徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・下ラダック徘徊ー3月29日

2012年04月10日 | 南アジア
今日がラダック最後の日だ。明日はデリーに戻る日だ。

 朝8時、ドライバーのシャシードが迎えに来た。

 あ、シャシードの顔って、相撲の「武蔵丸」にそっくりなんですよね。

 今日は下ラダックに出かける。

 下ラダックは厳しい峠越えの道が続くところだ。人家も少なく、
 その代わり、景色が抜群に良いといわれている。

      
      国道1号線だったと思う。
      
      バスも通っている。
      
      横線のように見えるのは道だ。
      
      インダス川
      
      
      道には落石が沢山。
      
      
      リキール・ゴンパが見えて来た。
      なんでも権威のあるお寺とのことだ。
      
      寒いので水が凍っている
      
      ゴンパ(お寺)の外に金の仏像が腰かけている。
      「寒くないっすか?」(笑)
      
      金の仏像の足元に立ちつくすワタシ(笑)
     
      で、ここからの
      
      この眺め
      
      
      壁画

    あっ、言い忘れましたが、ドライバーは「ガイドはしません」
    ゴンパに到着すると「ここだよ」と言って
    あとはワタシが戻ってくるのを待っているだけなんです。

    で、車に戻り、
      
      落石を片づけている道を通り
      
      180度に左折して
      
      インダス川沿いに進みます。
    
      到着した場所が「アルチ・ゴンパ」
       
       小さなゴンパです。
       
       
       
       ここも観光シーズンになると訪れる人も多くなるのだそうですが
       今日もワタシひとり。

      もう、ゴンパ見学が飽きたワタシは、すぐ下を流れている
      インダス川に降りて行った。
       
       川に手を入れると、当然、冷たい!

       インダス川に向かって元気のない放尿をした。(笑)

       
       川原の石がなんだか輝いて見える。
       2・3個拾った。
       
       
       景色も最高だ
       

      車に戻り、運転手のシャシードにダジャレを言った。
      「インダス川に俺はペシャーブ(小便)した。
       きっと、俺のペシャーブ(小便)はペシャワール(アフガニスタン)
       までながれつく」

      ドライバーのシャヒードは軽く笑って
      「なんで、そんな小便なんて単語まで知っているのですか?」
      と驚きの表情。

   実際、今日のドライブコースはパキスタン・アフガニスタンに向かう
   国境超えの道は、多分このような道だろうを思わせるものがあった。
      
      
      
      トラックが行き交う。昔のようなケバイ色彩のトラックは
      少なくなった。
      その原因のひとつは個人営業のトラックが少なくなったためだろうか?
      
      
      車は今朝来た道を一路レーに戻る。

      レーに戻り、今日は別のチベッタン・レストランで
      
      チャーハンとスープ。
      レー最後の夜だが、今日も酒は「なし」
      最後の2日間で、やっとラダックを堪能できた。

      明日はデリーだ。       
                 

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ラダック徘徊ー3月27日

2012年04月10日 | 南アジア
ドライバーは9時にゲストハウスに迎えに来ると言った。

  朝食を取りにキッチンに行くと、初老のアメリカ人夫婦が食事をしていた。

  訊くと、ラダックの田舎で「ヤク」と「牛」との
  「雑交配数」の研究をしているのだと言う。

  借家だが、この季節、やはり「体を休める」ために、
  週に一回、レーに出てきて「骨休め」をするのだという。

  どうも、英語での雑談は疲れるので、早々に引き上げる。

  9時にゲストハウスの門に行くとドライバーが待っていた。
     
     車はレーから40キロ先のチュムレ・ゴンパとへミス・ゴンパを目指す。
     
     
     ゴンパだ。まるで砦のようなゴンパだ。
     
     
      風が強い。
   
     だれも居ないし、ほとんどの扉が閉まっているので
     早々に切り上げ
     次のゴンパに向かうことにした
     
     インダス川を横切り
     
     奇怪な山の道を突っ走り
     
     ヘミス・ゴンパに到着した。
     
     
     この寺院はラダック最大の寺院で格式のある寺だ。
     毎年6・7月にはラダック最大の祭りがおこなわれ
     信者や観光客でごった返すと言われる。
      
     
     この庭で仮面を被った祭りがおこなわれるのだ。
     だが、今は誰も居ない。

     鍵番の青年僧がひとり居て、鍵を開けてくれた。
     
      青年僧に「ワイロ」ではなく「お布施」を少々渡した。(笑)

