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36. 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ
清原深養父(キヨハラノフカヤブ)(9世紀末期~10世紀初め)
「夏の夜、綺麗な月に見とれていたので、まだ宵のうちと思っていたら明け方になってしまった。これでは月も沈む間もないので、雲のどこかに隠れているのでしょう。」
とロマンチックに詠った深養父さん、この後出てくる第42番の清原元輔の祖父であり、第62番の作者清少納言はひ孫にあたります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/89/eeb69cb629c00a12f7a0eb402abe4a02.jpg)
36. 夏の日は もう宵なのに 明るいよ
日本のいづこか 西の端らむ
夏の・は・宵な・明・のいずこ・らむ 14字 同じ
「ここ奈留島では、宵と言ってもまだまだ明るいです。夏なら20時でも明るいですよ。
それもそのはず、ここは日本の西の端、東京から比べたら1時間ぐらい時差があるんですもの。」
夕方近くに城岳の展望台に登っても、まだまだ陽は沈んでいませんし、周囲は明るいです。
山の影になる所では、少しづつ暗くなって、運動場のナイターも点灯されていました。
奈留島の季節の状況がよく判る、上手に変換された一首となっています。
最後の「らむ」は推量のらむなので、本当は「西の端です」と断定した方が良かったかもしれませんが、日本にはもっと西の端があるので、これくらいで遠慮しておきました。
返事
喜珍さん:出来れば奈留島を詠った百人一首でお願いします。
花水木さん:昔の女優は綺麗でしたね!
キム・ノバック、リズ・テーラー、グレス・ケリー、クラウデア・カルディナーレ、モーリン・オハラ、ミレーヌ・ドモンジョなどなど、
その中でもドヌーブ綺麗、「昼顔」どきどきして観ましたが内容は期待?はずれ・・・。
大雪男さん:奈留島に留学生を迎える考えはあるようですが、
こちらの生徒が福江に行くという考えは斬新ですね。