徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーネパール・カトマンズ・異教徒禁止の寺院に入るー4月16日

2012年04月18日 | 南アジア
もう明日(17日)でネパールともお別れなので、
今日はパシュパティナート寺院方面に行くことにした。

 リキシャワーラー(人力車夫)と話を付けて人力車で出かけた。
    
    パシュパティナートまでは結構な距離だ
    そして登り坂だ。
    車夫は自転車から降りて、車を引く。
    ワタシは「客」だから、降りて協力などしない。
    空気が悪いので、車夫は手ぬぐいでマスク代わり、
    ワタシはマスクだ。

    
    40分ほどでパシュパティナート寺院界隈に到着した。
    
    サドゥーがいる
    
    
    
    パシュパティナート寺院の周りまでは外国人が入ることができる
    ようだ。
    外国人は、この周りに入るだけでも「入場料」を取るようだ。(不確かだが)
    
    ワタシの格好は「マスク」に「ネパール帽」に「サングラス」
    これで完全にネパール人ネ。(笑)
 
    で、どこでもスッスッと入って行けたのだ。(笑)

   そして、靴を脱いで、パシュパティナート寺院の中にも入って行った。
   実は、このヒンドゥー寺院の中には「異教徒」は入ることが出来ないのだ。
   そんなことを知らないワタシは入って行き、
   大きな黄金のナンディー(聖なる牛の像)やらハヌマーンやらを見て
   写真を撮った。
   すると、女性と男性の警備員が駆け付けてきて
   「写真撮影禁止です!今撮った写真をディレート(消去)してください」と
   ネパール語で言った。
   ワタシは「ゴメンナサイ」と言って、撮影した写真を消去して
   確認してもらった。
   「カメラ持って入ってはだめです。カメラは入り口で預けてください」と
   言われ、彼女とともに寺院の外に出た。

   で、若干不審に思った警備員の彼女はワタシに尋ねた。
   「あなた、どこから来たの?」
   ワタシ 素直に
   「ワタシ、日本から」
   「あらーーーっ!ダメダメ、このお寺の中に入ってはダメなんです」
   「全然知らなかった。ごめんなさい」

    事はこれで済んだ。

   今、思うと、写真さえ撮らなかったら、お寺の中では誰も気が付かなかった
   はずだ。
   む~~~~っ、惜しかった。

   このパシュパティナートの裏にはバグマティ川が流れており
   (決してきれいな川でも大きな川でもない)
   この川がインドのガンジス川まで流れ込むというので、
   ここで荼毘に付し、遺灰を川に流せば、ガンジスに流れ込むと
   して、聖なる場所とされているのだ。
      
      
      
      遺体を川の水で最後の「沐浴」を形式的に行い
      
      焼き場(ガート)に運ぶ

      他のガートでは
      
      
      インドより薪の量が少ない。
      係員が棒で突き、早く火が通るようにする。
 
      あたりには異様な臭いが漂う。

      マスクをしてきてよかった。

      ここは、写真撮影 「可」なのだ。

      光景を見るのも咎められない。

      

   こうして、いろいろ体験し、リキシャで再びホテルの近くまで戻った。

   そして、車夫にお金を支払う段階になって、ひと悶着。

   待ち時間1時間の予定をオーバーしたし、往復の距離が長いので
   1200ルピー(1200円)にしてくれとゴネ出した。

   500で話をつけたではないか、とワタシはヒンディー語、
   車夫はネパール語で口論。
    彼は片道500だと言いだす。
   バカヤロー、タクシーだって200で空港まで行くんだ。
   なんで500だ。往復500と言っただろ!
   警察に行こうじゃないか!

   これを聞きつけ、土産物屋のおやじや他のリキシャの車夫が寄ってくる。

   ネパール人対インド人とワタシ。

   ネパール語対ヒンディー語の口論だ。

   結局、1000ルピー払ったが、ワタシは捨て台詞
   「お前、大金が入ったから、もう今日は仕事しないんだろ?
    俺は、分かってんだよ。お前ら、みんなそうじゃないか。
    金が入ると仕事止めて酒を買いに行く。違うか?」

   車夫はニヤニヤ笑いながら去って行った。

   残った別の車夫と店主が、「あんた、なに人?」

   気分直しに、最後の夜だから「安食堂」に行った。(笑)

     
     客がいないのがいいね~~~。
     ここの「モモ」(餃子)は「小龍包」みたいに、汁が出てきて
     うまかった。値段も100ルピー(100円)だった。
     チベット料理の最後の「締め」は
     
