議員が勉強できる場は色々とあります。
市の中でも行政調査というのは、大切なものだと考えています。
委員会の所管に関係あるところで、先進的な自治体を訪れ、担当者から詳しく説明頂けるというのは、議員ならではです。
一般市民の時、個人で先進地になんどか行ったことがあります。
大変なのは、担当の方とアポイントを取ることが難しいし、また説明もザックリとしたものでした。
説明を待っていると、大切なところはスルーされるおそれがあるので、あらかじめ質問を充分考えて、その答えで概要をつかむようにしたものです。
ところが議員の場合、事務局サイドがしっかりとアポを取り準備してくれ、また相手側もそれなりの対応をとって頂けるのが有り難いです。
勿論、研修先を選択するのは議員です、私の場合例えば自転車交通・映画文化に関して尾道市(産建)、空手武道教育に関して芦北町など、学びたいと思い実現したことがあります
それを如何にして西都市に還元するか行動するわけです
さて今回のテーマは「五歳児健診について」で熊本県氷川町へ、また「事前予約型乗り合いタクシー」で鹿児島県垂水町に行きました
それぞれ担当の方が資料を用意して頂き、詳しい説明をいただきました。
各自治体の方と折衝をして頂いた議会事務局のH君に感謝です
朝西都をバスで発ち、東九州自動車道に乗り一路熊本八代に向かいます。
研修予定は午後なので、昼食を先に済ませます
さて西都市では道の駅のことがよく話題になります、したがって食事をするところも参考になるところを選んでいます。
場所は道の駅「竜北」の農村レストランでした
道の駅から周りの田んぼを見ていると奇妙な様子の田んぼがありました
これです
表示をアップすると
献上米を育てるところだったのです
氷川町は八代の北側で熊本県の真ん中に位置しています
平成17年に「宮原町」「竜北町」の2町が合併して氷川町となりました
人口は12、420人で主な産業は農業でい草、梨など有名です
さて、研修開始です
町長、議会代表と挨拶が続き
説明は健康福祉課の保健師長岡さんでした
1時間以上、熱心に説明して頂きました(感謝です)
でいつものように箇条書きで
*氷川町の人口動向説明 12.796人 男6.000 女6.796
*出生数の変化 (H24)85人(H23)70人(H22)97人(H21)103人・・・
*H17/4 発達障害者支援法施行・・・出来るだけ早く発達支援をおこなう
*発達障害者の社会生活が円滑に送るため特性に合わせた医療的、福祉的、教育的援助
*現在何らかの支援が必要なの児は10人に一人と言われている・・これは増えているのでなく診断される例が増えていると言うこと
*昔から発達障害の児はいた
*大切なのは二次障害を防ぐこと、発達障害の子どもへの対応法を誤らない事
*例えば少年期の罪を犯した子どもの7割は発達障害だと言われている、正確な対応法をおこなわなかったために起こった二次障害といえる
*氷川町では3歳児で問題なかったのに、小学校で見つかることがあった。それが遅れたため対応が後手に回った
*保育園では気づいているが、保護者は気づいていないケースがあった
*保護者向けに発達障害について説明する、そして5歳児検診の目的①医療と療育をつなぐ②家族が子どもの心身の発達を確認する③正しい理解を持ってもらう この3つ
*ただ一般的な生活改善「早寝早起き朝ご飯」など就学前準備につながる
*検診は20名が一グループで保育所単位で行っている
*色々な方法、ゲーム(面接、模倣動き、16分割パズル、フルーツバスケット、読み聞かせ等)を使って検診した
*最初は保護者の理解が得られないところもあったが、5年経ちほぼ100%の受診率
*この検診によって療育が良い方向につながった例がある
*検診を行って良かったこと
①3歳児検診後の保護者へのアプローチが出来た
②保育園、幼稚園、学校間の情報共有の場が増えた
③発達障害への理解が深まった
④周囲の対応が良くなり、集団の場で困ることが少なくなった
⑤町民の子どもを親と同じ目線で見ることになった
⑥修学支援につながった
⑦保護者の不安が減る
*診断はその子を知る一つの方法
*発達障害を持つ大人の7割くらいがうつやパニック障害、適応障害のかたがいると統計上言われている、幼いころから正しい対応をとることによって自己肯定感が育つ
*社会に適応できる大人にすること
説明が終わった後、私はいくつか質問をしました。
