徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーモロッコ・ラバト徘徊その1-6月28日~29日

2012年06月30日 | アフリカ
フェズから列車でモロッコの首都 ラバトに着いた。
     
     ラバト駅では列車がトンネルの手前で停車する。
     そこから乗客はエスカレーターで駅舎まで上がる。

     やはりモロッコの首都だけあって近代的だ。
     
     駅の上にはフード・コートもあり、腹ごしらえにサンドイッチを食べた。

     それから、今日のホテルの住所を書いたメモを頼りに
     行き方を尋ねると、みんな「知らない」と言う。
     警察官にも訊いた。
     知らないと言われた。
     警察官にタクシーの運転手に訊いてみなさいと言われて訊いたが
     だれも知らないと言う。
     中に、いい加減な運転手がいて、「乗れ」と言う。
     「メーターは?」と言うと、
     「100出せ」(10ユーロ)
     始めから「ボッタクリ」態勢だ。
     まあ、しょうがないと諦めて、タクシーに乗り込んだはいいが
     タクシーの運ちゃんも分からない。
     ワタシはパソコンを開いて、電話番号を書き写し、
     運転手に渡す。
     電話すると運転手は「ラバトじゃないよ。隣町だ!」
     「え~~~っ!」
     「100じゃ行かない。あと50出せ」と運転手は強気に出る。
     もう、こうなれば、運転手の意のままだ。

     だが、隣町って言っても、車で15分だった!
   
     それでも、運転手は、あまりのボッタクリに少しは親切で
     再び電話をし、迷路を歩いてホテルまで連れて行ってくれた。
     
     まったく、モロッコのホテルには泣かされっぱなしだ。(笑)

     それでも、
     
     ウエルカム・ミント・ティーが出た。
     部屋は廊下を改造して部屋にしたような・・・・
     
     ウナギの寝床のような部屋だ。
    トイレで、ロダンの「考える人」のポーズをとると頭が壁にぶつかる。(笑)
    冷房なしだ。

    ワタシにとっての、ただ「ひとつ」の救いはビールが飲めることだ。

    早速、ホテルの位置の確認とビールのつまみを買いに出かけた。
     
     土壁が続く。内側は墓地だ。
     その向こうは海だ。
     
     
     砂浜で海水浴客も沢山いる。
     でも水遊びしているのは
     
     子供たちだけだ
     
     おとなの女性は決して人前で肌を露出しない。
     
     
     この海は、どこの海と思って調べたら
     「大西洋」なのね。
     西に一直線に進むとアメリカのフォロリダ半島に行きつく(笑)
     
     墓地なども眺めながら、チキンとマトンをテークアウト。
     
     ハイネンケンの缶ビールが40ディルハム(400円!)
     でも3缶飲んでしまった。
     テークアウトした食糧が38ディルハム(380円)だから
     如何にビールが高いか!
     ホテルには「ディナー」もあるが、
     「ディナー」は200ディルハム(2000円)で、
     事前予約が必要だ。
     「なぜ?」って?
     「出前」だからです!(笑)
     ホテルのお姉さんが料理作る訳ではありません。(笑)
     たっぷり「上乗せ」した「ディナー料金」ね。
     フランス人の3人組が食べてました。
     ついでに言うと、「出前」を持って来た時、お姉さんは
     フロントに居なかったので、ワタシがホテルのドアを開けました。(笑)
     出前を持って来た少年は、ホテルの中に入らないので
     ワタクシがお姉さんを呼びに行きました。(笑) 

     ※フェズのタクシーはメーター料金で走りますよ。    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーモロッコ・フェズ徘徊その2-6月26日~27日

2012年06月29日 | アフリカ
今日(27日)は朝9時半からガイド付きでメディアを徘徊する予定だ。

  その前に朝食だ。
     
     見た目には「豪華」そうだが・・・・・
     果物が全然ない。(笑)
     ミント・ティー。コーヒー、ミルク、オレンジジュース。
     後は、ゆで卵が1個に、フランスパンとパンケーキと
     インドで言えば「パラータ」のようなもの。

    9時半丁度にガイドがやって来た。
    ガイドは地元の人でも道を間違えるほど道が入り組んでおり
    外国人はひとりでは歩けないと力説する。

    ワタシは一応、「そうですか~~」と相槌を打つ。
    
    朝だから子供がお使いでフランスパンを買っていた。
    
    「どぶ付け」の染め物をしている通路を通る。
    白い染め物をしているところは写真撮影禁止とかで・・・。
    まあ、そう言う意味では「ガイドさんも役には立つ」(笑)
    
