徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーカトマンズ発・バンコク経由・イスタンブール行ー4月17日~19日

2012年04月20日 | トルコ
カトマンズから、ひとまず、バンコクに飛び、「旅の姿勢」を整えることにした。

   カトマンズ空港で出国検査の時のボディー・チャックで
  ワタシのポケットに入っていた「インド・ルピー」が見つけられた。

 「1000ルピー紙幣・500ルピー紙幣は持ち込み・持ち出し禁止」なのだ。

 実際は、インド人観光客は、インド紙幣を持ち歩いているのだが、
 建前では、そういうことになっている。

 ボディー・チェックの係員は、別の係員に声を掛け、その人のところへ
 行くように言う。

  「いくら持っている?」
  
   ワタシ、心の中では「余計なお世話だよ」と思いながらも

  口では「3000ルピー」
   本当は5000ルピーだ。そのほかバッグの中に5000ルピー。

  係員は、規則ではウンヌンカンヌン、このお金を没収しなければならないとか
  グダグダ言う。

  いくらかでもワイロを要求したいのかな~~~?と考えたが
  「公衆の面前だ」

  ワタシはバンコクに向かうのに、
   「インドに戻るのだから、このお金を、取りだしやすいように準備したのだ。
    インドから来る時だって、1000ルピー紙幣は交換してくれないから
    こうして、使わずに持っているのだ。
    じゃあ、訊くけどインド人はインドルピーを持てないの?
    みんな持ってるでしょうが」
    とやんわりと逆襲した。

   「私は、毎日、なにかあったら上司に報告しなければならない」

  ワタシ、心の中で(なら、報告しなければいいじゃん)

  でも、口からは
   「すみませんね。ソーリー」と。

   その係員は、ボーディング・パスと手荷物タッグに検査済のスタンプを
   押すと解放してくれた。

   「やれやれ」 国際通貨じゃないインド・ルピーを恨むぜ!

   この間の会話、始めからヒンディー語!
   
   パスポート見たら分かるじゃん。日本人、いや外国人だと!

   空港では、
    
    昆明行の東方航空機に続々と中国人旅行者が搭乗する。
   
   一方、こちらはラサ行の中国国際航空機。
   こちらは乗客が少ないようだ。

   その後に、タイ航空の飛行機でバンコクに戻った。
    
    タイ航空の機内食は、結構楽しめる。

   夕方、バンコクに到着し、スクンビットのホテルに投宿。
   
   早速、日本酒を飲みに出かけた。

   翌朝は、朝から、不要な荷物をEMSで日本に送る為
   郵便局の探索。

   バンコクには各地区に郵便局があるわけではない。
   代行窓口が、大きなショッピングセンターにあるだけのようだ。

   EMSや小包などを送る時、値段も場所によって異なるとも言われている。

   一番しっかりしているのは、やはり「中央郵便局」だ。
   
   交通も不便なところにあるので、タクシーで出かけた。

   まず、「案内係」のところで「EMSで送りたい」と言うと
   「EMS」の送り状を呉れる。

   それに記入して、送るに適当な箱を見つけてくれるカウンターに行く。

   ここが、バンコク郵便局の感心するところだ!(エライ!)

   つまり、EMSで物を送りたい人は、それを紙袋だろうがポリ袋だろうが
   適当な袋にいれて、そのカウンターに持って行けば、
   係の人が、その量や大きさにみあった「箱」を見つけて、組み立て、
   そして入れて、梱包してくれるのです。

   混雑していない場合、その間、たったの5分!

