西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の活動 産建委員会 一般質問報告( 里山再生が図れる新しい畜産 ) 稽古

2023-03-13 23:38:35 | 日記

今日は委員会でした。

産業建設員会に付託された議案を精査しました。

来年度予算がほとんどだったので、各課とも来年度に向ける意気込みを感じられました。

頑張りましょう。

一般質問報告です、今日は里山が図れる新しい畜産についてです

檀上質問)

3番目は里山再生が図れる新しい畜産についてです、実は平成22年12月議会において「家畜の福祉について」質問しました、この年は口蹄疫による悲劇が起こった年です。その時の質問はこうです「お伺いします。それは「家畜の福祉」という考えについてです。今までの効率一本やりの畜産経営から、諸外国で取り組み始めた「家畜の福祉」という考えを取り入れた新しい畜産業の形のことです。

 「家畜の福祉」とは聞きなれない言葉かも知れません。ちょっと説明をいたしますと、定義は次の5つに集約されます。一つ、空腹、渇きからの解放、一つ、不快からの解放、一つ、苦痛、損傷、疾病からの解放、一つ、動物本来の動きを制約しない正常行動発現の自由、一つ、恐怖及び苦悩からの解放、以上の5つです。たとえ、食料として命をいただくものであっても、命のある間はその命を全うさせてあげたいという考えです。また、家畜自体がストレスから開放され、病気抵抗力に強くなり、持続的な畜産ができるメリットもあります。

 欧州連合では、この考えをもとに家畜の飼育システムを改良しているそうです。この「家畜の福祉」という考えにどう思われているか、市長の見解をお伺いいたします。」というものでした。

あの時のやり取りを再度確認しましたが、あまりかみ合っていませんでしたが、あれから10数年たちました。時代も変わりました。先ほど述べたように、たとえ人間の食となる運命だろうとも、生がある限りはその動物とって良い環境で育てていきたいという考えが出てきたように思えますし、食料品店でもそのことをアピールしているものが多く見受けられるようになりました。そこで伺います、里山再生と放牧事業推進はどのようなものか、またそれはアニマルウエルフェアつまり家畜の福祉と重なるところがあるのではないかと思うのですが、考えを伺います。

市長答弁)

・里山再生と放牧事業推進についてであるが、放牧は山林に永年牧草を作付けすることで、飼料、機械、堆肥化等に要する経費や労力の低減を図ることができる・

・家畜の健康増進と疾病の低減にも期待できる。

・子牛の販売価格の下落や、飼料や資材等の価格高騰により畜産経営がひっ迫している状況にある中で、放牧事業は安定した持続的な畜産経営の実現に効果的と考える

・まずは繁殖農家での推進を考えている。

・最近の畜産は集約多頭的が主流だが放牧は多様な畜産経営のスタイルの一つとして考える

・放牧場を里山に作ることで、里山の景観が整備されるとともに、耕作放棄地の解消や有害鳥獣の侵入防止が図れることから、里山再生につながると考える

・アニマルフェルフエアと重なることは、についてであるが放牧は家畜にとってストレスのかかりにくい飼育環境であり、アニマルフェルフエアの考えと重なるところがあると考える

質問席)

次は里山再生の件に行きます、ここで市長に伺いますが、「グラスフェッド」という言葉をきかれたことがありますか?

市長答弁)

・牧草のみを食べて育った・・というもの、と考える

質問)

私も以前全く知らなかったのですが、「最強の食事」という本で知りました。その本で書いてあったのは「グラスフェッドバター」というもので、グラスフェッド牛のミルクからとれたバターの良質な脂肪は栄養素としてとても大事なものという内容でした。グラスフェッドの逆はグレイフェッドです。その両者を比較したところオメガ3という人体にとって必要で良質な脂肪が多かったようです。私は畜産の素人です、ですから畜産を経営面で見たりすることはできません。ただ購買者は私と同じようにほとんどが素人です、そして先ほど「最強の食事」という本を取り上げたように、情報はありあふれています。世間で評価高いものに飛びつきます、今「里山」というワードは知られ始めました。そんな中、里山再生が図れる新しい畜産を取り上げたことは先進性があって評価したいとは思います。ただ他地域ではもう商品化しているところもあります。お隣の鹿児島県では「里山グラスフェッド牛」として販売しているようですが、良いものは良いんです。是非頑張って欲しいと思いますが、市長の考えを伺います。