    
     ここの博物館(?)に入るのに10HD払わされ、
     ガイドさんは入り口で待っている。
    
     シルエットで映っている「私は誰でしょう?」(笑)
    
    
     まあ、説明されたって、すぐ忘れるワタシだ(笑)
     
     ガイドを雇った目的は、元の場所に戻る為だ。(笑)
    
    
    
    狭いメディナの中の通路はロバや馬が唯一の運搬手段だ。
    

    いよいよ、ガイド氏、本性を現し始めた。
    ハーレムのある場所の向かいに昔のパレスがあって、
    その後、そのパレスは大学教職員の住居になり、
    その後、離婚した女性などが、ジュータンを織り、生活のために
    後押しする施設になっていると言う。
    「要はジュータン屋」だ。
     
     そこの主任とかが、そんな説明をし、ミント・ティーを御馳走してくれ、
     「さあ、買うのか買わないのか」と迫る。(笑)
     そんなこと言われたって、「買い物」には一切興味がないワタシ(笑)
     これまで、カシミールの絨毯、トルコの絨毯と見て来たし、
     そこでしつこく迫られた経験もあるので、こんなことでは
     全然動じない。(笑)
     「社会福祉のため」
     「なんでワタシがあんたの国の社会福祉に貢献しなきゃならないの?」
     「日本人、みんな買うよ」
     「へ~~、そりゃ~~よかったね」
     「買わないの?」
     「いらない」
     小さな絨毯を持って来させて、肌さわりがいいよと言って
     ワタシの顔になすりつけようとする。
     それをさらりとかわし、
     肌になすりつけさせようものなら、
     「もうこれはあなたの肌に触れたものなので他には売れない」と
     難癖をつけられる可能性もあるのだ。

     さすがに、この主任さんも諦めて、別のガイドに連れられて入って来た
     客の方に去って行ってしまった。

     このやり取りを聞いていたガイド氏の憮然とした顔。

     次に連れて行かれたところは革製品の店だ。
     屋上から染色工程を観ることが出来る
      
     で、ワタシは周りの景色を写真に取り
      
      
      ここでも、革のジャンパーを買えだの言われたがパス。
     次に、金細工、次に石に加工するところ、と、
     ガイド氏は諦めきれずにワタシを店に案内する。

     俺を店に連れていったって、無駄だって!

     ワタシ~~や、お土産品を買う事より
     
     この路地の歯医者さんの看板や
     
     入れ歯の見本をデジカメで撮ったり、

     とうとうガイド氏も諦めて、勝手にしろとふてくされた態度。
     
     
     こんな写真を撮りながら、元の場所に戻ったのでした。

     ガイド氏は、今日、一銭のキックバックもなく、
     逆に、ミネラルウォータをワタシにおごってしまうという出費も
     あったのですが、早く、ワタシから逃れたかったのでしょう(笑)

     そして、ワタシのほうでも
     「なんだ、あんまり大したことなかったな。
      全然エキサイティングじゃなかったな」と思ったのでした。

     午後はひとりで
     
      こちらの方に出かけ
      この城壁の中に病院とお墓が一緒にあることに感心。
      病院から墓場の最短コースか~~~~と感心しましたね。
      
    
      で、それにしても、フェズのメディナにはネコが多い。
      
      
      
      このネコなどカメラ目線だ。(笑) 

      夜は、またホテルのバーに行き
      
      カサブランカと言う名前のビールがあった!
      ポップコーンとこのビール 2本が夕飯。    
         
     
    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーモロッコ・フェズ徘徊その1ー6月26日~27日

2012年06月27日 | アフリカ
モロッコと言えば・・・・・
   モロッコと言えば・・・・・

   「カルーセル麻紀 !」 と答える人は、多分50歳以上の人だ!(笑)

モロッコと言えば・・・・
   モロッコと言えば・・・・

    「アウィータ」と答える人は、「陸上好き」の人だ!(笑)

  ご説明申し上げると(笑)

  モロッコは一時(いっとき)、性転換手術のメッカと言われたことがあった。
  かの、カルーセル麻紀嬢がモロッコに赴き、その手術を行い、
  完全な「女」になったので、日本でも有名になったものだ。
  研究熱心なワタシが調べたところ(笑)、
  モロッコ人医師が手術したのではなく、
  モロッコに在住のフランス人医師が手術したので、
  「性転換=モロッコ」と呼ばれるようになったのだそうだ。
  だが今や「性転換手術」は「モロッコ」ではなく、「タイ」がメッカだそうだ。
  日本でも埼玉大学医学部等で、正当な理由があれば、その手術が可能な
  ようだ。

