西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

第9回定例会開会しました

2011-11-30 22:48:56 | 日記
昨日、開会しました。
議案26件報告1件が提案されました。

そのうち12件の議案に対して、討論採決が行われました。
一部議案に対して、議員から質疑がありました。
その結果採決となりましたが、賛成多数により決定しました。
尚これらの詳しい内容については、後日報告致します。

今日は一般質問の順番と通告について報告します。
いつものようにくじ引き(少しもめましたが)により質問順番が決まりました。
私は4番目つまり12/8の朝一番(10時から)となりました。

発言通告は次のように提出しました。

1.自転車交通対策について                                                                2.住宅政策に対する支援について

3.建設業者等級格付けについて

4.西都児湯医療センターについて

以上です、今この準備に大わらわです。
ドキュメンタリーの準備(もう終わったけど)、来週に控えたアルテデシンコの作品プリント(驚くなかれ、まだやっていません・・(涙))、日曜日の大会のための稽古、そして一般質問・・・う~む、こりゃあかん、ブログなんぞ更新している暇はない。

で今日の西都モノクロームphotoは「不思議少女HARUKA」です。

非日常的な状況が好きなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎の続き

2011-11-30 22:06:23 | 日記
昨日宮日会館で講演会を行いました。
いつもの事ながら、写真とひなたぼっこさんが作曲した音楽は素晴らしく合っています。
特に今回は高校生による演奏もあって、大震災という内容にある種の意味合い(次の世代への期待)が感じて、すごく良かったと私は感じました。

そのあとは宮日新聞の社員であり、ドキュメンタリー仲間である黒木さんの進行で講演会(質問形式の)が行われました。
直後の現場を見てきた、いや高橋さんにあっては津波で自分が流されて九死に一生を得た経験を持つ二人が、この東日本大震災について答えていきました。

特に印象に残ったのは、石川さんは地震直後にセスナ機をチャーターして現場に行ったらしいのですが、あまりの悲惨さにセスナ機の中で皆なにも言えなくなったそうです。
それはこの世の終わりを感じさせたらしいです。

空から地上に降りてオートバイで取材に入ったのですが、とても信じられない景色がそこに広がり、こんな馬鹿なことがあってもいいんだろうか?何故神はここまでのことをなさるんだろうと・・途方に暮れたそうです。
その風景は、神の啓示を考えざるおえなかった・・と話されました。

また高橋さんはいわき市で被災されて、現場に避難所にずっといました。
報道される政府や東電の報告を聞いていたのですが、その全てといって良いほど後日、悪い方に修正され、もう誰も信じなくなった、信用しなくなったといっていました。

被災者ががれきの中で何かを必死で探しています、それはお金でもなく、貴重な財産でもありませんでした。
写真を探していたのです、その姿を見て写真の持つ力に気づいたとも言っておられました。

また動画(ビデオなど)と写真の違いについて話が及んだとき、こんな事を言っていました「写真を撮るときは一つの場面を見続け、写真として納める、その写真はそれを見る人もその前で見続け、そして考える機会を与える・・」つまり見る人の数ほど、違った見方がされる(それは撮り手の意志とも違う)そこが写真の魅力だと思う・・という言葉がありました。
これは全く納得です、私もまさに同じ思いです。
現実(時間)は止まることなく流れています、写真はその流れを500分の一であったり、15分の一であったりで止めて、まさしく目の前に見せつけてくるのです。
それは、写真でしかあり得ないことだし、非日常なのです。
そんな(普通でない)写真を見るときに、見る人は感情が波立つのだと思っています。

石川さんが言われました、陸前高田市の市長がこう言われたそうです。
「この惨劇を忘れ去られるのがつらい・・」
だから写真家である私は、写真を撮ってそれを伝えることに徹しようと。

高橋さんの写真で、避難所にいて撮られた物が多くあります。
避難所は避難された方がたにとって、日常なのです。
そこには(日常になったからこそ)子供達を中心とした笑顔がありました、そしてその笑顔にとてつもない力を感じたと言っていました。

私も彼の写真を見ていて、そう思います。
笑顔の写真は、強くてそれでいて哀しくて、それでもやはり未来に対する希望が感じられました。

石川さんは映画監督の山田洋次さんに声を掛けられたそうです。
それはこの一枚の写真が山田監督の目にとまったからです。
被災地の中で、被災された方が、なにもなくなった自分の家に大漁旗と幸せの黄色いハンカチを掛けた物を撮った写真です、不屈の精神と未来への希望が感じられますね。


今週末まで展示しています。
宮崎県立美術館です、この写真展は見ないと損をしますよ。
ぜひ、ご自分の目で確認して、心に刻んでください。
そしてこの惨劇を忘れないように、自分がなにが出来るのか考える一助に・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする