西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

一般質問終了しました、ちょっと前に来た公開質問状の件

2022-12-08 16:46:29 | 日記

一般質問終了しました。

いつものように質問内容は、私の質問は全文、答弁は要点箇条書きで書いていきます。

ただ長いので、質問項目別に報告した方がわかりやすいと思います。

明日から質問順に檀上と質問席を交えて報告していきます。

という事で、大枠壇上からの質問全文を載せます。

どのような質問をしたか、全体像がつかめると思います。

それでは

こんにちは新緑会の橋口です。

台風14号の被害は西都市において甚大な被害を及ぼしました。

被災された皆さんにお見舞いを申し上げるとともに、早急な復旧を行い、元の日常に早く戻ることを願うばかりです。

また、コロナ感染は第八派を迎え、弱毒化されてきたとは言え、感染に歯止めがかかりません。

ですが、国も各自治体も疲弊した経済等を考え、withコロナとして社会経済活動を行うことに舵を取りはじめました。

そういった社会や西都市の状況を踏まえての今回の質問です。

未来志向で前向きな答弁を願います。

それでは最初に、西都児湯医療センターについて伺います。

市民と医療センターについて話をすると、一番危惧し問題としているのは急性期疾患への対応力でした。私もこの急性期疾患への対応がセンターの存在価値だと考えます。そこで伺いますが令和3年、それと対比する前理事長体制時代の平成31年令和元年での救急車出動件数、そのうちのセンターへの搬入件数、やむなく市外病院へ搬送した件数、またその症状等を把握されていれば、数字を伺います。また救急搬送患者の症状つまり重症度も伺います。

センターにいる医師の先生の専門科目、及び勤務体制つまり常勤か非常勤か、先生方の医療科目と人数を伺います。

市が設立した地方独立行政法人西都児湯医療センターはどのような目標のもと設立されたのか、伺うとともに、会社経営の中の言葉で「ホウレンソウ」というものがあります。皆さんご存じだと思いますが、ホウは報告、レンは連絡、ソウは相談の事です。

以前、つまり長田先生が理事長時代ですが、逐一医療実績等が報告連絡されており、議会にも報告がなされていました。

今はどのような状態なのかを伺います。

 

先月8日から10日に西都市議会としては久しぶりに行政視察を行いました。コロナ禍により2年ちょっと中止していました。それがやっとできたわけですから、しっかりと学んできました。「昔から100聞は一見に如かず、と言います。また最近この後に100見は1触にしかず」ともいう言葉もあります。書物等で学ぶより現地行ってみる事がいかに大切か、またみる事から体験することがいかに大切かを表しています。

その意味において行政調査は大きな意味があり、その行調において議員として学び体験した中で西都にふさわしい事、良いと思う事はどしどし西都に活かすべきだと考えます。

そして、西都に生かす手段としてこの一般質問は絶好の機会なので取り上げさせていただきます。

11月8日に取手市に伺いました、取手市は茨城県の南部にある人口約10万人の自治体です。取手市での調査内容は「創業支援」でした。

取手市は取手を元気にする取り組みの一つとして、市内で起業したいと考える方を応援する「起業家タウン取手」を目指していました。

 事業の愛称は「起業希望者の心に火をつける」「人と人との出合いの場」「街」という意味を込めてMATCHと名付けたようです。

 このMATCHはいろいろなサービスがあります ①マッチバコこれはレンタルオフィスの事です ②マッチカード、これは日本初めての取り組みでこのカードを持つことでレンタルオフィスの利用割引、マッチサポーターが提供するサービスや割引き、またチャレンジ支援補助金が受けられるというものです ③マッチアドバイザー 起業前後の様々な悩みについて無料で相談助言する仕組み ④マッチサポーター 現在活躍している事業者に企業応援団として登録していただき、新たな起業者に対する応援やサービスを提供するもの ⑤マッチマーケット 起業チャレンジやテストマーケティングの為、市が持っている商業ビルに最短1週間から最長1年までお店を出店できる取り組み。

以上が大まかな内容でしたが、西都ですでに取り組んでいるもの、似たようなものがあるのか、伺います。

 

次の日は土浦市に行きました、茨城県の県南部に位置する人口約14万人の自治体です。土浦市での調査内容は「サイクリングを活用した観光振興の取り組み」でした。

県が中心となってつくば霞ヶ浦りんりんロード利活用推進協議会を設立し、周辺市町村等の連携による地域振興の取り組みです。その中心地が土浦市です、JRと協力し駅から直結のサイクリングリゾートとしてレンタサイクル、駅上の自転車持ち込みのホテル星野リゾートなどいろいろ展開していました。

西都市も橋田市長が熱心に自転車交通に取り組んで、自転車の街としてある程度の評価を得ていますし、周辺自治体との協力で自転車活用を取り組んでおられますが、其の進捗状況を伺います。

 

次は常総市です、茨城県南西部に位置する人口約6万人弱の自治体です。常総市ではフィルムコミッションに力を入れ地域経済の浮揚や常総市の地名の認知を図っています。

常総市ではフィルムコミッションを初めてほんの10年で10数件の撮影支援が120件強の撮影となり、それと共に経済効果も数百万円から5千万円ほどに上昇しました。

首都圏から近いというメリットもありますが、近年は周辺市町村と協力し合い、ロケ地誘致を行っているようです。

さて今宮崎県では、朝ドラで宮崎市の航空大学が舞台となっており、また新開監督のアニメ映画では多分日南市であろうと思われる場所が出てきています。マニアは聖地巡礼で日南市に訪れ始めたという情報もありました。

