徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ジョードプル・飛行機が来ない!-3月20日

2012年04月08日 | 南アジア
今日は一気にデリーに飛んで、知人の家で3日間過ごすことにしている。

 なにもすることがないので、早めに空港に行った。

 すると、空港内に入るチェックの際、
 係の兵士が
      「今日は全便キャンセルだよ」と言う。

      そんな馬鹿な!

  空港ターミナルの外側の航空会社の窓口に列が出来ている。

  よく見ると、
   掲示板に「本日、ジョードプル空港視界不良のため全便欠航」の文字!

   窓口の列が全然進まない。

   新聞記者も駆けつけて、列に並んでいる人にインタビューと写真だ。

   ワタシも訊かれたが、ヒンディー語で訊いてきたのでヒンディー語で
   答えた。

   新聞記者はバックパックを背負っているのにワタシをインド人と思って
   白人の所に行って英語で質問し、写真を撮ったりしている。

   「おら~~~、日本人、いや外人だ~~~~!」(笑)

  窓口で対応する係がひとりなので、列が全然進まない。

  やっと航空会社は空港ターミナルに予約客を入れて、対処することにした。

  「今日はサンド・ストーム(砂嵐)のため、欠航です。
   お急ぎの方は、ここからジャイプルまでバスで行き、明日の
   ジャイプル発・デリー行に振り替えます。
   明日の早朝、デリーからフライト予定のある方は、このバスで
   デリーまで行くことをお勧めします」とのことだ。

   バス代、自前!

   ここからジャイプルまで、直行バスで6時間だ。

    さらに、ジャイプルからデリーまで5時間だ。

   丁度、午後4時発の空調デラックスバスがある。

   早速、ワタシは明日のジャイプル発デリー行に振り替えてもらい
   バス・スタンドに向かった。

     
     
     バスはこの空調設備のあるデラックスバス。ボルボ社製なので
     通称「ボルボ」と呼ぶ。

     
     これは普通のバス。
     
     「HIVや性病予防のため、毎回コンドームを使用しましょう」と
      書かれたバスの広告。

    さて、「ボルボ」は飛行機のキャンセル客で満席になった。
    バスで近くからラジャスタンの人々の暮らしを垣間見るのもいいかも。
     
     砂嵐のため、村や街道がかすんでいる。
     
      午後5時頃の太陽だ。
     
      銀色だ。
     
      山もかすんで見える。「黄砂」と同じ状況なのだ。

      バスはトイレ休憩を2度ほど取り、午後10時にジャイプルの
      バス・スタンドに到着した。

      ワタシは、どうせ1泊なのだから、バス・スタンドの近くの
      ホテルに宿を求めようと歩きだした。

      すると客引きが近づいてきて、ワタシが指差すホテルは
      高いので安いところに案内するという。

      ワタシは、取りあえず、あそこのホテルに行き、高かったり
      部屋が汚かったりしたら、あんたの言うホテルに行っても良いと
      答えて、ワタシの目指すホテルに向かった。

      客引きはしばらく付いて来たが、ワタシがホテルのロビーに
      入ると、どこかに消えてしまっていた。

      ホテルはAC付きで1泊700ルピーだった。
      高くはない。

      あの客引きは「3000ルピーもする高いホテル」と
      嘘をついたのだ。

      ワタシが、このホテルを目指したのは、レストランとバーがあったからだ。

      午後10時を過ぎていたのでレストランはすでに閉まっていたが
     「バー」は午後11時までだという。

      滑り込みセーフでバーに入る。

      だが、食べ物はなにもない。

      「つまみ」の「かっぱえびせん」のようなもので
      ビールを飲む。
       
      めずらしく、「雰囲気」としては悪くはないバーだ。
      壁に往年のインド映画のスターの白黒写真が飾られてある。
      これらの写真の見ながら、ゆっくり酒を飲んだらうまいだろう。

      だが、閉店時間が来て追い出される。(苦笑)

      疲れた一日だった。
      

   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ジョードプル徘徊ー3月19日

2012年04月08日 | 南アジア
3月18日、ボンベイからラジャスタン州のジョードプルに飛んだ。

 ジョードプルは城壁(キラ)で有名だ。

 目的は、ほかにはない。

 本当はジョードプルから砂漠のあるジャイサルメールまで行く予定だったが
 日程的に無理があるので、ジョードプルだけにした。

     
     この城壁の中にラジャスタンの王侯の屋敷や美術館がある。

     
 
     
入場料はインド人50ルピー、外国人250ルピー。

   どうゆう訳か、ワタシが買った切符は「インディアン・シチズン」と
   書いてあり50ルピーだった。

   まあ、見つかったら差額を払えばよいやと、入って行ったら
   だれにも咎めらなかった。(ラッキー)

   このキラ(城壁)には、ラジャスタンの地方からも観光にやってくる。
    
    この、おじいさんも地方から家族とともにやって来た。
    この頭に巻いた「ターバン」は「ターバン」とは呼ばず
    「パグリー」または「サーファー」と呼ぶ。

    頭にしっかり巻くと、暑さ避けになる。

    
    
    こんな感じで、観光客がやってくる。

    このキラの通路では、観光客向けの
     
     音楽などが・・・・
     
     旦那の隣では奥さんが、これまたラジャスタンのサリースタイルで
     座っている。

     昔からの変わらぬ風景だ。

     キラ(城壁)の中の博物館。
     
     
     当時の王侯の生活や、戦利品などが飾られている。

    キラからの眺めは
     
     
     ジョードプルの街が見える。

     ジャイプルは「ピンク・シティー」と呼ばれて有名だが、
     ジョードプルは「ブルー・シティー」と呼ぶのだそうだ。
     でも、昔はブルー・シティーなんて呼ばなかった。

     どうも、ジャイプルのまねをしたのかもね。(笑)

     キラ(城壁)を徒歩で下り、バザールを徘徊する。
      
      ラジャスターンの美人だ。
      
      この女性の腕輪! 腕長族ではない!(笑)
      
      
      
      
      
      ラジャスタンの女性は逞しい。

      インド全土で、道路工事などに携わっているレンガ運びや
      採石運びの女性はだいたいラジャスタンの女性だ。

     ジョードプルもホテル・ラッシュで、沢山のホテルがある。

     今回は、邸宅(コーティー)をホテルの改造したホテルに宿泊した。

     
     邸宅の維持費がかかるので、息子たちがホテルの経営に着手。
     
     ダイニング・ルーム
     
      実際は宿泊客が少ないので、ダイニングルームを仕切った
      少しの空間で夕食。

     朝食は
     
     庭でブッフェスタイル。
     
     日中の日向は、焼けるように暑いが、朝の日陰は涼しいくらいだ。
     
     

     
     

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする