西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

議員研修です

2011-11-01 20:48:48 | 日記
さすが、研修センターです、PCの部屋が用意されてました。
ということで、写真は載せられないけど、文章だけ載せますね。

まず場所は千葉県です、あの幕張メッセで有名な幕張です。
幕張本郷駅で降りて、特別バスで研修所まで行きました。

さて最初は朝日新聞の星浩さんの講演です、題名は「これからの政治の行方」でした。いつものようにざっくりと紹介しますね。
その前にこの研修所でどれだけの議員が研修したか、どんな歴史があったかいつものようにざっくりと・・。
歴史は昭和62年に開催、11万人を超える研修生を受けています、議員だけでいいますと5000人を超える方が研修を受けているみたいです。
平成20年10月に地方議会の全国市町村研修財団が設立しました。

さて本日の1番目の講師は朝日新聞の星浩さんです。
今の世界の情勢を話されました。

まず1番目はヨーロッパ(EU)の経済危機についてです。
ギリシャがその発端なのですが、星講師はこういいました、「これは氷山の一角です」つまりギリシャだけの問題でなく、PIIGS(ポルトガル・イタリア・アイルランド・ギリシャ・スペイン)が真の問題児であるということでした。
ギリシャだけの問題ですめばいいのですが、ギリシャの国債をEU国の中では大国といえるフランス、ドイツが買ってしまっているので、一国の問題でなく、EU全体の問題になっていきました。

異常な円高のはなぜ起こったのか?決して日本の経済成長が進んでいるわけでなく、なぜなんだろうと思いますよね。
これはずばり。円以外の貨幣に信用がなくなっただけです、3大通貨、ドル、ユーロ、そして円を比べてみれば、まだ・・・(残念だけど)まだ・・円の方がいい、これだけです。l
ただ怖いのは、(先日私のブログでも書きましたが)実体経済と架空経済の差が大きいということでした。
つまり、世のなかの実態マネーに対して、動いてるお金が多すぎることです。
その上、国を超えて(国境を越えて)お金が動くことに対して、規制を全く作っていなかった。
財務大臣が市場介入をしましたが、世界で1日に300兆円動きましが、日本がどれだけ介入できるかというとせいぜい10兆円です。
「焼け石に水」という言葉がありますが、それに近いですね。

星先生はTPPに関しては、私の考えと違う意見を述べてました(早く入らないと米国、オーストララリアに対して負けて、いわれ放しになる)と。
つまり、早めに交渉に入らないと、不利な条約を結ばされてしまう、だから交渉に早く・・・・、
といってました。

ただ私は、遅く入ったらダメ、早く入ったらgood!・・それはおかしいんじゃないかいと、本能で感じています。
ならば2国間貿易条約でいいんじゃないかと、正直思っています。
またこの問題に関する、メデイアの関係性についても色々といわれました
でもね早い者勝ちは・・貿易の形を論じるうえで成熟した国の形してはおかしいのじゃないかと、私は個人的に思っています
その後、日本の政治状況に関して話されました、次は消費税の問題です。
構造的な問題を片付けて・それからでは・・というのは遅いと星さんは言っていました。

さて2番目の講演は「大震災と地域医療の連携」というものでした。
これは、市民段階から地域医療おおよび救急医療に取り組んでいた私にとって興味深いものでした。
この病院は市の経営でありますが、市にすべてお任せ(いわれたようにやる)じゃなく、健康推進制度などを病院が中心となりながら、市の課に参画してタテとヨコをうまく結びつけて、市民のための病院とは何か?を命題に取り組んでいます。

西都市でいえば健康管理課と福祉事務所が包括して取り組んでいます。
つまり、地域医療というのは、病気を無くすので出なく、病気にならない健康作りが大切だということでした。

そういえば、西都医療センターの後藤医院長と初めてあったときこう言われました。
「橋口さん、私は病気を治すことも大事だけど、病気にならない仕組みを考えることこそ、大切だと思っているんですよ」
医療費が国、地域の経済を圧迫しています、どうすればいいんでしょうか?
これはね一言ですね「ピンピン、コロリ」こそが憂いなく子供や孫に示す姿かなと思っています。

「生まれた限り宿命ができます、それは生まれた限りは必ず死ぬということです」
そこを忘れて不毛な話をすることは、やはり不幸ですね。
コメント (1)
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