高校時代、歴史は世界史を選択していました
大学入試のために選択したのです
何故日本史じゃなく、世界史を選らんだかはハッキリとは覚えていませんが、世界史は広く浅く、日本史は狭く深く学ばなければ、思ったからでしょう
それに不思議だったのは授業で日本史は明治時代までは時間を費やしますが、その後(昭和前期)は流していたような気さえします
で、世界史は得意だったかと言うと、そうではありません
あの頃は試験に出しやすい(採点しやすい)ためか、何々は何年に起こったのでしょう?といった問題が多かった気がします(私の思い違いかもしれませんが・・)
記憶力の乏しい私にとって、年号を覚えるのはすごく苦手で、余り好きではなかったです
それに、今振り返ると、何故歴史を学ぶのかという、大切な部分が抜けていました(私の中で)
学生から社会人になって(ずいぶん経つな)、今起こっていることを、正確に(私なりの正確さです)判断するためには、歴史を学ぶ事は必要不可欠だと感じ始めました
例えばこのブログでのテーマ「写真」「空手」の本質を知るためには、歴史を学ぶ事は必要です
今の写真を判断するためには、どのように写真が出来、どのような写真の流れがあり、歴史上の写真家がどのような表現をしてきたかを知ることが大切です
空手も空手の成り立ち、琉球の歴史、中国や薩摩との関係、近代日本に上陸してからの日本武道との融合など知ることが矢張り大切です
「温故知新」「守破離」などの言葉でも、先ず歴史を知ることから始まっています、
歴史を知らず新しい事をやろうとしたり、今伝わっていることを歴史を知らず、破ったり離れたりすれば、それは思いあがりでしかなく、失敗に終わることが多いのではないかなと思います
ということで、最近の出来事を判断し、将来に進むためには、歴史を学ぶことが必要で、それこそが新しい時代を知る指針を得ることが出来ますね
歴史は繰り返すといいます、佐藤優さんの著書「世界史の極意」(この本お勧めです)に次のような言葉がありました
「・・、現下の国際情勢が、どのような歴史の積み重ねを経て成立しているのかを正確に認識し、状況を見通す必要がある。若いビジネスパーソンには、過去に起きたことのアナロジー(類比)によって、現代の出来事を考えるセンスが必要なのです。」
「アナロジー的思考はなぜ重要なのか。未知の出来事に遭遇した時でも、この思考法が身に付いていれば「この状況は、過去に経験したあの状況とそっくりだ」と、対象を冷静に分析できるからです・」
「アナロジー的思考の訓練をすることには、以上の実利的目的(ビジネス)と合わせて、別のねらいもあります。それは「戦争を阻止すること」です。・・・
今の国会の状況を見て、今日のブログを書かせて頂きました
最後に明仁天皇が2015年1月1日に述べられた言葉を紹介します(インターネットから)
「本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。」
SMP
Toshiro、s 都市論 鎌倉
普通の日常こそ尊いものはないですね