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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

各県選手権予選 波乱続出中

2011年11月13日 22時24分43秒 | 高校サッカー・クラブユース
各都道府県で選手権予選が行われている中、各代表校が続々と決まっているが、今年は波乱が続いている。

神奈川県:総体優勝の桐蔭学園が敗退
兵庫県 :昨年選手権優勝の滝川第二が敗退
京都府 :昨年選手権準優勝の久御山が敗退
島根県 :昨年の選手権ベスト4.総体ベスト4の立正大湘南が敗退
大阪府 :総体ベスト8、プリンス関西3位の大阪桐蔭が敗退
鹿児島県:優勝候補筆頭の神村学園が敗退
広島県 :県3強の内、広島皆実・瀬戸内の2チームが決勝まで残れず敗退
福井県 :大本命だった丸岡が敗退
愛媛県 :総体ベスト16、総体での活躍で注目を集めた松山工業が敗退
群馬県 :総体ベスト8の前橋育英が敗退
熊本県 :プリンス九州1部首位の大津が敗退

全国で波乱続きだが、1つうれしい結果報道も届いた。
それは岩手県。
岩手県代表は盛岡商業、3年前の選手権優勝を見てその春に入学してきた有望選手たちが今年3年生になった。
一昨年・昨年は共に優勝候補に挙げられながら決勝戦で共にPK戦までもつれ込んだ末に敗れ準優勝だった。
昨年も一昨年もチーム力は準優勝だった盛岡商業の方が上だっただけに、岩手県の高校サッカーファンはここ2年結果の出ない岩手県代表校に対して歯がゆい思いだっただろう。
そんな今年の盛岡商業にはベガルタ仙台入団内定のMF藤村という注目選手がいる。
1年生の時スーパールーキーとして1年生からスタメンで起用されていたが、決勝戦延長でも決着がつかずPK戦突入、この1年生藤村がPKを外してしまい盛岡商業は全国切符を逃した。
2年生の時、チームの中心選手として試合に出ていた藤村だったが、決勝戦は堅守の遠野相手に攻め込んだが延長でも崩すことが出来ず昨年同様PK戦突入、またしても藤村がPKを外してしまい盛岡商業は全国切符を逃した。この時は自分もTVの前で「藤村またやっちまった」と頭を抱えたのをよく覚えている。
そして今年、決勝戦は過去2年のうっ憤を晴らすかのような7-1での盛岡商業の大勝。後半には流れの中から得たPKを藤村が「3度目の正直」でキッチリ決めついに盛岡商業が全国切符を獲得した。
久しぶりに優勝候補が順当に優勝した岩手県。盛岡商業のファンのみならず、岩手県の高校サッカーファンにとっても「今年は選手権で結果を出す」と気合が入っているだろう。

Jユース杯 @日産フィールド小机

2011年11月13日 15時58分45秒 | 高校サッカー・クラブユース
日産フィールド小机にてJユース杯予選リーグを観戦

Jユース杯は昨年までは8月位から予選リーグが始まり2回戦総当戦を行っていたが、今年からはプレミアやプリンスが通年リーグになったことにより、開幕が遅くなり1回戦総当たりのリーグ戦になっている。
予選リーグは9つのリーグに分かれて、各リーグの1位チームと2位の中で成績上位7チームが決勝トーナメントに進出する。

今日観戦した清水Yと横浜FMYはグループD。
グループDで決勝トーナメント進出の可能性を残しているのは以下の3チーム。
1位 清水Y 勝点6
2位 新潟Y 勝点6 
3位 横浜FMY勝点4
新潟Yは全試合消化済みで清水Yと横浜FMYの試合結果次第の展開。
清水Yはこの試合1点差での負けまでならグループ1位となる。また4点差以上で負けた場合は新潟Yがグループ1位、横浜FMYがグループ2位となる。
横浜FMにとっては点差以上で勝たなければ、この試合が3年生にとって引退試合となる。
そんな状況で行われた試合。


清水Y 1ー1 横浜FMY

得点
前半7分 (横)中盤で10熊谷が8伊東渉からボール奪取、そのままドリブルで上がりスルーパス、これを9斉藤彰が決める
前半32分 (清)ゴール前で11柏瀬からのスルーパスに抜けだした14伊東直のクロスを12石毛が合わせる


清水Yスタメン
      1瀧川
19水谷 2西川 3犬飼 27菊池
    8伊東渉12石毛
 10山崎 9影山 14伊東直
     11柏瀬
交代
後半19分 伊東直→18加賀美
後半22分 水谷→22柳沢
後半31分 山崎→23佐藤
後半43分 影山→13大木(大木が右サイド、佐藤がDH、石毛がトップ下)


横浜FMYスタメン
      1鈴木涼
2木村 4金沢 5原田 6山田
    8喜田 10熊谷
 18村原 9斉藤彰7鈴木雄
     11伊東海
交代
後半23分 村原→12田中
後半24分 熊谷→17斉藤一(斉藤一がトップ下、斉藤彰が左サイド、鈴木雄がボランチ)
後半28分 山田→24高野 


感想
前半は横浜ペース、この試合で4点取らなければ行けない横浜は試合開始からかなり飛ばしてきた。
前半7分に先制するが、他にもこの時間帯に2回は決定的なシーンがあり決めておきたいところだった。
前半に勢いよく飛ばしてきたチームというのは、総じて前半の約20分で一度息切れを起こして勢いが止まる。
今日の横浜も前半途中から勢いがなくなったが、その隙を清水が見事について、それまでほとんど攻撃の形をつくれていなかったが、ワンチャンスをものにして同点においついた。
後半は清水ペースだったが、清水は決定機を決めきることが出来ず結果引き分けに終わった。
横浜は10熊谷がスタメン出場。U-18のタイ遠征から帰ってきたばかりでの強行出場だったが、前半はスケールの大きなプレーを連発していた。後半になるとさすがにバテたようで足が止り途中交代していた。
横浜は結局今期は全くと言って良いくらい結果を残すことが出来なかった。個々の能力に関しては昨年に比べると全体的に小振りかなという感じだった。
清水はこれでグループ1位通過が決定。前半は横浜の勢いにのまれたが、その後はしっかり立て直した。ただ十分勝てる試合だったにも関わらず決勝点が奪えなかったところが課題か。
この試合で目に付いたのは、清水の12石毛と横浜の10熊谷。熊谷に関しては好不調の波がある選手という印象があるが、自分が見た試合の中で初めて良い選手だなと感じた。