全国の目が宮崎県に注がれています、コロナ後、というかwithコロナの中での観光客流入に追い風となっていると考えます。

西都市を振り返ると、日本遺産があります。どこそこに古き日本の姿を残しています。田園風景、山、川等自然も豊かです。

首都圏から少し遠くではありますが、遠くであれば滞在しながらの撮影になり、それだけ経済効果も生まれます。

フイルムコミッションは取り組んでいきたい施策です。

さて、今月の11日日曜日ですが、西都市が重要な舞台の「ある男」という小説を書いた平野啓一郎さんが文化ホールで講演をします。私はとても楽しみにしています。11月に封切りされた映画、大変人気を博しています。ただコロナ等の関係か西都市ではロケが行われなかったのは残念です。でも本はすごく売れているようです、その原作となった小説の作家の講演について市長はどのように考えておられるかまず伺います。

 

三番目は移住定住施策についていくつかの視点から伺います。産業建設分科会で昨年度の決算報告を受けました。移住定住は順調に進んでいるようです、現在の進捗状況と移住定住施策での西都独自の取り組みを行っているのであれば伺います。

先日、ある地元企業の方とお話ししました。

その方は「どうにかならないものか」とあることに悩んでいました、それは社員募集についてでした、折角西都市で経営をするのだから、恩返しの意味も含んで西都市民の方に就職してもらいたいのだが、なかなか就職者が見つからなく、仕方なく市外の方を雇っているようです。その経営者は言いました「仕事の性格から市民の方が西都市の事を良く知っているし、何より市民の方は郷土愛を持っています。そしてそのことは私たちの仕事に良い影響を与えます。是非西都市民の方を雇いたい」との事でした。そこで伺います、移住定住を希望する方の中には現地で仕事を探そうという方も多いと思います。住居や土地の提供だけでなく、それに就職を含めた包括的な移住定住施策の取り組みは出来ないか伺います。

移住定住する方が、それも子育て中の方にとって「西都の教育」は重要な着目点だと思います。中国のことわざに「孟母三遷」があります。教育は定住の肝です。川井田教育長は熱心に西都市の教育向上に努められています。そこでいくつか伺います。一つは学力向上についてです、教育長は学力向上に取り組んでおられ、効果も出てきていると思いますが、現在の西都の学力の現状を伺います。

次は給食費の件です、ざっくり言うと給食費無料化に踏み切れば、西都を移住先として選択する若い家族の方が増えると考えるのですが、それについて教育長はどのように考えられているのか伺います。また県内自治体でどこが取り組んでいるのかも合わせて伺います。

最後は低年児および妊婦さんを持つ家族について関することです。

国は令和4年度第二次補正予算で「出産。子育て応援交付金」を創設しました。その施策の目的は核家族化、地域とのつながりの希薄化により、孤立感不安感を抱く妊婦、子育て家族が少なくない状況である。すべての妊婦、子育て家族が安心して出産・子育てできるよう、妊娠期から出産子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即して必要な支援につなぐ伴走型相談支援を推進、そして伴走型相談支援の実効性をより高めるため、経済的支援を一体化に実施するというものです。

これは市町村の創意工夫によりいろいろな形の施策ができるものと伺っているのですが、西都市はこの施策をどうとらえているのかまず伺います。

以上を持って壇上からの質問といたします。         

 

以上です。明日からは答弁も載せていきますので、よろしくお願いいたします。

 

さて先日のブログに公開質問状が来たと書きましたが、その結果が昼前に議会に届きました。

私が公開質問状を受けたときの考えを少し書いたので載せますね。

先日私宛にある封書が来ました、多分議員全員にきたと思いますが、それは公開質問状で、質疑回答書が同封されていました。ここでは内容は述べませんが、質問の内容が二次救急の復活を望む善意でなく、何かに利用しようとしている意図を私は感じました。いったんは回答を拒否しようかと思ったのですが、それを、つまり回答しないことを利用される恐れもあったので、一部質問には無回答で、回答できるところは回答し、最後にしっかり意見を書かせていただきました。

議員として、この公開質問状について、この回答をどう利用としているのかを含め、注視、つまりしっかり見ていき、何かあれば私なりの考えで対応していきたいと考えています

 

という考えです、回答については、多分何らかの媒体で見ることができると思うのでここで細かく書きませんが、回答書に「その他に何かご意見があればご記入ください」とあったので、そこに書いた意見はもしかすると表に出ないかもしれませんので書きます。

「元々の原因が、新病院立地における前市長の判断ミス(横暴と言っても良いです)により発生したものと考えています。そのため3,4(注 質問項目の事)については、回答を控えさせていただきます。 私は西都児湯9万5千人の生命(他周辺自治体を含めるともっと多いですが)を守る為、急性期疾患(命を左右する)に対応できる、とくに脳疾患から命を救う事が可能だった、以前のような西都児湯医療センターを心から望んでいます」

と意見を付しました。

写真は今度の日曜日にある、平野啓一郎さんの講演ポスター

コメント
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