      扉のところにいた狛犬
     
     なんだか愛嬌のある顔をしている。
     
     ゴンパの周辺を徘徊し
     
     車に戻ろうとしたら、どこからか突然現れた坊さん。
     マニ車を回したりして、さりげない風を装いながら
     ワタシの後に付いて来る。

     なんだと思ったら、途中まで車に乗せてくれ(ヒッチ・ハイク)と
     言う事だったのだ。

     ドライバーのヒャヒード(回教徒)はワタシに乗せてもかまわないかと
     同意を求めたので、二つ返事で「いいよ」と言った。

     もともと、ドライバーとワタシは前の席だ。

     このお坊さん、後部座席にしっかりと座って、
     まるで俺らは召使いだ。(笑)

     この坊さんが車を降りた後、今度はおばちゃんを乗せる。
     ドライバーは人が好いのだ。
     おばちゃんは車を降りる時、ワタシに「ジュレイ」(ありがとう)と
     言った。

     
     レーに戻る途中に、こんな像を見たり
     
      ティクセ・ゴンパに立ち寄ったり
     
     歓喜天
     
     

      シェイ・ゴンパに立ち寄ったら、偶然、地元の人が
      僧侶に頼んで読経をしてもらっていたので、中を見ることができた。
      
      
      
      仏像とワタシを比較してはならない。(笑)

      
       一応、本日の観光はこれでオシマイと
      
      車を飛ばしてレーの街に戻ることにした。

      道すがら、ドライバーと明日の予定を相談。
      明日は「下ラダック」に行くことにして、また値段交渉。

      ドライバーも
       「サーブ(旦那)と一緒だと言葉も心配もいらないし
        楽しいから、少し安くしときますよ」と抜け目ない。

      結局、明日は朝8時に出発することにした。

     レーの街にもどり、今日もチベッタン・レストランで早めの夕飯
      
      「トゥクパ」(煮込みうどんのようなもの)
      そして、ゲストハウスの近くで一軒しかオープンしていない
      「コーヒー店」で今日もコーヒー。

       酒は一滴も飲んでいない!
       

      
      
      
     
     
         

  

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・レー 今日も高度順応訓練ー3月27日

2012年04月10日 | 南アジア
体調も良くなったし、天気も良いので、今日は旧王宮の西にある
シャンティ・ストゥーパに行くことにした。
       
      なんでも日本山妙法寺の坊さんがラダックの仏教徒とインド政府との
      協力で建立したものだそうだ。

     下から階段を登る。
       
       階段の両脇には
       
       ケルン?
       途中、わき道にそれると
       
       こんな岩の上にタルチョ(チベット語の念仏が書かれた旗)が
       風に激しくはためいている。
       
       シャンティー・ストゥーパに到着。
       
       
       ストゥーパの下には寺院がある。
       
       
       ここで一応 お参り

       ストゥーパには女学生が遊びに来ていた。
       

       
       ストゥーパの周りには昨日の雪が少し残っており、
       雲行きもあやしくなってきた。

      でも、ストゥーパからの眺めは非常にすばらしい。
       
       

       ストゥーパから眼下に、
       
       こんなゴンパが見えたので行ってみることにした。
       
       迷路のようで
       
       角ばっていて
       
       適当な平らな石の上にデジカメを置いて
       「生存証明写真」だ。
       ちょっと、痩せたか?(笑)

      そこから、街に戻り、商店街の小さな路地から二階に上がって
      行くとチベット料理屋がある。
       
       「モモ」(蒸し餃子)とスープ。
       久しぶりの塩味のスープに生き返った心地がした。

      残る日程はあと2日だけだ。

      明日こそレーから離れて上ラダックのゴンパを見に行こう。

     食事の帰りにタクシー・スタンドに行き、
     タクシーのチャーターの交渉だ。

     タクシー協会の協定価格があるが、ドライバーとの話し合いで
     若干割り引きしてもらうことにした。
       
            
       
       
       
       

       

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・レー 雪だ!-3月26日

2012年04月10日 | 南アジア
昨日(25日)の段階で、26日にゲストハウスをチェックアウトし
レーから地方に行く予定だったが、体調が悪いので
ゲストハウスの奥さんに30日日まで宿泊することを伝えた。

 これが正解だった。

26日の朝、目が覚めたら、外がいやに静かなのだ。

カーテンを開けてみると
      
      雪が降っている!

     胃の方も大分良くなったので、朝食を取る。

      
      場所はオーナーのキッチン兼居間で
      
      ラダーキー・ナン(ラダック風ナン)とオムレツと紅茶。
      翌日はトーストと卵焼きと紅茶。
      オーナー夫妻と使用人とワタシの4人でTVを見ながら
      おしゃべりしながらの朝食だ。

      だいたいこのようなスタイルが連日続くと、誰がオーナーか
      分からなくなる。(笑)

