一般質問終了しました
いつものように何回かに分けて報告します
まず今日は壇上からのやり取りです
檀上からの質問
こんにちは新緑会の橋口登志郎です
改選後初めての議会での一般質問の最後を務めることになりました
最後ですので、質問が重複するところがあるかもしれませんが、通告していますのでよろしくお願いいたします。
まず、西都児湯救急医療についてです、救急医療の前にあえて西都児湯とつけました
現在市政において最も関心の高い救急医療問題ですが、それは西都市民だけでなく児湯住民の方も救急医療に強く関心を持っていると思うからです
宮崎県には二次医療圏が7つあります、延岡西臼杵、日向入郷、宮崎東諸県、西都児湯、日南串間、都城北諸県、西諸です
この二次医療圏は「一帯の区域として病院等における入院に係る医療を提供することが相当である単位として設定する」
つまり県民の命を守るのに適した地域範囲を定め、そこを充実させていこうというものです。
我々西都児湯の住民は西都児湯二次医療圏と他地区二次医療圏との差をしっかりと認識し救急問題を考えていかねばなりません
ある資料によると救急車搬送による流失率つまり救急車が出動して西都児湯以外の病院に運ばれる比率は44%と聞いたことがあります。西都市に限っても今年三月の私の救急搬送についての質問の答弁で、令和二年度は1349件の出動数に対し635件が市外搬送されたつまり市外搬出率は47%とありした。
これは非常に悪い数字です、そこで伺います西都児湯二次医療圏と他地区二次医療圏との差を、入院患者流失率、人口比率で医師数、高度急性期病床数、また7つの医療圏での脳血管手術の状況について伺います
次は街中活性化についてです、最近市内を回ると新築の建物が増え、また新しい飲食店も増えているように感じます、行政や市民の取り組みが少しずつ実を結んできたのかなとうれしく思います
そこで視点を変えて伺います、街中活性化と文化の関連についてです
街中が活性するのと文化とは関連性があると思われているか伺います
次にまちづくリ会社についてです、私はこの設立にすごく期待をしている一人です、それは市民が主導で行政の力を借りながら、即動ける体制つくりになったと思われるからです。ただ市民はまだ知らない部分があるようなので、このまちづくり会社の設立目的、そして担う役目は何か伺います
三番目は教育問題です
市民と話をすると、中学校の再編について話題に上ることがあります、おおむね賛成の意見ですし、私も賛成の立場です。成長期の大切な時期である中学校が新たな可能性を持ったものになる事を期待し、現在の進捗状況を伺います
最後は部活動についてです、新聞やテレビ等のマスコミでも取り上げられています
つまり教職員の負担減の為、部活動の地域移行の是非についての内容でした
この件は令和元年6月の一般質問でも取り上げました
西都市としてこの部活動の地域移行について、教育長の見解を伺います
以上で檀上の質問とします
答弁はいつものように、箇条書き、要点筆記で行います
1 西都児湯救急医療について
・ 宮崎県が2018年3月に策定した第7次宮崎県医療計画によると、入院患者流失率については宮崎東諸県医療圏が最小で6.0%、西都児湯医療圏は37.1%となっており、7つの二次医療圏で最も流失している
・ 人口比率の医師数については、宮崎東諸県医療圏が最大で10万人当たり353.5人、西都児湯医療圏は135.4人となっており、7つの二次医療圏で最も少ない
・ 高度急性期病床数は宮崎東諸県医療圏が最大で701床、西都児湯医療圏は0床である
・ 脳血管手術は県内7つの医療圏で脳血管手術ができないのは西都児湯医療圏だけである
2 街中活性化について
(1)活性化と文化について
・ 本市の中心市街地に立地する市民会館や文化ホールなどの文化施設においては、それぞれ指定管理者が自主文化事業を随時開催されるとともに、妻駅西地区商店街振興組合が「まちなかギャラリー夢たまご」を運営されるなど、街中の文化振興において民間の事業者が大きく貢献していただいている
・ 特に「夢たまご」においては、文化活動を行う個人及び団体の発表や文化を鑑賞する場として、また市民の憩いの場として多くの方にご来場いただいている
