西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の活動(MS、議案質疑、担当者会議)一般質問報告 西都児湯救急医療 質問席編

2022-06-16 22:30:24 | 日記

木曜日の朝は早朝6時からのモーニングセミナー

我々幹事は40分ほど前に来て準備です(sさんやiさんは一時間前から準備しています・・・💦)

今日も一週間の節となる良いMSでした

終了したら、妻萬公園交差点で交通安全挨拶運動

終了したら、西都原一周

そして市役所に行きました

こんなことができるのも、息子が現場に行ってくれるからです(感謝)

 

今日は議案質疑で、いよいよ明日から委員会です

付託された議案を委員会で議論し、委員会としての結論をだします

 

お昼に宮崎に行き宅建業務

今日は担当者会議があり、現状報告等を行いました

 

夜は西都児湯医療センターの評価委員会、傍聴させていただきました

各評価委員、熱心に意見を交わしていました

今日の評価委員の意見をもとに、次回の会議があります

 

さて一般質問報告は西都市民、児湯住民が最も関心を持つ西都児湯救急医療についてです

昨日の壇上のやり取りを再読して、読んででください

 

1 壇上からのご答弁ありがとうございました、それでは質問席からいくつかお伺いします。まず救急医療についてです。ご答弁が少し前の資料を基にしたものでしたが、入院患者の流失率も医師数も宮崎県内で最低であるという事が分かりました。また高度急性期病床数は0であり、脳血管手術ができないのは西都児湯だけでした。

前回も質問しましたが、脳血管手術等、急性期に対応できる救急医療が存在しないのは、西都児湯住民の命の平等性が損なわれていると感じるのですが、市長の考えを伺います

IA

・中期目標に定める脳卒中等の緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供を行い、さらに西都児湯二次医療圏の中核的病院や夜間急病センターとしての機能を向上させることが、西都市民をはじめ、西都児湯住民の命を守ることにつながると考えている。

2 緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供を行うことが重要だという考えはよく理解できました。私も4月の市議会議員選挙において市民の声を多く聞きました、その内容はやはり急性期疾患から命を守る医療センターに戻してほしいというものでした。

その声を強く受け止めたし、ある意味選挙結果これは市議会選挙でも昨年の市長選挙も含めてですが、そういった民意が強く現れたものだと私は判断します。さて医療センターの収支については、令和二年度は1億9682万9千円の赤字と伺ったのですが、令和3年度は出たのでしょうか

2A

・令和3年度の財務諸表等や業務実績報告書が今月末までに提出される予定で、現時点では公表できるものは提出されていない。

3 公表出来るものは提出されていない・・、以前から医療センターの諸情報の提出は設立者である市に対し、このように遅いものだったのでしょうか

3A

・地方独立行政法人制度の基本として、地方公共団体から法人への事前関与・統制を極力排除し、事後チェックへの移行を図り、弾力的・効率的で透明性の高い運営を確保することがねらいであるとされている。

・その透明性の高い運営を確保するためにも、諸情報の開示については大変重要なものだと考えており、西都児湯医療センターに対し、引き続き理解を求めていきたいと考えている。

4 透明性の高い運営を確保するため、私も積極的な公表が必要だと思います。収支については今までも何度か質問しました。独立行政法人であるから独立採算制の原則が前提ですが、住民の福祉の増進または民間では担えない採算性の悪い医療も担う事もあります。すると公共性の観点から、採算ベースに乗らない部分は設立団体において負担すると伺ったのですが、それは具体的にどういった事か伺います          

4A

・採算ベースに乗らない部分として、夜間急病センターの損益額、共同利用型病院運営事業の不足額、西都児湯医療センター託児所の損益額を運営費負担金として負担している。

5 夜間急病センターの損益額、共同利用型の病院運営事業の不足額、西都児湯医療センター託児所の損益額は負担する。わかりました。次ですセンターの常勤医師給与の規定については、以前一般質問で伺いました、大変複雑なものですが、簡単に言うとベースとなる基本給は医師経験年数によって決まる、つまりセンターとしてはベテランの医師を雇うと、センターに対する貢献度等でなく医師経験年数により高額な報酬となるというものでした、もう一度確認のため伺います

5A

地方独立行政法人西都児湯医療センター給与規程により、基本給月額が60万円から175万円までで、医師経験年数に応じての設定となっている。

・臨床研修医については月額32万円となっている。

・その他、当直手当や医師調整手当、住宅手当等の諸手当についてもそれぞれ定められている。

 

6 超ベテランだと175万円の基本給ですか。それでは非常勤で来られるドクターの報酬規程を伺います

6A

・西都児湯医療センターによると、地方独立行政法人西都児湯医療センター非常勤職員給与規程により定められているが、公表していないことから、お答えできないとのことである。

7 以前は常勤医の先生方が対応し、なるだけ非常勤を少なくしようと頑張っていたと聞いていました。ですので、どのくらい経営的に負担がかかるのか気になったので伺いました、公表されていないのは残念です。