検診にかかる費用(保健師の人件費ぐらいです)、また発達障害そのものについてなどです。
発達障害については勿論ある程度知っていましたが、研修を受けて私が知っていたのは「本当に、ある程度」であったことが分かりました(ガックリ)。
とても良い研修となりましたし、西都市として如何に活かしていくべきか考えさせられるものとなりました。
特に約10%が障害を持つ可能性があると知り、驚きました。そして早くその事を知りその子にあった修学指導をしないと、取り返しのつかないこと(まれに)になることもです。
教える側、また保護者それを知らずに対応すると、厳しく叱ったりしてしまいがち(何故出来ないの!、落ち着きがない!)、つまりその(障害を持つ)児にとってなぜ自分は怒られるのだろう?と思ってしまい「反発」や「自信喪失」となります。この事が「自傷行為」「いじめ」「非行」「不登校」などにつながってしまうのです。
つまり社会に不適合な人となります、ですが育て方を間違わなければ、世の中の偉人と言われる人の多くが発達障害を持っていたと言われるように、その持つ個性を発揮できるようになるのです。
これらのことを言葉で表すのは難しいのですが、例えば「足が短い」「頭が大きい」という欠点(俺のことか~)があったとします。ズボンを買うとき当然その足の長さにあったズボンを買うはずです、帽子だって頭の鉢にあった帽子かいます。ですがその事にきずかず、他の子と同じズボンを無理にはかせたら「歩きにくいし」「かっこわるいし」「頭が締め付けられイタイ」「兎に角帽子がかぶれない」良いことは無いはずです。でも足の長さ、頭の大きさは見て分かりますから、その子にあったズボンや帽子を用意しますが、発達障害はほとんど分かりません、それで同じようなズボンをはかせ、無理矢理帽子をかぶらせる事となるのです。是はつらいですよね
ですが早い段階(5歳がベスト)で知ることによって、その子にあった教育が出来るし、その子が傷つくことを防ぐことが出来、社会に適合できる大人となるのです。
そんなことを学んできました。
垂水町はまた明日報告します。
市の中でも行政調査というのは、大切なものだと考えています。
委員会の所管に関係あるところで、先進的な自治体を訪れ、担当者から詳しく説明頂けるというのは、議員ならではです。
一般市民の時、個人で先進地になんどか行ったことがあります。
大変なのは、担当の方とアポイントを取ることが難しいし、また説明もザックリとしたものでした。
説明を待っていると、大切なところはスルーされるおそれがあるので、あらかじめ質問を充分考えて、その答えで概要をつかむようにしたものです。
ところが議員の場合、事務局サイドがしっかりとアポを取り準備してくれ、また相手側もそれなりの対応をとって頂けるのが有り難いです。
勿論、研修先を選択するのは議員です、私の場合例えば自転車交通・映画文化に関して尾道市(産建)、空手武道教育に関して芦北町など、学びたいと思い実現したことがあります
それを如何にして西都市に還元するか行動するわけです
さて今回のテーマは「五歳児健診について」で熊本県氷川町へ、また「事前予約型乗り合いタクシー」で鹿児島県垂水町に行きました
それぞれ担当の方が資料を用意して頂き、詳しい説明をいただきました。
各自治体の方と折衝をして頂いた議会事務局のH君に感謝です
朝西都をバスで発ち、東九州自動車道に乗り一路熊本八代に向かいます。
研修予定は午後なので、昼食を先に済ませます
さて西都市では道の駅のことがよく話題になります、したがって食事をするところも参考になるところを選んでいます。
場所は道の駅「竜北」の農村レストランでした
道の駅から周りの田んぼを見ていると奇妙な様子の田んぼがありました
これです
表示をアップすると
献上米を育てるところだったのです
氷川町は八代の北側で熊本県の真ん中に位置しています
平成17年に「宮原町」「竜北町」の2町が合併して氷川町となりました
人口は12、420人で主な産業は農業でい草、梨など有名です
さて、研修開始です
町長、議会代表と挨拶が続き
説明は健康福祉課の保健師長岡さんでした
1時間以上、熱心に説明して頂きました(感謝です)
でいつものように箇条書きで
*氷川町の人口動向説明 12.796人 男6.000 女6.796
*出生数の変化 (H24)85人(H23)70人(H22)97人(H21)103人・・・
