西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

活動報告(西都市倫理法人会 令和5年度倫理経営講演会) 一般質問(地域資源の発掘と開発)

2023-03-17 01:51:01 | 日記

年度末になり、いろいろとやらせてもらっている役職の会議が目白押しです。

火曜日は宅建業務を終え、そのままひなた武道館会議室にて県民スポーツ実行委員会に参加しました。

水曜日は産業建設委員会の討論採決を行い、夕方は倫理法人会の西都市倫理法人会の倫理経営講演会でした。

百名弱の皆さんが集まり、講座内容も良く、大変すばらしい講演会だったと思います。

参加していただいた皆さんありがとうございました。

質問)

4番目は地域資源の発掘と開発という事から2つ伺います。一つは杉安川仲島公園についてです、私も依然質問したし、他の議員も質問しています。これはつまり川仲島公園を地域資源として見ている証だと考えます。そこで公園が開発されたときからの誘客数の推移を伺います。次はこの公園をどのようにされる予定なのか計画があれば伺います。

市長)

・杉安川仲島公園が開発されたときからの誘客数の推移であるが、当該公園は「芝生広場」が昭和61年度、「競泳用プール」が昭和62年度、「流水プール」が昭和63年度、野球場が平成元年に設置されている

・誘客数の内訳を、各施設設置年度からコロナ禍以前の平成30年度までの利用者数を誘客数として推計する

・「競泳用プール」「流水プール」の利用者数は、設置年度の63,000人をピークとして、毎年天候等で増減するが年平均24,423人であり、延べ利用者数は757,113人である

・「野球場」利用者数は年平均3,244人であり、延べ利用者数は97,320人である

・「芝生広場」利用者数は、年平均5,568人であり、延べ利用者数は183,744人である

・これらを合計すると103万8,177人となり、杉安川仲島公園が開発された時からの誘客数と推計される

・今後の利活用については総合計画をはじめとする市の各種計画に則し、様々なご意見をいただきながら検討を進めてまいりたい

質問)

杉安川仲島公園の件です。この公園での交流人口を伺ったのですが、改めてすごいものだと思います。とくに「競泳用プール」「流水プール」の集客は半端ないです。設置年度は63,000人も集め、延べ利用者は75万人。当然これはプールですから夏場中心のものだと考えます。この集客人数をどのように評価されているかまず伺います。

スポーツ振興課課長)

・議員がいわれる通り、杉安川仲島公園の「競泳用プール」「流水プール」を設置した昭和63年度は約63,000人の方々に利用いただいた

・当時は「競泳用プール」の会場期間は6月1日から9月30日までの4か月、「流水プール」の会場期間は7月1日から9月30日までの3か月間であり、ほとんど夏場の営業だった

・にもかかわらずこれだけの方々に利用いただけたという事は、近隣市町にも海水浴場や公営民営プールがあったことを考慮すると、「流水プール」等は市外からも含め多くの利用者を集客する総統の魅力や価値を有していたものと考える

・当該公園の延べ利用者数103万8,177人のうち、両プールの延べ利用者数75万7,113人が占める割合は約73%であることから特に夏場を中心に活況を示していたと考える

質問)

川中島公園のプールで遊んだ記憶って大事だと思うのです。昭和63年オープンですから、私たち家族はまだ名古屋にいたときです。夏、帰省した時は、必ず連れていっていました。そして南国宮崎の青空と杉安の自然と子供たちで一杯のプール、最高の思い出です。今は大人になったあの時の子供たちにとってもそれは同じです。

誘客数は100万人という事です。もちろん複数回行った方がほとんどでしょうが、あの公園には100万回の思い出があることは間違いありません。

川中島の整備の件は何度も質問していますし、また課長とも直接お話しさせていただいています。休館しなければならない事情はある程度は理解するところです、また今の私の立場は市民のお金をいかに市政の場でうまく使うかしっかりと見なければならない議員です。

ですがそれを踏まえても、もったいない、なんか活かす方法はないのか、100万の思い出を活かす計画はないのかと考えます。財政的なこともあるので、必ず実行とはいかないでしょうが、西都市の中心を縦断し市街地から穂北そして杉安、自然豊かな東米良への経済等の効果をもたらすお考えはないのか再度伺います。

市長)