  次に「アウィータ」だが、この人は陸上競技800メートル、
  1500メートルの金メダリストだ。
  モロッコは中距離に強いと言われたのはこの人が出て来てからだ。


朝、港をジョグしている人を見た。
   さすがにモロッコ! 軽やかでサッサと遠ざかって行った。

    さてさて、今日(26日)はタンジェからフェズ(フェス)に
   移動する。
    
     ホテルの朝食はテラスで海を見つめながら・・・・
    
    濃いめコーヒーだ 

    午前10時40分の列車でフェズに向かうためにミニ・タクシーで
    駅に向かう。

    
    列車だ。
    始発駅なので混まないかと思ったら、二等車は混んでいた。
    ワタシは
    
    1等車だ。荷物棚の下に鏡があり、自分の席から鏡で荷物を監視できる。
    1等車はコンパートメントになっており、前の席3人、こちらの席3人の
    6人席だ。冷房も効いている。
    タンジェからフェズまで5時間、料金は日本円で約1600円だから
    安いし、安全だ。

    発車してしばらくは海岸線を走る
    
    なに海だろうか?
    外は相当な暑さのようだ。
    
    白いのは塩田だ。

    ワタシのコンパートメントは4名だ。
    おばちゃんが2名、フェズに行くという青年とワタシだ。
    青年は英語がペラペラで、しゃべり過ぎでうるさいが
    汗かきで暑い暑いを連発し、モロッコ人でも暑がりがいるのかと
    笑ってしまった。
    
    列車から降りると、とんでもなく暑い!
    路上で目玉焼きが出来そうになるくらい暑い!

    ミニ・タクシーでホテルに行こうとしたら、青年がワタシの宿を
    訊いたので答えると、知り合いがやっているホテルなので
    電話して途中まで迎えに来させると言う。

    ホテルは迷路のうようなメディナの中にあるので、ホテルに
    到着するのは難しい。
    メディナの入り口までタクシーで一緒に行くというので同乗した。
    メディナの入り口でタクシーを降り、
    一応タクシー代を払おうという仕草を見せた(笑)
    青年は「いらない」と答え、あそこにいるのがホテルの人だよと
    教えてくれた。

    若い女性だった。
    彼女の後をついて行く。
    
    ホテルだ。ホテルの名前は「アカワイネ」と言う。
    酒飲みのワタシには、なんとも酷な名前ではないか!
    「赤ワインね」だから(笑)
    ホテルと言っても普通の家みたいだ。
    狭い階段を登って部屋に通された。
    
     あらら、きれいな部屋じゃないですか~~~。
     バスルームもバスタブ付きです。
     ひとりで泊まるのがもったいないくらいです。(笑)
     エアコンも付いています。
     ウエルカム・ドリンクにミント・ティーが出ました。
     どうやら、宿泊客はワタシひとりのようだ!(さみしい~~~!) 

    で、メディナを徘徊するには、一番安全は方法は「ガイド」を
    雇うことだ。
    ツーリストオフィス公認だというガイドを明日雇うことにした。

    念のため、ビールを飲みたいのだが飲めるところは?と訊くと
    近くのホテルに「バー」があると言う。

    さっそく、その「バー」に出かけて、駆けつけ2本飲んだ。
    もっとも、1本の量はコップ1杯だ。
    これで300円、さすがに高いがしょうがない。
    
    夜になったので、徘徊して道端レストランで飯を食べたが
    それほど美味しくはなかった。
    酒がないだけに、安かった。

    メディナの中は、少しは涼しい。
    それでも、40度近くある。

    今日は、もう寝るしかない。   
       

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーモロッコへ、ジブラルタル海峡を渡るー6月25日

2012年06月26日 | アフリカ
朝、起きて、宿の近くのカフェでクロワッサンとコーヒーで朝食。

  本当に、「ここはスペインかよ!」と疑いたくなるようなアフリカ的雰囲気。

  日本人老夫婦も、なんでも午前10時のフェリーでモロッコに渡るとかで
 すでに朝食を終え、本を読んでいた。

  あ~~、ワタシも日本語の本を読みたいな~~~~。

  インドのラダックのゲスト・ハウスに置いてあった椎名誠の青春小説を
 読んで以来、一度も日本語の本は読んでいない。

  まあ、もうすぐ、日本に戻るから「いいか~~~っ」

  まあ、それはさておき、

   あこがれの「ジブラルタル海峡」を渡るのだ。

   われながら、ここまで来るとは思わなかった。

   ♪♪はるばる遠くに来たもんだ♪♪
   
   ♪♪は~~るばる来たぜ、モロッコ~~~♪♪

   しかし、海は霧だ。

   インターネットで予約した予約票をチェックイン窓口でボーディングパスと
  交換する。

  おせっかい情報を
    ボーディングパスと交換するチェックイン窓口は出港30分前くらいに
    ならないとオープンしません。
    でも、インターネットで予約した予約票には1時間前に来いと書いてある。

