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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

静岡県W杯代表選手

2014年05月14日 21時02分53秒 | その他
98年:10人
02年:7人
06年:3人
10年:4人
14年:2人

W杯の日本代表メンバーの静岡県出身選手の人数の変遷。
※静岡県出身者または、静岡県の高校サッカー部に所属していた選手の人数

見てわかるとおり、98年の時は全体の半数近くが静岡県出身者だったのだが、今回のW杯メンバーは過去最低の2人という事になった。
この数字を見てよく聞くのが「静岡県のレベルが下がった」という声。
だが、私は全くそのようには思わない。


23人中10人が静岡県関係者という日本代表メンバーは「静岡県がスゴイ」というより、「日本全体にサッカーが浸透しおらず、マイナースポーツから抜け出せていない」という事実を如実に物語っている数字といった方が良い。

今回のブラジルW杯日本代表メンバー23人の出身地を見てみると複数人代表選手を輩出した都道府県は5府県。
内訳は、静岡県・大分県・鹿児島県・兵庫県・大阪府で人数はいずれも2人。3人以上の代表選手を輩出した都道府県は1つも無かった。
※出身校ではなく出身地。例えば本田は石川県ではなく大阪府。

これは日本全国のサッカーの裾野が広がりレベルが高くなったことを意味している。
日本のサッカーレベルの地域差が無くなっている事を示すデータといっても良い。
そんな中で静岡県は、まだ複数人の代表選手を輩出する日本トップレベルの都道府県であり続けているという事も同時に実証している。
この10年から15年の間で日本全国のサッカーレベルが上がったことは間違いないが、静岡県のレベルも上がっているという事も間違いない。