西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

一般質問報告 行政調査の事例について

2022-12-16 14:23:35 | 日記

今日からは、先月行った行政調査での各自治体の取り組みを学んだ上での質問となります。

今回三か所調査しました、今日は最初に行った取手市編を報告します。

質問)

先月8日から10日に西都市議会としては久しぶりに行政視察を行いました。コロナ禍により2年ちょっと中止していました。それがやっとできたわけですから、しっかりと学んできました。「昔から100聞は一見に如かず、と言います。また最近この後に100見は1触にしかず」ともいう言葉もあります。書物等で学ぶより現地行ってみる事がいかに大切か、またみる事から体験することがいかに大切かを表しています。

その意味において行政調査は大きな意味があり、その行調において議員として学び体験した中で西都にふさわしい事、良いと思う事はどしどし西都に活かすべきだと考えます。

そして、西都に生かす手段としてこの一般質問は絶好の機会なので取り上げさせていただきます。

11月8日に取手市に伺いました、取手市は茨城県の南部にある人口約10万人の自治体です。取手市での調査内容は「創業支援」でした。

取手市は取手を元気にする取り組みの一つとして、市内で起業したいと考える方を応援する「起業家タウン取手」を目指していました。

 事業の愛称は「起業希望者の心に火をつける」「人と人との出合いの場」「街」という意味を込めてMATCHと名付けたようです。

 このMATCHはいろいろなサービスがあります ①マッチバコこれはレンタルオフィスの事です ②マッチカード、これは日本初めての取り組みでこのカードを持つことでレンタルオフィスの利用割引、マッチサポーターが提供するサービスや割引き、またチャレンジ支援補助金が受けられるというものです ③マッチアドバイザー 起業前後の様々な悩みについて無料で相談助言する仕組み ④マッチサポーター 現在活躍している事業者に企業応援団として登録していただき、新たな起業者に対する応援やサービスを提供するもの ⑤マッチマーケット 起業チャレンジやテストマーケティングの為、市が持っている商業ビルに最短1週間から最長1年までお店を出店できる取り組み。

以上が大まかな内容でしたが、西都ですでに取り組んでいるもの、似たようなものがあるのか、伺います。

答弁

・取手市が取り組んでおられる創業支援に類似する事業としては、平成23年から8年間、国の交付金を活用した委託事業として、チャレンジショップに寄る創業に向けた支援を実施した。

・これはコミュ二ティプラザパオ1階のスペースや中心市街地の空き店舗を借り上げて、関係団体との連携を図りながら、創業に向けてのノウハウの習得や体験の機会を提供することで、創業を目指す方のチャレンジを支援する事業であった。

・ただし実際に創業の準備がなされた場合には、市を窓口として実施していた「空き店舗活用推進事業」に取り組むことで創業に結び付く仕組みとなっていたので、創業支援の一貫性が損なわれ、創業希望者にとっては使い勝手の悪い仕組みだった。

・そこで令和3年からの委託事業により、ワンストップで創業希望者の相談を受け付ける窓口を設置するとともに、経験豊富な相談支援専門員を配置することで、経営計画や金融機関融資、補助金申請等に係る一貫した支援、指導が提供できる体制を整備した。

・併せて、これまで支援対象が地域や業種で制限されていた「空き店舗活用事業」を見直し、あらたに「創業支援事業」を創設して、基本補助額に創業希望者の創業したい地域や業種、年齢などに応じた加算を行う事で、最大160万円の支援を可能にし、創業希望者にとって魅力ある補助事業とした。

・また、創業希望者や創業間もない方が、経営、財務、人材育成、販路開拓に関する知識を身につける機会として「実践創業塾」を西都商工会議所に委託して開催している。

・事業を受託している「まちずくリ西都KOKOKARA」や西都商工会議所及び三財商工会と連携を図りながら、創業者のスタートアップからフォローアップまでの伴走支援体制を整備して、創業支援に係る事業に取り組んでいる。

質問)

行政調査の事例の中の取手市の創業支援の取り組みに行きます。ここを研修先として選んだのは、西都市と商工会議所が並々ならぬ決心を持って取り組んでいる「まちづくり西都KOKOKARA」に活かせるのではないかという思いでした。

西都もいろいろな取り組みをし、欠点を直しながら進んでいることがわかりました。取手市もすごかったけど、西都市も頑張っていると認識したところです。

「金の切れ目が縁の切れ目」つまり何らかの補助金等がなくなったら、その取り組みは終了という、私も何度か質問で苦言してきたことが取手市でも起こっていました。

そこで目標を自走式の創業になるよう支援するというものでした。

そこを理解した上で質問します、「起業家タウン取手」では3つの柱を持っているようです。一つはマインド、起業への心構え 二つ目はマーケテイング 何をやり、どう買い手を見つけるかの市場調査 三つめは マネージメント どう管理していくかの3つでした。一つ目マインドのところで、新しいことにチャレンジするのだから失敗は当たり前、失敗から学ぶ、失敗は怖くない、失敗の経験は宝だ、だからとっつきやすい取手駅前のテナントビルで最短1週間から12ケ月までとっても安価で借りられるチャレンジショップを民間とタイアップして行っているようです。西都も先ほどの答弁にありましたが同じ名称のチャレンジショップをやっていたようですが。若い人がいろいろなことが挑戦出来て学べる機会の創出はどうでしょうか

答弁)

・現在市が取り組んでいる創業支援体制については、実際に創業を志す方に対して、専門機関がそれぞれの立場で支援を行い、確実に創業につながるような伴走型での支援体制としている。

・議員がおっしゃるように、若い方や将来的に事業所経営を考えている方などにとって、創業するためのきっかけづくりやチャレンジする機会の提供することが、実際の創業に結び付くのであれば、地域経済の活性化につながるものと考える。

・ニーズや対象となるテナントなどを含め、今後関係機関と協議していく

質問)

協議よろしくお願いします。もう一つ、取手市ではビジネスプランコンテストを行っております。とても面白い取り組みだと思います。若い方がビジネスプランを作り、行政、民間企業、市民も含めてコンテストし、優秀者には創業への支援をするような形です。西都でも若い方が未来の食糧危機を見据え昆虫食などに取り組んでいるという事例を伺いました。我々では気づかない若い方のアイデアを活かすこの取り組み、どう思われますか

答弁)

・市が実施している創業支援事業についても、創業希望者の事業内容のプレゼンテーションを各分野の専門家による選考委員会で行い、事業の採択を行っている。

・議員がおっしゃるビジネスプランコンテストについては。主催者や参加対象者が様々ではあるが、全国的に開催されている取り組みのようである。

・いずれも若い方の独奏的なアイデアや事業のブラッシュアップ、新分野進出につながるような様々な提案がなされている。

・優勝者は表彰される共に、創業の支援もされるので非常に素晴らしい事業だと考える。

・このような市独自のビジネスプランコンテストについても、今後調査研究してまいりたい。

 

明日は土浦市編です。

 

さて今日のSTREET SNAP は宮崎駅前です。私も中三から高3まで汽車通していました(ちなみに鉄道通学を普通に汽車通と私たちは行っていましたが、大学生の時(名古屋)汽車通と言ったら、汽車?と驚かれました。所変わればいい方も変わりますね)

彼女と駅前のベンチに座っていたことを、思い出しました。(青春だな~)

 

 

コメント
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