    「トゥクパ」
     ところが、この「トゥクパ」はインドのインスタント麺
     通称「マギー」だった。
     でも、本物の「トゥクパ」のぼそぼそした麺より、麺らしく、
     当たり前だ!(笑)
     スープも「カレー味に醤油」が加味されていて野菜もたっぷりで
     満足した。      
    
            
      
    
    
    
   

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーネパール・ポカラからカトマンズー4月15日

2012年04月18日 | 南アジア
このところ、Wi-Fi がスムーズに使えるホテルにいるので、
怒涛のブログアップだ。(笑)

 ランクの高いホテルほど、通信速度の速いWi-Fi装置を設置しているようだ。

 おかげさまで、昨日(16日)今日(17日)の閲覧者数は800人を越え
 訪問者数も150人を越えています。
 どうも、この「閲覧者数」と「訪問者数」の関係が、
 ワタシにはよく理解できないのですが・・・・
 なにはともあれ、ブログ170万ブログのうち、
 9047位にランクアップされました。
 訪問者が200人を越えた時もありました。
 その時は7千番台にランクされたりします。

  ありがたいことですが、いい加減なワタシのブログを覗かれた方に
  対して、責任の重さを感じます。(ホント~~~?)
  初めてワタシのブログを覗いた方は、
 「このオヤジ、自己顕示欲が強いんじゃないの!自分の醜い写真を載せて」
 と、お思いの方がいらっしゃると思います。

 「自己顕示欲」ではなく「生存証明」のために、「アリバイ工作」のために
 自分の写真を載せなければなりません。

 また、生い先短い、老人が旅の途上で痩せたりした姿に
 関係者が「心配してくれる」かも知れないのです。

 平均3泊4日で転々として10ヶ月ですよ。
 「水」も変われば「まくら」も変わる生活にも拘わらず
 現実は体重が増え、お腹は前にせり出し、醜くなってきました。(笑)

  今や、デジカメ写真の合成や他のブログからの写真のコピーなど
 やろうと思えば、簡単に出来てしまいますので、
 外国に出かけなくても、出かけたつもりでブログだって作ろうと思えば
 簡単にできることです。

  そんなこともあっての、醜いワタシの添付写真ですので
  ご理解とご容赦願います。(頭を下げる)

 さて、ポカラで昼過ぎにトレッキングを終えたワタシは、
 本来ならば、昼飯を食べながらビールで喉を潤すのだが、
 今日は、昼にビールを飲むのを我慢した。

  ビスケットとコーラで空腹を満たし、昼寝をした。

 夜になるのを待って、再び「唐人街」レストランに行った。
   
    「紅焼豆腐」 160円(13元)、「野菜炒麺」150円(11元)
    この安さ! 
    中国の田舎町の食堂なみの値段だ。
    これで、ビール2本(これが高い)で合計840円だ。

   丁度、ワタシのテーブルの前のテーブルに広州から来た
   若い女の子が二人で食事していた。
   どうもひとりの「箸の持ち方」が気になる。
   「箸文化圏」の中国人でも、ひどい箸の持ち方をする人がいるもんだ。
   そうそう、タレントの「鶴瓶」(つるべい?)みたいな箸の持ち方をする。
   まあ、日本人も箸の持ち方がなってない人もいるのだから・・・・

   そのうち、食事を終えた彼女たちに店員が
     「好吃嗎?」(おいしいですか?)と訊いた。
   ふたりは声をそろえて
     「不好吃!」(マズイ!)と答えた。

    あ~~あ、この若い二人、
   自分で稼いだ金で海外旅行をしているのではない。
   親の金で海外旅行して、食事しながら携帯で電話して・・・・

   こっちの飯がまずくなる。

   さて、それはそれとして、
   翌朝、ポカラから再びバスでカトマンズに戻る。
   
   カトマンズ行きのバスは今日も隊列を作って、午前7時半に出発だ。

   ところが、次の街らしきところを通る時、バスは停止させられた。
   
   今日は「ストライキ」だと言う。
   商店、交通機関はストップ。
   機動隊も出ている。

   この町の「ストライキ」のリーダーが運転手となにやら話をする。
   やがて、バスは出発した。
   「長距離バス」は、このストの影響を受けない便宜が図られているらしい。
    
    様子を見る人達
    

    トラックは全面ストップなので、逆に、道を走る車がないので
    バスは快適に飛ばす。

    予定よりも早くに昼食を取るドライブイン・レストランに到着。
    
     今度は、このブッフェの勝手がわかったので
    
    たっぷり取る。(笑)魚のカレーも取る。
    
    やがてバスは標高300メートルくらいから、峠を登る。
    
    標高1300メートルの高さまで登り、再び少し下ると
    そこはカトマンズだ。

   今回のカトマンズのホテルは、いつも使っているホテル・サイトの
   ポイントを利用して、1泊1000円(朝食込)で宿泊だ。
    
    部屋も角部屋で日当たりが良いハイクラスのホテルだ。
    宿泊客は欧米の団体客が多い。
    
    
    