市長)

・まずは繁殖牛から里山での放牧の推進と考えている

・将来的には、本市でも健康な講師を生産し、快適な環境の里山で育った安心安全な肥育牛としてブランド化し、販売まで行えないか研究していきたい

質問)

里山を作ることは、耕作放棄地や問題となっている有害鳥獣の防止になると言われましたが、具体的にはどのようなことが効果となり、それらの事がなされるのか伺います。

市長)

・放牧場では山の斜面に牧草を作付けし、隣接する田畑や耕作放棄地には飼料作物を作付けするので、飼育規模にもよるが広大な面積が必要となる為、耕作放棄地の解消につながる

・集落と森林の間に放牧地を作ることで、有害鳥獣が身を隠す場所がなくなることや鹿が牛を警戒するようになり、集落に近寄りがたい環境ができる事から、鳥獣被害の減少につながると考える

質問

檀上の答弁でアニマルウエルフェアの考えと重なると言われましたが、壇上での私の質問の5項目以外にアニマルウエルフェアについての知見があれば伺います。

市長)

・橋口議員がいわれた5つの項目がアニマルフェルフエアの考えと理解している

・加えて繁殖牛の取り組みで考えると、家畜が健康であることだけでなく、自然環境の中で飼育することで、飼育する人も健康になるという事も考えられる

質問)

飼育する方の心の健康に良いでしょう、消費者もアニマルウエルフェア認定の食を通して健康になるでしょう。先ほどブランディングについてのやり取りをしましたが、ブランドを作る上において大事なのは「ストーリー」だと思います。ポンと西都ブランドですと言って、ある商品を棚に陳列しても、またインターネットに出しても、消費者は飛びつきません。消費者はそのブランドの後ろにある大きなストーリーを知りたがり、知ることによってブランドの価値を図り、それが購買に結び付きます。これは産業建設委員会で行政調査に行ったときに東川町でもとめた一冊の本です。この本に流れるテーマは「ホンモノ」という事です。北海道東川町のホンモノを見つけ出し、ストーリーとして全国に伝えることによって東川のブランド「東川スタイル」が出来上がっています。

さて西都市を振り返ると平成の合併の前は九州で北九州市に次ぐ広大な面積を持つ自治体でした。広大な面積を持つが故インフラ等に他市町村よりお金はかかりますが、この広大な土地を持つ自治体だからこそできるホンモノを目指すべきだと考えます。土地の狭い自治体ではやろうと思ってもできないことをです。

そう言った中で里山再生や放牧によるアニマルウエルフェアは西都の持つ財産を活かす施策だと考えます、市長に再度決意を伺います。

市長)

・橋口議員のおっしゃる通り本市には財産というべき広大な森林や田畑が存在する

・それらを放牧で活用するのは里山再生やアニマルフェルフエアにつながる意義あること施策と考える

・放牧は低コスト省力化が図られ、海外の資料の依存度を下げる事にもなる

・持続的な畜産経営の実現にもつながる

・放牧した牛のブランド化まで図ることで、多様化した嗜好に対応した生産の取り組みにつながる有効な施策だと考える

・しっかり研究していきたい

 

今日の稽古は前半は基礎トレーニング

をやり、後半は形の細かいところまで指導確認しました。

昨日報告した気合杯団体優勝の三人

結構な数の団体が出ており、そこで優勝・・・¥素晴らしい!

さて春の気配を感じます


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