・ 文化の振興により街中が市民にとって第三の居場所、いわゆるサードプレイスと言われるような魅力ある場所となり、居心地の良い場所となれば、自然に人が集い、賑わいが創出されることから、少なからず地域経済の活性化に寄与すると考える
・ 多くの人が集まることにより、新しい文化が発信されることもあると考える
・ 近年街中での創業が増えている飲食店であるが、どの店舗も本市の豊かな食材を活かした、特色あるメニューを揃えており、「食」文化を直接的に経済活性化につなげている
・ このことから、街中活性化と文化には関連性があるものと思っている
(2)まちづくり会社について
・まちづくり会社の設立目的は、一般社団法人まちづくり西都KOKOKARAは、本市の地方創生を推進する民間活力として、次世代を担う人材育成と地域経済の活性化を追求し、明るく豊かな西都未来創生に貢献することを目的に官民連携のもと設立した
・担う役目は、本市のまちづくりを総合的かつ戦略的に考え実行するエンジン役として、民間と行政の中間的なポジションを取りながら、次世代人材の育成と地域経済の活性化と合わせて、持続可能な街づくりについて推進すること
・今年度は市からの業務委託事業として、人材育成や町の賑わい創出をはかるまちづくり推進事業、創業に関する補助金の相談や受付等を行っていただく創業事業承継支援事業等を実施していただいている
・法人の自主事業として、地域資源を活用した商品の開発や町を活性化するためのイベントの実施を予定していると伺っている
・民間のノウハウとスピード感をもって本市の地方創生の推進に寄与していただけると期待している
3 教育問題について
(1)中学校再編について
・再編に関する様々な課題を検討すため、「西都市学校再編調査検討委員会」に加え、昨年10月に各学校の教職員やPTAと地域の代表で組織する「西都市新中学校設立推進委員会」を設置した
・この委員会は、再編後の新中学校の教育課程や運営など、多岐にわたる事項について具体的に検討するため、7つの部会に分かれ協議を行い、昨年度末に開校に向けた活動計画を策定したところである
・本年度より、その活動計画に基づき再編を推進することとしているが、まずは学校名の公募を行った
・今後、新中学校設立推進委員会などでの選定作業を経て、議会でのご審議をお願いする予定である
・昨年11月に設置した、副市長と関係課長で組織する「西都市学校再編庁内検討委員会」では、現妻中学校と周辺施設との一体的整備について調査検討を進めている
・こうした取り組み、進捗状況については、市民の皆様のご理解を深めていただくため、昨年同様広報誌やホームページへ掲載するとともに、各種会合に出向き、保護者や地域住民へ報告を行っている
・橋口議員がいわれるように、成長期で多感な時期の中学生にとって、新たな可能性を抱かせ魅力ある学校となるよう、各委員会の皆様のご協力をいただきながら、今後も再編を進めていきたい
(2)部活動について
・国は少子化による部員減少や、教員の長時間労働の解消のため、令和7年度末までに、中学校における休日の部活指導の地域移行を実現すべきであると提言している
・県も教員がいなくても部活動の指導や大会の引率ができる、部活動指導員の配置拡充や、休日部活動の地域移行を進めるための、部活動指導者の人材バンク整備などが各自治体で進められるように、宮崎県部活動推進プロジェクトを立ち上げ検討を始めている
・本市においては、今後国や県の指導を受けながら、休日の部活指導の地域移行が図られるよう研究を進めたいと考える
・しかし、部活指導の地域移行の整備充実には、教育委員会のみならず、様々な団体等との連携や協議が必要となるため、ある程度時間を要する
・そこでまず、県が推進している部活動指導員の配置拡充を図るとともに、地域指導員の確保や、その費用負担の在り方などの諸課題について整理しながら、部活動の改革および教員の働き方改革を進めてまいりたい
以上が壇上からの質問とそれに対する答弁です
明日からは質問席のやり取りを報告します
さて、今日は挨拶交通安全運動、そして一般質問、議会運営委員会、議会報委員会、市役所への来客、夜は倫理法人会の経営者セミナーがありました
明日は一週間の節にあたるモーニングセミナーです
昨年度夢たまごで行われた妻中美術部の美術展のポスターです
内容もすごく面白かった