    
    
  

 

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーネパール・ポカラでハイキングー4月14日

2012年04月17日 | 南アジア
ポカラに来たからにはトレッキングをしたいと思った。

 ガイドを雇い、サランコットに行こうと思った。

 サランコットはポカラの街から3時間くらいで行くことができるので
 適当なハイキング・コースだ。

 ガイド料20USドル。

 午前8時出発。

 ツアー事務所に午前8時に出向くと
  まるでジョギングにでも行く格好のおっちゃんが待っていた。
     

  簡単なコースとハードなコースがありますが、どちらがいいですか?
  と訊くので、もちろん「ハード」なコースと答えた。

  湖沿いに歩き、それから山道に入り、ひたすら登ってゆく。
  通常、片道3時間のコースらしい。

 ガイドは、ワタシにトレッキングの経験があるかどうか訊いた。

 ワタシは数か月前ニ―ジーランドで5日間のトレッキングをし、
 2週間前はレーを歩きまわり、香港では100キロ・トレイルの大会に
 出場し、香港の山ガイドのアシスタントをしている、と答えた。

 すると、このおっちゃんは俄然対抗心をむき出しにし、
  Tシャツを脱ぎ、ひたすら前を行く。
    

  ワタシはマイペースを維持する。

  通常、ガイドと言うものは、30分歩いたら5分休憩するとか
  1時間歩いたら10分休憩するとか、「客」を思いやって
  歩かなければならないのだが、
  このおっちゃんは、自分が休みたい時に休むのだ。(笑)
    

  ワタシもトレイルの時は足元に集中したりするので口数が少なくなる。
  だから、ガイドのおっちゃんが全然話しかけてこないのは
  とても助かる。

    
    トレッキング 証拠写真

   山の中にも村があり、
    
     羊を追う農村風景や

    折から、ネパールの正月2日目にあたり
    この山の村では、寄りあいなのか、集会が開かれ
    
    
     集まった人にふるまう食事の準備で忙しい 

    また、別の村では、女たちが寄り集まり、なにやらお金のやり取りを
    している。
     
     今年度の自治会費でも集めているのか?(笑)

     このような風景を見ながらサランコットの展望台に到着した。

    朝8時に出て10時に展望台に到着したのだから2時間の行程だ。
   サランコットの展望台からはヒマラヤの山々が眼前に広がっている
   はずだった。

   だが、雲でかすんで見えない。
     
    
    
     展望台の茶店でガイドにコーラを御馳走し、
     20分ほど休憩して、戻ることにした。

    ガイドはまた訊いた。
     今来た道を戻るか、それとも簡単なコースを戻り
     途中で車に乗るか?

    ワタシは、もちろん今来た道を戻ると答えた。

    湖側は天気が良いので遊覧飛行
    
    や
    
    パラグライダーが飛び交う
    
    よく接触しないものだ
    山の狭い段々畑で
    
    牛を追い畑を耕している

    そのうち、ガイドのおっちゃんが、「トイレ」(雉撃ち、ウンチ)に行くので
    先に行ってくれと言いだした。(笑)

    ワタシは、もう道が分かったのでドンドン下って行った。

    湖畔に出る頃、やっとガイドのおっちゃんが追い付いて来た。

    湖南の道はデコボコが少ないので
    「走ろうか」とガイドに言ったら
    「えっ?なんで?」
    「平坦だから」
    「????」ガイド  唖然!

    事務所に正午過ぎの戻り、顔を出すと
    「もう戻って来たのですか?」と言われた。
    
    ガイドのおっちゃんと記念写真。

    ガイドはシェルパ族で、ネパール的な顔立ちかと思ったら
    このおっちゃんはネパール人的顔ではない。(残念)
    どちらが「ガイド」か分からない。(笑)

    ガイドが徒対抗心を持つと、こちらも対抗心を持つ
    翌日から筋肉痛が始まった。

    体がなまっていた証拠だ。(反省)
    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーネパール・ポカラ徘徊ー4月12日~

2012年04月17日 | 南アジア
カトマンズからバスでポカラに行く。

 朝7時発のバスだ。ポカラ行きのバスは
    
    カンティ・パト(Kanthi Path)という所から、各社のバスが一斉に出発する。
    乗客は自分の乗る会社のバスを探し、荷物を預けて出発を待つ。

   バスは隊列を作り、標高1300メートルのカトマンズから
    
    
    
