徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月30日、月曜日、晴れ)

2022年05月31日 | 日記
  今朝は
        
        三ツ石の岩と岩の間から太陽が昇った。

  今日も一日暑い予報だ。
  でも午後になるとマンションは日陰になって涼しくなるので、
  暑くても岸壁に日向ぼっこを兼ねて釣りに出かけた。
  もちろん熱中症対策のためペットボトルの水を持ってだ。
  ネンブツダイとサバッコが掛かったほかはなにも釣れなかったが
  釣り人も少なく、静かにウキを見つめて過ごした。
  午後4時になったのでそろそろ帰ろうと帰り支度をしていると
  山の方から黒い雲がせり出してきた。
        
        早く帰らなければ・・・・。

  ポツリポツリと雨が降り出す前にマンションに帰りついた。
  釣った魚の持ち帰りのない日は部屋でのんびりすることができるので
  コーヒーを飲んでいると管理人さんからSMSが来て「今週一週間はまだ自宅療養です」と。
  早くよくなってほしいものだ。

  夜は今日も面白いテレビ番組がないので、サタジット・レイ監督の『大地のうた』三部作の
  最後の作品『大樹のうた』を観た。
  これも白黒オリジナル版とカラー版があったが、やはり白黒版の方がしっくりくるので
  白黒版を観た。
  字幕なしのベンガル語なので詳しい内容は分からないが、映画の雰囲気からストーリーは
  こんな具合だ。
   大学を卒業しても貧しい暮らしをしている主人公のオプーはある日学生時代の親友から
  田舎の従妹の結婚式に誘われる。ところがその結婚式の当日相手の花婿が
  花嫁の家に花嫁を貰いに行くパレードの車の中で発狂してしまう。
  当日発狂したのか、もともと「ヤバイ性格」だったのかはワタシには分からない。(笑)
  結婚式当日にキャンセルになることは花嫁にとって一生不幸になるということで
  主人公のオプーがその急遽結婚相手にさせられ、無事結婚式が済み、二人はカルカッタの
  オプーの下宿で暮らし始める。
  その花嫁は
           
           シャルミナ・タゴール!が演ずるオプルナ(アパルナ)
           ワタシだってこんな美人なら二つ返事で結婚する!(笑)
           ましてや先方の家から「結婚してやってくれ」と懇願されたらネ。
           
           彼女はこのサタジット・レイ作品が世界的に有名になったことで
           世界中の男性の心を射止めたのであ~~る。(笑)
           ワタシもこの映画でシャルミラ・タゴールのファンになったのは
           言うまでもない!
     カルカッタの狭いアパートでの新婚生活は、金もないのによくやっていけるよと
     思ったが、もしかして花嫁の持参金で暮らしていたのかしら?と思ったり(笑)
     やがて花嫁は妊娠し出産のため田舎の実家に戻るが、ある日、実家から手紙が届く。
     早産のため花嫁が亡くなったとの知らせだ。
     子供は助かったものの、絶望のあまり子供にも会いに行かない。
     数年後、親友の助言で息子に会いに行くが、息子は「この人だれ?!」状態で
     なついてもくれない。
           
           自分の息子にも見限られ失意のあまりカルカッタに戻ろうとする。
     が、その時、息子が遠くから駆け寄ってくる。
           
     主人公のオプーは息子を抱きしめ肩車して荒涼とした農村の畑中の道を
     歩いて行くところで映画は終わる。
     多分、こんなストーリーだったと思うが、知人の映画評論家のM女史のように
     どんな映画でも緻密にストーリーを把握して記述するのとは大きく異なり
     次から次へと物事を忘れてしまういい加減なワタシだ。
     正しいストーリーは日本語字幕版のDVDでも観ていただきた。
     ワタシのブログを見るかもしれないM女史には
     どうか誤りを指摘しないでほしい。(笑)

    
     

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月29日、日曜日、晴れ)

2022年05月30日 | 日記
  今朝も
         
         赤紫に稜線が染まってくると
         
         太陽が昇ってきた。
         
         毎年、5月の下旬になると太陽は三ツ石の向こうから昇るようになるので
         これが楽しみで毎年同じような写真を撮っている。
      
    昨日から天気が良く暖かいので冬物をセーターを虫干ししたり洗濯したり
    夏物のTシャツや下着を衣装ケースボックスから取り出し洗濯した。
    3回洗濯した。
    クリーニング店に出すような服は持っていない。
    ここが日本ではなく南の国なら、もっと衣類は少なくて済むのにな~と思う。
    不幸があっても衣服は白で済む。
    日本で用いる黒の喪服は友達付き合いが多かったり親戚付き合いが多いと
    歳をとるにつれて葬祭が多くなり、喪服の必要性も高まるのだろうが
    コロナ禍もあるし、人付き合いもしていないワタシには葬祭にも参列しないので
    喪服は不要だ。
    数年に一度くらいしか着用しない喪服はクローゼットの中で見事にカビが生えていた
    ので一昨年に捨てた。
    今はスーツも一着も持っていない。

