳しいプレスをかけていたが、後半も運動量が落ちることがなかった。後半静学に同点に追いつかれた後も一方的に静学に攻め込まれることがなく、反撃してチャンスを作り出すなど静学相手に聖隷が全く引けのとらない試合を見せた。
とにかく聖隷の良さが目立った試合だった。後半になっても落ちない運動量と中盤でのプレスの強さ、6古田7北島のダブルボランチのハードワークに、昨年からDFラインを統率している5糸繰と4池谷を中心としたDFラインの落ち着きも見事だった。
ジュビロの下部組織やホンダの下部組織出身がスタメンの大半という聖隷選手達は、クラブ出身らしい基本技術の高さと、よく声の出る気持ちの強さが融合した良いチームだった。