   で、ここのチェックインカウンターは車などと一緒に乗船する人ではなく
   乗船だけ目的の人だ。
   だから、乗客が少ないように見えるが、実際乗船すると
   車で乗船した乗客が結構多いのに気が付く。

   ワタシが乗ったフェリーは
    
     これと同じ会社で同じ型の「カーフェリー」だ。
     乗船すると
     モロッコの入国カードに記入する。
     
     席は自由席だ。
     前の方に「インフォーメーション」というガラス張りの
     カウンターがある。
     これは「インフォーメーション」(案内所)ではなく
     実は「入国審査所」(イミグレーション)だ。
     
     入国カードに記入したら、ここに並んで、パスポートに
     入国スタンプを貰わなければ、モロッコのタンジェに到着した時
     下船させてもらえない。

     フェリーは静かに出港した。
      
      
      ジブラルタル海峡は霧でどの船もゆっくり進む。
      
      
      タンカー、フェリーが行き交うから大変だ。
      
      まったく見えない。
      わずか1時間半くらいで
      霧の中から陸が見えて来た。
      
      アフリカ大陸だ! モロッコだ!
      
      
      モロッコは、Tanger、縮めて「タンジェ」と呼ぶが
      「タンジェ・ミッド」(Tanger Mid港)に入港する。
      数年前まではメディナ(カスバ)のある旧市街のタンジェ港に
      入港していたのだが
      新しくこの港が出来てからは、こちらの港に到着する。

     情報の持っていないワタシは、ここからタンジェのメディナまで
     どうやって辿りつくのか心配した。

     なにしろ、ここからタンジェ市内まで40キロもあるのだ!

     税関を通って、ホールの「インフォーメーション・カウンター」
     (ここは本当の案内所)でメディナに行きたいと言うと
     「バスでシティーセンターまで行き、そこからタクシー」と言う。
     地図を貰い、「そのバスの料金は?」と訊くと
     「無料ですよ。毎時間45分発です」と言う。

     なら、バスにすべえ~~とバスを待つ。
     
     だいたい、乗客はみんなバスを待つ。

     ただし、注意すべきことは、バスに乗る時にボーディングパスの
     提示が必要なことだ。
     下船したからと言ってボーディングパスを捨てたら
     バスには無料で乗ることが出来ない。
     それとバスは1時間に1本なので、時間帯が悪いと
     1時間近く待つことになる。

     やっと来たバスに乗り、タンジェのシティーセンターまで向かう。

    シティーセンターといっても、「ここがシティーセンター?」と
    言うくらいの、地方行きのバス・ステーションの外側に停車する。

    さて、ここから「どうする?」

    駅に行って明日からの切符の予約をするか、まっすぐホテルに行くか?

    ワタシはミニタクシーで駅に向かった。
     
     駅はキレイな新しい建物だった。
     そして、列車の発着時間帯ではないので、窓口はガラガラだった。
     そこで、明日からの列車の旅の予約をした。
     タンジェからフェス、フェスからラバト、ラバトからマラケシュ。
     マラケシュからカサブランカは後ですることにした。
     この3つの予約だけでも30分以上掛った。
     でも係員は親切で、何度もパソコンで確認して、予約を完了した。
     支払いも「カード払い」が出来る。

     「やれやれ」(笑)

     駅から、また、ミニ・タクシーでメディナのホテルに向かった。

    ホテルは昔のタンジェ港の目の前にある、ホテル・コンティネンタルだ。
     
     昔、一等地に建つ高級ホテルだったに違いない。
     
     
     
     ホテルのレストランや廊下だ。
     
     
     目の前には港が見える。

     だが、今や客はシティーの近代的ホテルに宿泊するのだろう。
     
     このホテルの客室の床が木だ。歩くとギシギシ音がする。

     メディナを徘徊にちょっと出かけたが、海べりなので風が強い。
     メディナを案内するという客引きがしつこく寄ってくる。

     しばらく徘徊し、夕飯を食べた
     
     港があるから魚が美味いだろうと注文したが・・・・・
     毒々しい色のファンタ・オレンジで食べる飯が
     美味しいわけがない(笑)