・杉安の一つ瀬川は風光明媚なところで、日向の嵐山と言われていたと聞いている

・杉安川仲島公園については会場以来多くのお客様に楽しんでいただいた施設であり、利活用の必要性についても十分理解している。

・利活用については総合計画をはじめとする市の各種計画にのっとり、杉安地域はもとより、市街地や穂北地域、東米良地域への様々な効果を検証しつつ、協議検討を進めてまいりたい

質問)

今でも結構荒れてています、このまま手を入れないとあそこは本当に廃墟となります。まともに改修整備に向かえば多額の予算が必要でしょう、しかし行政が廃墟としてしまったという事になれば問題です。また野球場等に災害を及ぼすことも考えられます。そうなれば周辺地域の方々も何らかの意見を出してくると思います。

前回質問の中に出したキャンプ施設、オートキャンプ施設、そしてここは地下水から水をくみ上げているので水道料金があまりかからないので、小さい子は水に親しめ親はバーベキューが楽しめ家族で集える場所、オリンピックで世間に知れたアーバンスポーツとしての開発、またボルタリング施設、アウトドア、スポーツを専門としている民間企業とのコラボレーションなどいろいろ研究していただきたいと思います。市長のお考えを伺います

市長)

(割と前向きな意見が聞かれました)

質問)

 もう一つは宿泊場所の件です、市外から西都市に来られた方が憂慮されるのは西都市内の宿泊場所だと思うし、実際私も困ったことがあります。そこで伺います、西都市内の宿泊場所、収容可能人数等を把握されていれば伺います。そして西都市民が希望しているであろう、西都商業高校跡地の宿泊施設への改修等の進捗状況はどのようなものなの伺います。

市長)

・西都市内の宿泊場所及び収納可能人数はであるが、宿泊施設はホテル、旅館、民宿等で12施設、総収容人数は365人である

・西都商業高校跡地の宿泊施設への改修等の進捗状況についてであるが、株式会社日南において、先に本市に提出された利用計画書に記載の宿泊施設等の創業を目指し、関係する業者や機関等の専門的見地に基づく意見等の聞き取りを行いながら、基本計画の策定に取り組まれている

・具体的には社内にプロジェクトチームを立ち上げ、先進地の事例を調査するなどの取り組みが進められていると伺っている

・宿泊施設が整備されることは、地域の産業振興や雇用促進が¥はかられるとともに、観光客の増加による観光消費を促し、地域経済の発展に貢献いただけるものと考える

・行政としても企業との情報交換を行いながら、この施設整備により市全体に相乗効果が得られるよう積極的に支援してまいりたい

質問)

宿泊施設について、答弁の中に市全体に相乗効果が得られるように積極的に支援していきたいと言われました、これは本当にお願いいたします。

特に西都商跡地の宿泊施設改修はスポーツランド西都を目指す立場からも、また市内飲食店への誘客等経済効果の面からも早期創業を目指し、市としての支援を要望します。

さて答弁で総収容人数は365名と答えられましたが、これは妥当な数字なのかどうか、考えを伺います。

商工観光課長)

・本市の年間宿泊数は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成30年で25,632人、令和4年で23,268人となっている

・これを定員稼働率で見るとそれぞれ19.2%、と17.5%となる

・宿泊施設の種類によっても定員稼働率は変わってくるが、全国的にもかなり低い稼働率となっている

・本市の宿泊客数の特徴として、スポーツキャンプ時には施設の定員に達する状況が続くが、それ以外は閑散期がとなっている宿泊施設が多いと分析している

・このことから365人が妥当であるかどうかは判断しかねる

・今後地域外貨の獲得によって経済活性化を図ろうとする本市において、観光振興において魅力ある観光コンテンツを創出することが宿泊者数を増やすことになると考えるし、結果宿泊可能人数の増加にもつながるものと考える

質問)

シーズンによってばらつきがあるのが課題であるというのは、私も同じ考えです。でもばらつきがあるからしょうがないよね、じゃ消極的過ぎます。キャンプ以外のシーズンオフを含め、入り込み客を増やす、なにか方策等考えはあるのでしょうか?

