京都東山の山すそに沿って銀閣寺から南へ続く哲学の道、哲学者西田幾多郎などがよく散歩していたのでこの名が付いたと思いますが、私も学生時代偉そうにも友人とよく歩きました。
哲学の道の近くに法然院があります。
「不許葷辛酒肉入山門」の石碑が建っていて、若い時はこの文字はここだけのものだと思っていましたが、他の寺院の門前にもこの注意書きは見られますね。
「くんしんしゅにく山門に入るを許さず」《餃子や焼き肉で一杯飲んだ人は入ったらダメ》と言うことです。
法然院の山門も良いですし、くぐった所がなかなか絵になってる寺で、若い時の私の感性をくすぐりました。
この日も雨上がりで、老年になっても良いですね。
入った右手の講堂で、小学校からの麻雀以上の友達が、展覧会を毎年開いています。
島に行ってる間は行けなかった彼の展覧会に久しぶりに行ってきました、会場には他の友人も丁度来ています。
以前彼から聴いていた話で、記憶違いがあれば許してください。
古くから日本には三種類の染色法があります。
いわゆるろうけつ染め・絞り染めの2種と夾纈染めの三つ、三纈(サンケチ)です。
聞きなれない夾纈(キョウケチ)は、二枚の板で布を挟んで、その間に染料を入れて染める方法です。
夾纈は正倉院の宝物の中には有るのですが、その技法は途絶えてしまい、彼がなんとか独力で、職人としてそれを再現しました。
正倉院と同じようなものも作っていますし、
夾纈の技法で新しいものも作っています。
日展作家の一点物なので、高く売れてるようですし、私たちとの麻雀もひかえて、もう20年ぐらい頑張ったら、人間国宝か文化勲章に手が届くかも。
返事
花水木さん:息子はもうお嫁さんに任せていますし、
娘は向こうのお母さんにお任せしています。
大雪男さん:街中の車の運転にもだいぶ慣れましたが、
まだ夜とバックは恐ろしいです。