センターの設立目的、医療計画に基づき適材適所で医師募集をしなければ、病院経営に悪影響を及ぼすし、センター医師数を増やすため、本来はセンターが担うべきでない診療科まで設置したら、民間病院に対する民業圧迫になる恐れがあります。

だいぶ前、救急病院が研修医制度改正で危機に陥った時の事です。医師確保に市民として奔走していた時、病院から言われたことがあります。それは医師免許を持っていれば誰でもいいわけではない、センターの医療内容に合致した医師、そしてなるだけ若い先生を募集している。またこれは数年前ですが、なるだけ常勤医で診療時間を賄う体制が病院収支の面でも医療技術内容の面でも良いので、そういった努力をしていると言われました。

という事で西都の独法という性格をしっかりと踏まえ経営者は医師人材の募集をしなければいけません。

そこで令和元年と令和三年の診療科目を比較し、増えた診療科を伺います

7A

・令和3年度から外科、泌尿器科、総合診療科が新たに開設されている。

 

8 何度も言いますが、地方独立行政法人の意味からして、民間では運営が難しい部分、つまり西都児湯二次医療圏で不足している診療科目が必要だと思うし、民間でおこなっている診療科目については民業圧迫等の恐れがないかなど考えなければいけません。それで現在それがマッチしているかどうか伺います

8A

・西都児湯二次医療圏で不足している診療科目のすべてを満たすことはできない

・だが中期目標に定める脳卒中等の緊急性の高い脳疾患や、西都児湯地域であまり行われていない内科疾患の受入れや入院手術等の医療の提供を行う診療科が必要であり、現在は不足していると考えている。

 

9 ですね・・・西都児湯医療センターの存続意味を確認すべきだと考えるのですが、市長の見解を伺います

9A 

・西都児湯医療センターは、休日や夜間に発生した軽症急病患者の医療を確保する休日夜間急患センター、及び休日又は夜間における入院治療を必要とする重症救急患者等の医療を確保する共同利用型病院方式での第二次救急医療体制を、西都児湯二次医療圏の中では唯一運営している。

・また、第7次宮崎県医療計画では、脳卒中にかかる医療体制として、西都児湯医療圏で急性期を担う中核的な医療機関として位置づけられており、地域災害拠点病院や二次救急医療に対応する救急告示施設として、西都児湯二次医療圏の中核的病院であると考えている。

 

10 わたしも同じ考えです、西都児湯に不足しており、市民が必要としているのは「緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供」であり、南海トラフ大地震等の大災害に対応できる災害拠点病院という姿だと考えます。

ちなみにですが、新病院建設は庁内会議での案やセンター従事者の計画通り、事が運んでいれば、今頃、病院の建設は出来ていたのではないかと思っています。新病院を望む市民の代表する議員として、とても残念です

数字について伺いますが、収支は報告されていないけど患者数等は報告されていると思うのですが、令和元年と最新年度の数字を伺います、つまり前理事長の時と現理事長今の数字です

まず、一般外来患者数について夜間休日診療を除く診療科ごとの患者数とトータルを伺います。                               

10A

・令和元年度の一般外来患者数は、内科7,178人、脳外科7,370人、整形外科3,227人、循環器内科2人、消化器内科245人で、合計1万8,022人である

・令和3年度は、内科2,854人、外科729人、脳外科908人、整形外科4,825人、循環器内科1,829人、消化器内科168人、泌尿器科313人、総合診療科1,006人で、合計1万2,632人となっている

11 脳外科は常勤ドクター失ったため、7370人から908人に減ったのは残念な結果です。全体としても5390名減っています、次は休日夜間患者数を伺います

11A

・令和元年度の休日夜間患者数は、内科1,936人、外科1,227人で、合計3,163人である 

・令和3年度は、内科1,138人、外科911人で、合計2,049人となっている

12 休日夜間は1114人減少ですね、次は入院患者数を伺います

12A

・令和元年度の入院患者数は、内科が新規599人で、延べ9,555人、脳外科が新規520人で、延べ8,853人、整形外科が新規178人で、延べ3,151人、合計で新規1,297人、延べ2万1,559人となっている。

・令和3年度は、内科が新規32人で、延べ786人、外科が新規61人で、延べ823人、整形外科が新規302人で、延べ7,243人、総合診療科が新規256人で、延べ3,754人、合計で新規651人で、延べ1万2,606人となっている

 

13 やはり脳外科の数字が悪いですね、全体でも8953人減少しています。手術件数を伺います

13A

・令和元年度の手術件数は、内科8件、脳外科167件、整形外科113件で、合計288件となっている。

・令和3年度は、整形外科143件となっております。

14 145人減少しています、割合でいうと令和三年度は令和元年の半分のようです。やはり、そんなに改善されていません。診療科ごとの診療単価は出ているのでしょうか、特に新たに設立された診療科について伺います