    金曜日に市役所から無料健康診断とがん検診の案内が来た。
    結局健康診断は6年くらい受けていない。
    だからと言って、6年前の健康診断の結果で「生活習慣病を複数(高血圧・
    脂質異常症・糖尿病)認めます。直ちに治療を開始してください」と医師の診断だったが
    治療も受けずに今日まで至って自覚症状は、頻尿の自覚症状があるが、それ以外は
    自覚症状がない。
    最近の自覚症状は検査項目にない椎間板ヘルニアだけだ。
    だから、今年も健康診断を受けるかどうか迷っている。
    がん検診についても、もう人生の終末期に入っているので、
    今更、癌が発見され、死ぬほど痛い思いをして手術や抗がん治療をするくらいなら、
    痛い思いをしないでホスピスにでも行って痛みを感ぜず終末を迎えたいと思う。
    これ以上長生きをするのもどうかと悩むところだ。
    若い人なら、癌を克服してこれからも生きてくださいと願うが・・・。
    
   カンヌ映画祭で日本の監督の『プラン75』という作品が特別審査委員賞(?)を
   受賞したそうだ。内容の詳しいことは知らないが『プラン75』は75歳からの人生を
   どのようにして終末まで送るかのプランのようだ。
   ワタシも「プラン75」を持っている。
   人生をつつがなく過ごすことができるのは75歳までと決めているのだ。
   社会のためとかひと様のために役立つように生きるなんて毛頭考えていない。
   75歳以降も現在のような状況で生きていられれば儲けもんだ。

   夜は今日もサタジット・レイ作品『大地のうた』三部作の第2作目の
   『大河のうた』(原題Aprajito)を観た。
   一人娘なくした家族は村を離れて一家でベナレスに移り住む。
       
       ベナレスのガンジス河のガート(沐浴場)で
       
       父親は巡礼者にお経をあげるパンディット(導師)として細々と暮らす。
       
       主人公のアプー(日本語字幕ではオプー)も成長するが
       父親が病気で亡くなってしまう。
       
       貧困の中、母親から夢を託されて高等教育を受ける年齢に達した
       アプーはカルカッタ(コルカタ)に出て夜は印刷工場で働きながら
       大学に通うが、母親が亡くなってしまう。
       天涯孤独になったアプーは荷物をまとめてベナレスを後にする。

       今日の映画は昔のままの白黒映画だった。

    

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月28日、土曜日、晴れ)

2022年05月29日 | 日記
   朝は
       
       まるで雲海から山が頭を出しているかのような雲が出ていた。
   太陽が昇るにしたがって
       
       怪獣のような雲が出たと思うとやがてはそれも消えてしまった。

   朝から遠くで雷鳴のような音がする。
   気温上昇による大気が不安定で山の向こうで雷か?と思った。
   だが時折、窓枠を揺るがすようなドスンという音がする。
   ネットで調べてみると自衛隊の東富士演習場での砲撃訓練だった。
   午前6時半から夜10時までの訓練らしい。
   国を守るための訓練なのだから文句は言えないが、何十キロも離れた富士山の麓の
   大砲着弾の音が熱海まで聞こえてくるというのは、これが現実となったら怖いことだ。
   ウクライナは今まさにこのような状況にあるのだな~~。
   ウクライナではロシアが攻勢を強め、このまま推移すればウクライナという国は
   消滅しまうのではないかという心配さえある。
   もし、そうなったら、ウクライナを支援していた国々はどうなるんですかね~?
   プーチンだけが「ざま~~みろ!」と叫ぶんですかね~~?

   お昼前にバイクで熱海駅の商業ビルに買い出しに行った。
   駅周辺は観光客で大変な混雑だった。
   若者が多いし、英語圏の外国人の若者も多かった。

   夕方、いつもの通り徘徊に出ると、一棟貸切のホテルの方から重低音のドラムの音が
   聞こえて来る。ここのホテルは一泊12人宿泊で33万円なのだが、
   デイユーズ(11時から21時まで)の場合は人数制限なし(多分)で11万円だ。
   だから時々、若者のパーティーが開かれている。
   会費制ならデイユースの方は人数制限がないから
   30人も集めれば5千円以内で上がるかもしれない。
   食べ物、酒を持ち込みにすればね。
   今日もそんなもんだろうと思って歩いて行くと、門の前にテーブルを出した受付があり
   列ができていた。
   ほとんどが外国人の若者だった。数えたら20人位並んでいた。
   並びながら缶ビールを飲んでいる男女もいる。(ほらほら持ち込みだよ(笑)
   すでにパーティーは始まっているから、30人以上はいるんじゃないの?
   山の上から海を眺めながら温泉の露天スパに入ったり、音楽聴きながら酒飲んだり
   踊ったりは、そりゃあ楽しいだろうが、この音楽は下界まで聞こえてきていることは
   頓着しないんだろうな~~。
   うち等のところはこのホテルとは山で隔たれているから音は聞こえてこないが
   ホテルの下の谷あいの住宅は大変だな~~~。
   まあ、午後9時にはお開きになるから我慢だね。
   このホテルの門からホテルの建物までは急坂を登って行かなければ
   ならない。酒のんだあとに下って来る時足がもつれて転んでも知らね~~ぞ~~。
   で、交通手段はタクシーしかないからね。(笑)