     もう、今日は帰って寝ることにした。
     
     五木ひろしの世界だ。
     モロッコ たそがれ、港の灯り・・・・

     風が強く、気温も思ったほど高くなく、肌寒いくらいだ。
           
     
    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ースペイン・ジブラルタル海峡の港町にー6月24日

2012年06月26日 | スペイン・ポルトガル
今日は午後1時45分の列車でグラナダからジブラルタル海峡を渡るための
港町「Algeceras」に向かう。

 その前にホテルをチェックアウトして駅に向かわなければならない。
 当たり前だ。
 グラナダに到着した初日に、念のため「駅」まで歩いてルートの確認を
 したが、また道を間違えた。

  新市街のようなところに突然出たりして、何度も道を尋ねた。

  自分でも不思議だ。

  な~~んで間違えるんだろうな~~~~!(笑)

    
    こんな所も
    
    こんな所も
    通った覚えがない。

    中華料理店のお兄さんが店先を掃除していたので
    「火車站はどこですか?」と訊いて教えてもらった。

    やっと見覚えのある道路に出た。

    で、大きな交差点を渡ってちょっと行って左折すると駅なのだが
    まだ12時過ぎだ。

    昼飯でも食べておいた方がいいと思い、
    交差点の近くの「長城飯店」に入った。

    店はオープンしているものの、まだ客は入っていないし
    お姉ちゃんが掃除をしていた。

    「称好! 可能吃飯馬?」と言うと
    「是」と言うので

    ビール 1本
    
    炒飯を注文した
    
    醤油味の炒飯。まるで家庭の味。(笑)

    店を出て駅に向かう道で
     
     こんなものを見つけた。
     サンチャゴへの道しるべだ!
     でも、その先の道標は発見することができなかった。

    13時45分発Algeceras行きの電車
     
     3両編成でAlgecerasまで5時間だ。
     一日3本ある。

     この「Algeceras」というのは車内放送で聴いていると
     「アルヘティラス」と聞こえる。

      発車して、間もなくして
     
     サンフランシスコに到着だよ!(笑)
     列車は
     
     オリーブ畑や
     
     
      ひまわり畑や
     
     トンネルや渓谷を通り、
     
     3両編成なのに結構急カーブを繰り返します。

     そして18時にアルヘティラスの駅に到着しました。

    今日のホテルの場所が分からないので住所を書いたメモを見せると
    この町の人はみな親切に教えてくれます。
    日曜日なのでほとんどの店は閉まってますが・・・。
    で、親切に教えてくれる人、みんな違う方向を指差します。
    ワタシはぐるぐる徘徊し、これが、まだ明るいからいいものの
    夜だったら「泣き」だぜと思いながら・・・・
    そして、安全チョッキを着て道路掃除をしている人に訊いたら
    「そっちじゃないよ、こっちのホラ右に曲がったところだよ」と
    正しく教えてくれました。
     
     フェリー乗り場に近いところの宿でした。「ホッ」
     真ん中の入り口を入ると、受付に、列車で見かけた日本人老夫婦が
     『地球の迷い方』(笑)をしっかり持って、「迷わずに」このホテルに
     到着していました。
     それも、飛び込みで、他のホテルもチェックしながら、このホテルに
     ワタシよりも早く到着したのですから、大したもんです。
     失礼ながら、受付の人との英会話もほとんど英会話になっていませんが
     ちゃんと部屋を取ったようです。
     奥さまの方が仕切っているみたいで、「明日、モロッコに行く」と
     のことで、大したもんだと思いました。

     ワタシは部屋に荷物を置くと、フェリー乗り場の確認と「バル」の
     確認に出かけましたが、日曜日とあってレストランはほとんど休みだし
     オープンしているレストランはアラブ系で「ノンアルコール」だ!
     ミニマートを覗いてみたが、ビールやワインは売っていない!
     なんだか、もう、モロッコに入国したような雰囲気だ。
     まだ、ここはスペインだよ!
     酒なしに、スペインは存在しない!のだと叫んだところで、
     ないものはしようがない。(笑)

     参ったね!(笑)

     で、諦めずに徘徊していたら
     港のそばのカフェ・バーでビールを飲んでいる人がいたので
     カウンターでビールを2杯飲み、ベーカリーで「菓子パン」を買い、
     宿に戻り、万が一のために持って来たハーフボトルのワインを開けた。
     

     テレビでは日曜日とあって「闘牛」をやっていた。
     
     
     
      「闘牛」も6月から日曜日ごとに開催されるらしい。
      「闘牛」って、牛をなぶり殺しにするみたいで、好きではない。
       グリーンボートの団体はクジラには目くじらたてるけど
       「闘牛」には文句言わないワケ?
        動物愛護団体も文句を言わないワケ?

      なんだかワタシは納得がゆかないな~~~~などと
      密かに考えながらワインを飲み干しましたね。
     
      
     
     

 

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