「今日は何の日?」
熱海富士が優勝するかどうかの日だ!熱海市役所の隣の健康福祉センター3階の大広間で熱海富士後援会主催のパブリックビューイングが開かれる日だ。4時からだったが3時半に会場に行くともう橋幸夫さんなどの熱海の名士たちが集っている。なんでも前方の席は熱海富士後援会の幹部連中の席だと。
まだ優勝も決まっていないのに「祝、熱海富士関 幕内最高優勝」の垂れ幕ではなく紙が貼ってある。棒状の風船(?あれなんて言うのかね)、叩くと音がするヤツを渡される。
自ら熱海富士グッズを持ち込む人も。この熱海富士の顔の布は相撲協会のグッズ販売でネット販売もしているので国技館に行かなくても買うことができるのだそうだ。集まった報道陣は橋幸夫さんや市長にインタビューしたりと盛り上がっている。
いよいよ、熱海富士と朝乃山の対戦。棒を鳴らして盛り上がる会場。「熱海富士~~!」と声を掛ける人や「朔太郎!」と掛け声が掛る。その度に棒風船を打ち鳴らす。
熱海富士のお母さんと妹が映し出されると、棒風船が一層高く打ち鳴らされる。だれかが「お母さんはまだ40台だよ」と。(笑)
祈る家族。頑張れ~~と棒風船を打ち鳴らす我ら。制限時間一杯になり、仕切る時に例のルーティンのスキップを踏むと会場から「チョン、チョン」と声がかかる。皆さん、思うことは同じだね~~。だが、残念ながら負けてしまった。「やはり、プレッシャーかな~~」の声もチラホラ。まだまだ可能性はあると言う人も。「巴戦」になれば若い熱海富士に分がある。だから高安には勝ってほしいという願いもむなしく、高安は負けて、優勝決定戦は貴景勝とだ。「本割」が終了するとビューイング会場は
報道陣がドッと全面に出てきて
観戦者にインタビューだ。絵になる人にインタビューしている。つまり土石流被害にあった人とか伊豆山地区に住んでいる人とかだ。そりゃあそうだ。それが絵になるからね~~。(笑)「熱海富士の活躍が希望になった」とかの答えを引き出すのだろうね~~。
そしていよいよ
「優勝決定戦」だ。解説の舞の海やほかの解説者の予想に反して大関貴景勝は
横に飛んではたき込みだ。「え~~~っ!そりゃあないよ!」と会場のあちこちから声が上がる。「大関の取る相撲じゃない!」との声も。あ~~あ。ガックリ!「勝は勝ちだ」と言われればそれまでだ。
花道を引き揚げる時、会場から「朔ちゃん、泣くな!」と声がかかる。ワタシはすぐにマンションに戻りテレビを観る。
午後7時にニュースに「熱海富士 優勝決定戦で地元沸くと。
海鮮丼の紹介や
パブリックビューイングの模様など。熱海市長や橋幸夫さんや病院の院長さんやら、赤いTシャツは「Team Saku」だったかな?
ワタシも映っていた。ブルーのロングTシャツにマスク。「生存証明」だ。生きています。