徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・アーグラ徘徊ー4月1日~3日

2012年04月13日 | 南アジア
タージ・マハルからの帰途、路地をさまよい歩いていると
     
     日本食の食堂らしき看板が目に付いた。
     ひやかしに、入ってみた。
     
     階段を上り、屋上にトタン屋根を付けただけ、
     客はいなかった。
     店主とおぼしきインド人が注文を取りにきたので
     メニューのなかから、「チャイニーズ・フライド・ヌードル」
     つまり、焼きそばだけれど、チャイニーズとあるから
     中国風を、あえて注文した。
     日本食メニューの中からではない。
     
     店主は「なにか飲み物は?」と訊いた。
     「ビールはあるの?」
     「あります」
     「いくら?」
     「酒屋の値段と同じ260ルピー」
     「酒屋じゃ160ルピーだよ」
     「昨日から値上げになった」
     「俺、昨日酒屋で買ったよ。160だった」
     以上、日本語の会話。
     「焼きそばのソイソースはキッコーマンね。
      それと味の素。キッコーマンはデリーに行って買ってくるので
      とても高いよ。味の素も高いよ」
     とうとうワタシは「切れそう」になり、ヒンディー語で
     「あのね、ワタシの注文したのは、フライド・ヌードル。焼きそばじゃない。
      だからキッコーマンとか味の素を使わないで、
      普通のソイソースと塩・コショウで味付けしてほしい」

      オヤジ 唖然!

      それから30分後、実に、30分後
       
       どうやったら、こんなフライド・ヌードルができるの?
       というくらい、変な味のシロモノ。
       5口くらいで食べ終わる量の少なさ。

       そりゃあ、貧乏旅行している日本人若者が、この店を気に入り
       メニューの看板を書いてやる親切心には感心するが
       「この店の日本食はおいしい」などとコメントされると
       徘徊老人は悲しくなる。(笑)

       支払いの時、店主は「味はどうでしたか?」と訊くので
       「食べた」とだけ答えた。

       オヤジはビール代も160ルピーしか取らなかった。

       だいたい、嘘ついちゃイカンな~~~~。

       翌日は、アーグラの街を車とリキシャで徘徊した。

      アーグラには100年以上前から建設中の寺院がある。

      あのお寺はどうなった?と訊くと、まだ建築続行中だとのことで
      そこに出かけたが、午後5時で門が閉まるので見ることができなかった。

      セカンデラにも行った
        
        
        
        昔は、このあたりを夕方になると、干し草をやまほど積んだ
        ラクダが列を作って通り過ぎたりしたものだ。

        昔、ちょっとだけ通ったアーグラ大学にも行った。
        
        公園の中にあって、昔は公園を横切って通ったものだが
        今では舗装道路ができており、あぶなく見失うところだった。
        ワタシは「聴講生」だったので、ほとんど授業には出なかった。
        大学主催の「詩の朗読会」とか「文学講演会」などにだけは
        よく顔を出したものだ。

      アーグラの郊外のファテープリ・シクリにも足を延ばした。
        
        
        
        この池ではないような気がするが・・・
        このファテプリーシクリには池があり、
        昔は1ルピー・コインを池(井戸?)に投げ入れると
        飛び込んで(もちろん、足から)、取ってくるオジサンがいた。
        冬の寒い時でもやるので、心臓麻痺で死ぬんじゃないかと
        思いながらも、面白がったものだ。

     4月3日、夜23時の列車でカジュラホに向かうため
     アーグラ・カント駅に行った。
     時間がたくさんあるので、駅のリタイアリング・ルームで
     横になることにした。
     エアコン・ドミトリーが ベッドひとつ200ルピー。
     空いていたので申し込んだが、チケットを買うまでひと苦労。
     ドミトリーのチケットは「当日券売り場」の「婦人専用窓口」で
     購入しなければならない。
     女性の列に並ぶと、「ここは女性の列だから、男性はあっち」と
     なんども言われ、チケットを買う事がなかなかできない。
     やっと、助け舟を出してくれた男性がいて、列の最前列に行き
     おばちゃんたちの手を、やさしく押しのけ、窓口に申し込み
     確認用紙を出して、やっとチケットを手にしたのでした。
     そのチケットを持って、台帳記入係のおばちゃんのところに
     戻ると、なんで、そんなに時間がかかるの!と不機嫌。
     台帳にいろいろ記入し、
     「ここに、住所とサインをしなさい」というので
     TOKYO, JAPAN と書いてサインすると、今度はおばちゃんが
     「えっ!外人だったの?!」という顔をして沈黙。
       
       あ~~疲れた、やっと横になれた
       

    いよいよ、明日の朝はカジュラホだ。

    カジュラホと言えば・・・・・・

    18歳未満、閲覧禁止の写真が一杯!(笑)
       
               
        
      

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