   段ボール箱の大きさによってその値段は異なりますが・・・。

   その梱包してもらった箱の所定の宛先欄に受取人住所や名前を記入し
   空白のあるところに{EMS」の送り状を添付して
   発送窓口に持って行くというシステムだ。

   20分くらいで仕事が済んだ。

   そこから、こんどはまたタクシーで紀伊国屋書店に移動。

   ヨーロッパ全土のガイドブックを探すが、日本語のガイドブックはない。

   しかたないので、英語の
   「The Rough Guide to Europe on Budget」
          1279ページもある分厚い本を買う。

   例のアレだ。
    よく外人旅行者が「分厚い本」を手に持って旅行している、アレだ。(笑)

   その後、紀伊国屋、伊勢丹の同じビルにあるユニクロで
   ポロシャツと半そでシャツを購入した。

   いつも「赤」のポロシャツなので、その「赤」は捨て、
   「黒」を着ることにしたのだ。

   バンコクのこの日の気温34度。湿気もあるから、外を歩くのは大変だ。

   昼飯は韓国料理の「冷麺」(200バーツ)
   「冷麺」だけの注文なのに、キムチなどの「突出し」が10種類も出てきた。
   これを食べると、食べただけ「料金」が追加になるのかと焦ったが
   追加料金は取られなかった。
   どうも、お金がないわけではないのに、ズラーッと「突出し」が
   でると、小心者のワタシは焦るのだ。

    それから、手持ちのインドルピーを両替してくれる両替所を探しだし
   やっと、インドルピーを両替する。

   (注)空港内でもインド・ルピーを両替してくれるところもあります。

   ホテルに戻り、バッグパックに荷物をつめて明日の出発の準備をする。

   もう、午後4時過ぎている。

   このホテルにはジムもプールもあったのだが、行く時間がない。

   ホテルの近所のマッサージ店に行き、2時間マッサージを受ける。

   ポカラの筋肉痛と肩コリをじっくりほぐしてもらう。

   マッサージを終え、今夜の「飲む場所」を探しに徘徊。

   安そうな居酒屋を発見。

    店に入ると

    「人手不足のため、ご迷惑をおかけします。店主」の貼り紙!

    そして、小汚いメニュー。(いいね~~~~)
    1品が100バーツ内外。(いいね~~~)

    結局、焼きナス、マグロの刺身、大根サラダ、アサリの酒蒸、
    シンハビール(日本のビールを置いていないところが、いい!)
    日本酒300mm で丁度1000バーツ(2800円)

   ホテルに戻り、即 寝る。

   翌朝(4月19日)、 午前7時にチェックアウトし、空港に向かう。

   トルコ航空機でイスタンブールに向かうのだ。

   トルコ航空はスカイ・チームのメンバーなはずだった。

   ところが、チェックインの時にボードにスター・アライアンスと
   書いてあり、タイ航空との共同運航便となっている。

   デルタのマイレージカードをひっこめ、ANAのマイレージカードを
   出してマイレージのインプットしてもらう。

   バンコクからイスタンブールまで9時間のフライトだ。

     
     久しぶりのトルコビール。
     
      一回目の食事。トルコ・ワインを飲んだ。
     
     着陸前の「軽食」。自重して酒は飲まなかった。

    トルコ時間午後5時5分に到着予定だ。
     
     空港が近づいて来た。

     ところが、ここで、突然、エンジン全開で、再上昇。

     機長のアナウンスがあり「着陸のやりなおしです」(オイ・オイ!)
      
      飛行機は旋回し
     
    こんどこそ
     
      無事、着陸。機内の乗客から拍手。(パチパチ)
 
     トルコ航空の機長もマジメな人なんだね。
     米国系の機長なら「着陸のやり直しのため旋回しますが、
     どうぞ景色をお楽しみください、旋回のためのエクストラチャージは
     いただきません」くらいのジョークを言うのだが・・・

   なにはともあれ、無事、トルコのイスタンブールに到着。

   宿はブルーモスクやトプカピ宮殿に近い、路地の一角にあるホテルだ。

   明るいうちにイスタンブールに到着して正解だった。

   なかなか、ホテルの場所が見つからないのと、石畳の坂道なので
   バックパックが肩に喰い込む。

   なんども人に訊き、やっと探し当てた小さな看板のホテル。

   そして、部屋は、これまた4階まで徒歩で登る。

   部屋はまさに四畳半!

 
      
   

   

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