商工観光課長)

・新型コロナウイルス感染症の収束を見据えた取り組みとして「地域資源高付加価値化による地域経済活性化事業」に取り組んでいく

・地域資源の発掘や開発、磨き上げを行って付加価値を高め、西都市らしい観光コンテンツや地域産品を作り上げて、地域外貨を稼ぐ仕組みを構築しようとするものである

・具体的には、観光をスダンとした誘客、及び地域産品開発のためのターゲットを絞り込むことを目的としたマーケティング調査を行い戦略を策定する「マーケティング調査戦略策定事業」

・専門家のアドバイスを受けながら、マーケティング調査により絞りこんだターゲットに訴求する\観光コンテンツを開発する「観光コンテンツ開発事業」

・本市の農産物を活用した地域産品となりえる地域資源の発掘や開発、磨き上げに加え事業者等の地域産品開発に係る伴走支援を行う「地域商社事業」に取り組むことで観光入り込み客数を増やしていきたいと考える

質問)

マーケティングを行い、観光の中身となるものを開発し、地元の資源の磨き上げなど伴走支援の地域商社事業を取りくむという事で観光入り込み客の増加を図る、期待しています。 ところで国土交通省の観光庁が行っている「第二のふるさとづくりプロジェクト」について西都市の動きを伺います

商工観光課長)

「第二のふるさとづくりプロジェクト」とは、新型コロナウイルス感染症の影響等により密を避け、、自然環境に触れる旅へのニーズなどが高まる中、大都市では故郷を持たない若者が増え、田舎にあこがれを持って関りを求める動きも存在しているという背景を踏まえ「第二の故郷」として、「何度も地域に通う旅、帰る旅」というスタイルを推進定着させることで、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげようとしている取り組みである

・本市ではグリーンツーリズム推進事業として実施している

質問)

このプロジェクト有識者会議の中間とりまとめを読みました。これは令和3年12月に報告されたものです。ざっくりと紹介すると、新型コロナウイルス感染の拡大や働き方改革によって「居住地と勤務地の分離」「働き方住まい方の流動化多様化」が背景にあり。その中で「第二の故郷」を作り、「何度も地域に通う旅、帰る旅」を推進させ、稼げる地域とするというプロジェクトです。まさに西都市が取り組まねばならないものだと感じました。具体的な方策は観光だけでなく業務、地域貢献(ボランテイア)、知人訪問、明確な目的のない来訪などがあり、それを実現するマーケティング手法として、既にある個の顧客の実際の観光行動や消費行動、特に宿ソトでの行動を把握分析しながら、「暮らすように滞在し、地域の中で仕事をするように持っていくプロジェクトです。実はモデル実証を全国各地で展開しようとしていますが募集期間は過ぎたようです、残念です。ただ先ほど伺ったように、第二の故郷づくりプロジェクトと趣旨が似ているグリーンツーリズムを西都市は先駆けて取り組んでいるので、第二のふるさとづくりのような事業内容に取り組みやすいと思うのですが、いかがでしょうか

商工観光課長)

・第二の故郷つくりと同様の目的で取り組むグリーンツーリズム推進事業については、現在コロナ禍という事もあり受け入れを制限してきたが、今後体験宿泊とともに積極的な事業展開に努めていきたいと考える

質問)

よろしくお願いします。これは単なる泊りだけでなく、定住に結び付くという観点から、面白い取り組みを知りました。多拠点居住と関係人口の創出を目指す「Address」という取り組みです。このアドレスをご存じでしょうか

商工観光課長)

・Addressという取り組みについては知らなかったので、調べてみたところ、空き家を活用したサブスクリプションによる宿泊サービスの呼称とその会社の事であった

・全国に260か所で展開しており、複数の拠点での生活を求める人に対応した宿泊施設の事であった

・本市においても空き家の利活用は大きな課題となっているから、興味深い取り組みであると考える

質問)

今言われましたが、日本各地の空き家を活用したサブスクリプション型多拠点居住サービスの事です。

これは民間企業です。もともと地域が抱えている空き家や高齢化、人口減少に少子化の問題に対し、地域にもプラスになり、都会の人にも使えるようなシェアサービスが作れないか考えたのが原点らしいです。都会での暮らしと地方での暮らしどちらか一方を選ぶような人口の奪い合いでなく、人口をシェアできないかと考えたようで、現在全国47都道府県に260ケ所の物件があるようです。

このサービスで注目すべきは単なる家や部屋貸しでなく地元住民の「家守」(地域コミュ二ティ・マネージャー)がいて地域情報提供を担っていることです。それによって利用者と地域住民の交流ができ、先ほど言った第二の故郷造りにつながるものです。また利用者はいろいろなスキルを持っている方がいて、地域の若い担い手となった事例もあります。そして自治体との連携も進んでいるようです。まちづくリのKOKOKARAと共に研究をしていただけると良いと思うのですが如何でしょうか。

答弁

(前向きな答弁がもらえた)

 


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