   夜はテレビは面白くないのでYoutubeで50年位前に観たインドのベンガル語映画 
   サタジット・レイ監督の『大地の歌』(Pather Panchali)を観た。
   50年前に観た時は白黒だったが、
       
       今回観た映画には少し色が付いていた。
    最近日本でも一般的になってきているボリウッド映画やタミル映画とは異なり
    現実を直視したドキメンタリータッチの映画で酒を飲みながら魅入ってしまった。
    名画というのは色あせないもんだな~~。
    なのに色を付けられてはな~~。(笑)

  こうやって好きな時に好きなことができていることは「一人暮らし」だからだな~~。
  

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月26日、木曜日、晴れ)

2022年05月27日 | 日記
  今朝も日の出がきれいだ。
         
         
         三ツ石の端まで太陽が移動して来た。
   去年の今頃は毎朝岸壁に朝釣りに出かけていたのだが、今年はまだ出かけていない。
   すでに5,6センチのサバッコが釣れているようだがもう少し大きくなるのを待つのだ。
   岸壁に朝釣りに行かない代わりに毎朝ウルドゥー文字を覚えるために勉強(?)している。
   デリー・パブリック・スクール・スリナガルのウルドゥー文字のリモート授業は
   3回しかYoutubeにアップされていないんで、それ以外のYoutubeでお勉強だ。
   1ヶ月お勉強したおかげでほぼ文字は覚えたのだが、高齢者特有の物忘れが激しいので
   覚えた後からどんどん忘れていく。
   忘れないためには毎日毎日コツコツと書き取りをしなければならない。
   まあ認知症予防だと思えばよい。

   今日は「6」の日なので早めにイオンに行って買い出しをした。
   なんでもかんでも値上がりして年金生活者には厳しい。
   そろそろ「庭」のフキを取って食べなければならない。

   午後、日向ぼっこに岸壁に行った。
   今日もどういうわけか、よく釣れて、メジナ3匹、アイゴ5匹が釣れたが
   毒魚のアイゴには死んでもらったがメジナはリリースした。
   岸壁では今がアオリイカの季節で、「ヤエン」というアジを泳がせて釣る方法で
   釣りをしている人が多いのだが、
   なんと
          
          体長50センチを超えるアオリイカを釣った人がいた。
          
          取り込むのに30分くらい掛かった。
          
          イカの大きな目で岸壁の釣り人の様子を見て
          岸壁の際まで引き寄せられると墨を吐いて沖に逃げようとする。
      岸壁で見ているギャラリーから
      「イカだって必死だよな~~。刺身にされるかもしれないんだから」の声。(笑)
      やっと取り込み、体重を計ったら3.5キロあった。
      こんな大きなイカを釣ってどうするんだろうね~~~。
      刺身だけでも30人前くらいあるんじゃないの?
      釣り人は地元の人なので、魚屋さんか料理屋さんに持ち込むのだろうか?
      そのようなツテのある人はいいよな~~。
      釣る意欲が湧くってもんだ。
      アオリイカはいい値がするんだよね。

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月25日、水曜日、晴れ)

2022年05月26日 | 日記
  いよいよ三ツ石の近くから太陽が昇るようになった。
         
         午前4時半ころから「日の出ショー」が始まる。
         
         
          太陽が低いときはまだ海には太陽の光が当たらないが
             
          ある程度の高さまで昇ると太陽の金色の光が海面に反射する。

        海も静かだ。

   朝食後、早めに三島図書館に本を返却に行くことにした。
   マンションを出ようとしたら自販機業者が
          
          自販機の撤去を行っていた。
          二週間ほど前に酒類の自販機が故障していたのだ。
          
          駅舎の改札口の上に今年も燕の巣ができて卵を温めているようだ。

    いつもより30分早く図書館に行って本を返却し新たに借りて、早めに戻ったが
    11時台の電車は1本しかなく、結局、今回も熱海駅で30分も時間を潰してしまった。
    それでもお昼前にはマンションに戻ったが、新しい自販機はまだ設置されていなかった。

   昨日の熱海市の新型コロナ陽性者は5名、今日は高齢者施設でクラスターだと。
   来月から第4回目の予防接種が開始されるとか。
   3回打っても4回打っても感染するなんて、何のための予防接種かね~~~?
   規定の予防接種はいたしましたという「気休め」のためかね~~~。
  

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