14A

・西都児湯医療センターによると、公表していないとのことから、現時点ではお答えできない。

15 公表されていないのは残念です、それがあるとある程度収支が判断できます。

ちなみにですが、私が調べたところ2018年度の端数切り取った数字では、外来の内科18000円から19000円、脳神経もほぼ同じ、外科は15000円から16000円、整形外科は8000円台

入院は内科32000円、脳神経外科51000円から56000円、整形外科49000円台でした。

手術単価は診療科目ごとの違いがもっと大きいと聞いています、つまり何が言いたいかというと、地域に必要な医療と医療収支のバランスを図りながら運営していく必要があるけれど、私は現在医療センターはそのバランスを失っていると思えるという事です。市長は現在のセンターはこのバランスが取れていると思われてか伺います

15A

・西都児湯医療センターは地方独立行政法人であり、民間に委ねると適切に実施されないおそれがあるものを、効率的・効果的に行う法人である

・西都児湯医療センターは地方独立行政法人の類型の内、公営企業型地方独立行政法人に区分され、原則として独立採算制となっているが、不採算事業分は設立団体において運営費負担金として負担することとなっている。

 

16 バランスを伺ったのですが・・先ほどの不採算事業分は市が負担する、ですが原則として独立採算制である。・・ならばどうしていくのが良いと思われるのか伺います                   

16A

・西都児湯医療センターは、西都児湯約10万人の住民の皆様の命を守り、安全・安心を確保することが目的である

・中期目標に定める脳卒中等の緊急性の高い脳疾患や整形外科疾患を積極的に受け入れるとともに、西都児湯地域であまり行われていない内科疾患の受け入れや入院、手術等の医療提供を行い、夜間急病対応や災害拠点病院機能を整備して、西都児湯二次医療圏の中核的病院施設としての役割を果たすことが目標である

・その結果として独立採算と経営効率化が図れるものと考えている

 

 

17 今行われていない緊急性の高い脳疾患や整形外科疾患、そして内科疾患の受け入れ、入院手術など本来やるべきことをやれば、経営効率化がはかれる、私もそう思っています。さて県内の公立病院の問題で、公立病院は経営的に厳しいところが多いと、報道等では語られています、西都児湯医療センターは独立行政法人で独立採算性ですから、市が直接負担する公立病院のようなことは無いと考えます。

怖いのは採算が悪化し、どうしようもないので撤退、閉院するみたいなことになることです。それは西都児湯住民にとって不幸な結果です。

そうならないように、そして今はなかなか道が遠いですが、急性期疾患から命を守り、災害に対応できる新病院を望んでいるのも西都児湯住民の強い願いだと思っています、市長の見解を伺います

17A

・議員がおっしゃるとおり、採算が悪化し、西都児湯医療センターがなくなるということは、市民も望んでいないということを十分承知しておりますし、私もあってはならないと思っている

・そのためにも西都児湯医療センターは、地方独立行政法人として安定的な経営を目指すことが重要だと考えている

・また、新病院につきましては、私も市民の皆様の安全・安心と常勤医師を確保したいとの思いから、できるだけ早い時期に建設すべきだと考えている

 

18 よろしくお願いします、すいませんもう一つ、民間企業を経営するために大事なのは、キャシュフローの状態を把握することです、センターのキャッシュフローの状況を伺います

18A

・西都児湯医療センターのキャッシュフローにつきましては、提出を要請しているが、現時点で提出はされていない

 

19 これも提出されていないのですか・・、確かに現場が専門的に自由に経営できるのが独立行政法人の良いところですが、それは専門、この場合は医療ですが、その分野に言葉は悪いですが、素人が口を出すことはマイナスになる、つまり病院運営にとって良くないという事を示すものだと思っています。ですが、県内の公立病院のような問題が起こると、独法だけに、つまり独立採算性だけに、難しい局面に立たされると思います。やはり以前のように、医療収支、キャシュフロー等を公開し、行政と共に経営上直すべきところは直す、経営姿勢が必要だと思います。それが本来の三位一体、つまり市民、西都児湯医療センター、行政が力を合わせ、西都児湯住民の安心と命を守り、医療の発展を遂げる姿だと考えますが、再度市長の見解を伺います。

19A

・地方独立行政法人西都児湯医療センターにおいては、諸情報の開示を積極的に行ったうえで、透明性の高い運営を確保し、中期目標及び中期計画に沿った医療を提供することにより、安定した運営を行うことで、西都市民はもとより西都児湯住民の命と健康を守ることが必要であると考えている

ちょっと長かったけど、質問報告です

長田先生時代、西都児湯医療センターと私立病院の病病連携で母の命が助かりました

あの時のような医療状態に戻したいと心から思います

父と母 二人とも 90歳をゆうに越しました(西都原の春)

 

 

コメント (2)
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