札幌市の中学校で教師の書類置忘れから、生徒の個人情報が流出し問題化されています。今のところはそれほど騒がれていませんが、この問題、大きなものになり長期にわたり続くように感じます。
この問題の概要を報道から抜粋します。
・・・
生徒情報がSNSに流出か 「嫌われ傾向」「低学力」など担任のコメントも 札幌の中学校
市教委は紛失を5月に公表した際、「外部への流出は確認されていない」と説明していました。流出の有無について、市教委は6日の取材に「プライバシーに関わるため、回答を差し控える」としていました。学校は投稿内容が生徒に不安を与えるとしてSNS事業者に、削除依頼しました。
「嫌われ傾向」「低学力」など交友関係や特徴の担任コメントに加え、「母親うるさい」など家族への言及もありましたが、この投稿は6日、「関係者より依頼があった」として削除されました。
・・・
この文書、SNSで2千万回アクセスされているとのこと、全国津々浦々に生徒の個人情報が流出されていることになります。
発端はは教師の書類置忘れです。置忘れなんてよくあることなんでことさら教師を責めるのは酷です。ただ、個人情報を流された生徒は、どこまで知られたのは知りませんが、大きに傷を一生背負うことになりかねません。当該生徒やその家族のことを考えるとただならぬ被害を受けた、と捉えざるを得ません。
この事件、悪人はいないのです。不注意が成した不幸な事件です。誰にでも起こしうる単純なことから生じました。大きくて長い事件とならないことを願っています。