    どんどん下って、ポカラ方面に向かう。
    
    
    

    途中、レストランで「ランチ・タイム」がある。
    
    昼食込の料金を払った人には「食券」が渡され、ブッフェだ。

    約7時間でポカラに到着した。
    ポカラでも宿は
    
    1泊1100ルピー(1100円)の中級ホテル。
    湖の近くのホテルだ。
     ポカラも観光開発され、なんだか街はどこにでもある
    観光地のような感じだ。
     ネパールは中国には入国ビザ免除をしているので、中国人旅行者も
    多い。
    なにしろ、南西航空と中国国際航空がカトマンズに乗り入れているのだ。
    だから、中国料理店もある。
    
    豆腐が食べたかったので、この店に入った。
    
    「麻婆豆腐」を「少辛」(辛さ控え目)で注文。
    
    「餃子」は「鍋貼餃子」
    もう、これで、ビールは決まりだ!
    合計で850円!

  で、支払いの時、「埋箪」(マイダン・お勘定)と言えるのもうれしい。

  翌朝、起きて外を見たら
    
    目の前に「マチャレプレ」(6,993メートル)の絶景が
    朝日を浴びて輝いていたのでした。
    
    
    アンナプルナIII 峯がその横に!
    昨日は曇っていて、何も見えなかったのだ。

   しかし、この絶景も、午後には雲に覆われてしまった。

   湖をぶらぶらしいていると
    
    こんな格好をした人を目撃。
    サドゥー(修業僧)ではない。
    外国人(西洋人?)のカップルだ。 
    いわゆる、ひとつのファッションだ。
    サドゥーもどきだ。
    今では、こうゆうファッションの旅行者も少なくなった。
    だいたい、こんな格好をすると周囲から完全に浮き上がり状態だ。(笑)
    自分の国に帰ってもこのファッションを続けてほしい。

    インドもネパールも同様だが、服装が昔と様変わりしてしまった。

    30年前は「クルタ・パジャマ」(ちなみにパジャマってヒンディー語
    なんですよ。パジャマの発生の地はインドなんですよ)姿が
    普通にみられる、男性の服装だった。
 
    だが、今や、皆、ポロシャツや半そでワイシャツにスラックスか
    ジーンズだ。

    いまどき外で「クルタ」着ているのは「外人旅行者」ぐらいのものだ。

    女性もサリー姿は少なくなった。パンジャービ・ドレスが普通に
    なってしまった。

    夜、レストランや土産物街を歩いていたら「古都」と言う
    高級日本レストランを見つけた。

     日本酒が飲みたいので入った。
    
     料理を注文したが、出て来るまで時間がかかると思い
    「おしんこ」をつまみに飲む。
    
    B定食(串焼き、焼き鳥定食)750円
    日本円では「安い」という感覚だが、ネパールでは高額という感覚だ。
    これに日本酒1合を飲んだ。

    まあまあ、満足。

    合計支払い金額 2400円。

    ああ、言い忘れましたが、「油もの」が多かったので
    自重して、ご飯は 二口・三口程度にしました。

        
    
     
    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーネパール・カトマンズ徘徊その2ー4月9日~12日

2012年04月17日 | 南アジア
そうそう、ネパールと言えば、ヒマラヤ山脈。トレッキングや登山客も多い。
だから、山用品・トレッキング用品を扱う店も多い。

 値段も安い。安いということは、それなりの意味がある。

 ワタシも、10ヶ月履いたジョギング・シューズのソールがすり減ったので
 新しくトレイル・シューズを購入した。4500ルピーを3700ルピーまで
 値切り、ソックスを2足かって、合計で4000円だった。
 シューズはメード・イン・ベトナム。

 さて、さて、徘徊だが
    
     ダルバール広場に向かった。旧王宮のあるところだ。
    
    仕立てやさん。その場で縫ってくれる。
      
    
    
    「豆腐?」 いや「パニール」(チーズ)です。
    
    
    このダルバール広場には
     
    「クマリー・ガル」(聖少女の家)があります。
    ネパール全土から、たったひとり、聖なる少女が探し出され、
    この館で「初潮」を迎えるまで、暮らします。
    
    その入り口の前で「クマリーの絵葉書」を売る
    小汚ね~~バーさんたち(笑)
    
    中庭があり、こんな感じの館です。
    なんせ、まだ子供ですから、時には「窓」から顔を出すことが
    あろそうですが・・・・・
    
    
     愛きょうのある狛犬だよな~~~。

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