島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首32

2013-07-05 | 奈留島百人一首
 
 32. 山川に 風のかけたる しがらみは
           流れもあへぬ 紅葉なりけり

                 春道列樹(ハルミチノツラキ)(平安時代前期)
 山川は(やまがわ)と読んではじめて、山の中の谷川になるそうで、(やまかわ)と読んでしまうと、「山と川」の意味になるそうですよ。
 「しがらみ」は、杭を打ち、柴や窒メんで川の流れを堰き止めたもので、列樹は有名な歌人ではなかったようですが、「風が作ったしがらみ」の表現が評判になって、名が知られるようになったそうです。
 「ようです・そうです」と、この知識はまったくの本の受け売りです。
 子供の時から、何も浮かばず考えずに、小さな川の流れを堰き止めている落ち葉を除いて流れを作る遊びはしていましたが、それを歌に表現するか出来ないかが才能の違いでしょうね。
  
 32. 海岸に 風に泳ぐか 鯉のぼり
           流しはないが 幟なりけり

              に・風・流・なりけり  9字 同じ
 町ではあまり見かけなくなった立派な鯉のぼり、奈留島では鯉のぼりが海からの風を受けて堂々と泳いでいるので、余計に立派に見えます。
 吹流しはなくて、その代わりに名前を染め抜いた大きな幟が、鯉のぼりと同じようにはためいているのが、奈留島の(九州のかも)特徴です。
  
 吹流しが付いている鯉のぼりもありましたが、京都で見る五色の吹流しでなく、やや胴太のものですし、鯉のぼりの揚げ方は、掲揚台のロープに窒汲ムつけ、これに鯉のぼりを結びつける方式が多いいです。(これも九州の特徴か)


   返事
花水木さん:高校時代、「け」を語尾に付けて、「きたない言葉」と、
    よく親や周りの大人に怒られた気はしますので、京都の学生言葉では?
コメント (1)
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