      年齢からしてもワタシが歳上なのだから・・・・

  雪が降っているので部屋に戻り、ストーブを点けて
      
      以前宿泊した日本人旅行者が置いていったのであろう
      椎名 誠の単行本『新橋烏森口青春純情篇』を読みながら
      うとうとする。
      毛布は、なんと「西川の毛布」だ!(笑)
      ワタシの部屋だけ「日本だ」
      このゲストハウスはインターネットの設備もない。
      自家発電の設備もない。
      停電になれば、ただひたすら電気が来るのを待つしかないのだ。

      午後になり、雪も止んだので、食事のついでに
      街のインターネット屋に立ち寄った。
      自家発電で電気を供給しているものの、インターネットの
      スピードが非常に遅い。

      店のアンちゃんに訊いたら、「サテライトを使ってなんたらかんたら」
      なので通信速度が遅いのだとか。

      そんなことワタシに言っても分かりません。(笑)

      帰途、夜食用の「パン」を買って戻る途中、
      「コーヒー屋」でコーヒーを一杯。(ホッ)
            
           

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーインド・ラダック 高度順応訓練ー3月25日

2012年04月10日 | 南アジア
胃の調子は大分良くなった。

朝は昨日の残りのビスケットとガス抜きコーラで済ました。

高山病は休養していれば治るものではないそうだ。逆に、高山病が悪化すること
さえあると言う。

体を動かした方が、高山病対策というか、高度順応訓練の方が効果があるそうだ。

そう言えば、エベレストなどに上る時も、ベースキャンプから、少々遠出したり
して、高度順応訓練するのだとか、登山関係の小説で読んだことを思い出した。

 まずは、3300メートルのレーの街を徘徊しよう。
    
    比較的新しいチベット寺院だそうだ。
    
     老人たちが時間を持て余してか(笑)、日向ぼっこにか
     お寺にやってくる。
     気温が低いが太陽が出ていると、暖かい。
     
     街は観光シーズン前なので閑散としている。
    
    犬も寒いので毛がふさふさしている。
    
    
    マニ車を回しながら商売をしているおじさん。
    
    レゲエではなく、前に廻って顔を見たらオバーサンでした!

    よくチベット人は体が汚い、垢まみれだと言われますが
    これは「しようがない」一面もあるような気がします。
    11月から3月まで、最低気温マイナス20度の日々もあると
    言われます。各家庭に「給湯器」があるわけではありません。
    電気は午後5時から午前零時くらいまでしか来ませんし、
    日中は停電していることが多いのです。
    水は「外の水くみ場」から運んで飲み水・炊事・洗顔等の水として
    使いますが、体を洗うことは冷水では不可能に近いからです。

    多分、ここのレーの人々にとっても、春と夏は待ち遠しいことでしょう。

    夏は日中は30度にも達します。そうすれば、水で体を洗う事も
    できます。

    ワタシの宿泊しているゲストハウスも、例の『歩き方』には
  24時間ホットシャワーOKと書かれていましたが、
  毎朝、バケツ1杯のお湯をスタッフが運んでくるのです。
  このバケツ1杯のお湯を別のバケツに小分けしながら水を足し、
  頭を洗い、体を洗い、髭を剃る。
  お湯を使い終わった頃には、急激な寒さで体が震えてきます。
  腰にバスタオルを巻いて、部屋のガスストーブの前に直行です。

   話がそれました!

   高度順応訓練です。

   オールド・レー宮殿に登ることにしました。
   この宮殿は、現在中国のチベット自治区のラサにあるポタラ宮のモデルと
   なった建物です。
   街の小路を抜け、山を登り始めます。
   少しあるくと、頭がズキンズキンして来ます。
   立ち止まっては大きく息を吸い、酸素を吸収します。
   高山病は無理をしないことです。
   ましてや、現在、ワタシはたったひとりで山を登っています。
   助けてくれる人は周囲にはいないのです。
      
       ペットボトルの水を補給しながら、ゆっくりと歩きます。
      
      
      宮殿の入り口まで達しました。
      標高3410メートル。
      結果的には街から110メートルしか登っていないのですが
      体は悲鳴を上げています。
      
      現在はこの宮殿は廃墟となっていて、入口の「鍵」が掛っています。
      夏場は開放されているようだが、
      オフ・シーズンの今は、ひっとっこ一人いない。

      休憩しては、この宮殿の廻りを歩きまわり、下山したのでした。

    高山病の特効薬には「ダイアモックス」とかいう薬があって、
    これを飲むと、軽い高山病の人にはすぐ効くとのことだ。
    また「バッファリン」もいいらしい。

    さて、宮殿から降りて、時間は早いが夕飯としてどこか食べるところを
    探す。
    閉まっている店が多くて、結局、マサラドーサを食べて夕飯とする。

    レーの街の夜は早い。

    午後5時頃になると山からの冷たい風が吹く。
    商店は午後7時半頃には閉まってしまう。
    夜道は暗い。
   
    この3拍子そろった環境では、早飯・早寝が一番だ。        

     

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