*H17/4 発達障害者支援法施行・・・出来るだけ早く発達支援をおこなう
*発達障害者の社会生活が円滑に送るため特性に合わせた医療的、福祉的、教育的援助
*現在何らかの支援が必要なの児は10人に一人と言われている・・これは増えているのでなく診断される例が増えていると言うこと
*昔から発達障害の児はいた
*大切なのは二次障害を防ぐこと、発達障害の子どもへの対応法を誤らない事
*例えば少年期の罪を犯した子どもの7割は発達障害だと言われている、正確な対応法をおこなわなかったために起こった二次障害といえる
*氷川町では3歳児で問題なかったのに、小学校で見つかることがあった。それが遅れたため対応が後手に回った
*保育園では気づいているが、保護者は気づいていないケースがあった
*保護者向けに発達障害について説明する、そして5歳児検診の目的①医療と療育をつなぐ②家族が子どもの心身の発達を確認する③正しい理解を持ってもらう この3つ
*ただ一般的な生活改善「早寝早起き朝ご飯」など就学前準備につながる
*検診は20名が一グループで保育所単位で行っている
*色々な方法、ゲーム(面接、模倣動き、16分割パズル、フルーツバスケット、読み聞かせ等)を使って検診した
*最初は保護者の理解が得られないところもあったが、5年経ちほぼ100%の受診率
*この検診によって療育が良い方向につながった例がある
*検診を行って良かったこと
①3歳児検診後の保護者へのアプローチが出来た
②保育園、幼稚園、学校間の情報共有の場が増えた
③発達障害への理解が深まった
④周囲の対応が良くなり、集団の場で困ることが少なくなった
⑤町民の子どもを親と同じ目線で見ることになった
⑥修学支援につながった
⑦保護者の不安が減る
*診断はその子を知る一つの方法
*発達障害を持つ大人の7割くらいがうつやパニック障害、適応障害のかたがいると統計上言われている、幼いころから正しい対応をとることによって自己肯定感が育つ
*社会に適応できる大人にすること
説明が終わった後、私はいくつか質問をしました。
検診にかかる費用(保健師の人件費ぐらいです)、また発達障害そのものについてなどです。
発達障害については勿論ある程度知っていましたが、研修を受けて私が知っていたのは「本当に、ある程度」であったことが分かりました(ガックリ)。
とても良い研修となりましたし、西都市として如何に活かしていくべきか考えさせられるものとなりました。
特に約10%が障害を持つ可能性があると知り、驚きました。そして早くその事を知りその子にあった修学指導をしないと、取り返しのつかないこと(まれに)になることもです。
教える側、また保護者それを知らずに対応すると、厳しく叱ったりしてしまいがち(何故出来ないの!、落ち着きがない!)、つまりその(障害を持つ)児にとってなぜ自分は怒られるのだろう?と思ってしまい「反発」や「自信喪失」となります。この事が「自傷行為」「いじめ」「非行」「不登校」などにつながってしまうのです。
つまり社会に不適合な人となります、ですが育て方を間違わなければ、世の中の偉人と言われる人の多くが発達障害を持っていたと言われるように、その持つ個性を発揮できるようになるのです。
これらのことを言葉で表すのは難しいのですが、例えば「足が短い」「頭が大きい」という欠点(俺のことか~)があったとします。ズボンを買うとき当然その足の長さにあったズボンを買うはずです、帽子だって頭の鉢にあった帽子かいます。ですがその事にきずかず、他の子と同じズボンを無理にはかせたら「歩きにくいし」「かっこわるいし」「頭が締め付けられイタイ」「兎に角帽子がかぶれない」良いことは無いはずです。でも足の長さ、頭の大きさは見て分かりますから、その子にあったズボンや帽子を用意しますが、発達障害はほとんど分かりません、それで同じようなズボンをはかせ、無理矢理帽子をかぶらせる事となるのです。是はつらいですよね
ですが早い段階(5歳がベスト)で知ることによって、その子にあった教育が出来るし、その子が傷つくことを防ぐことが出来、社会に適合できる大人となるのです。
そんなことを学んできました。
垂水町はまた明日報告します。
無理は出来ない、よだんきぼ(めんどくさがりやの方言)の性格をしておりますから。
焼酎も20度を飲んでます、度を過ごして25度にならぬよう気をつけます。
いつもコメント有り難うございます