アナーキー小池の反体制日記

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#3365 新型コロナウイルス肺炎への対処 ㉒

2020年04月20日 | 災害と防災
新型コロナウイルス肺炎は感染症です。
太古の昔から感染症はありました。
4千年前のエジプトのミイラからも天然痘感染が確認されているそうです。

ただ昔は今と比べ、人の移動が極端に少なかったのです。
太洋を航海する船も飛行機もありません。
せいぜい数十㎞が人の行動範囲でした。

そして人口が少なかったのです。
今の千分の一とか万分の一しか人はいなかったんです。
当然人口密度も低く、3密どころか全疎状態でした。

感染症は、人だけでなく生物全般が罹(かか)るもんなんです。
虫だって植物だって感染症の流行で壊滅的な被害に遭うことは珍しくありません。
生物は、何億年も前から感染症と戦ってきました。

ただ、この数千年か百年の間に起こった人の大幅な移動の増大が事を大きくしてしまいました。
大昔は、限られた地域にのみ発生する“風土病”ってのがあったんです。
限られた地域のみで感染流行は収められていたんです。
今回の新コロナウイルス肺炎だって、大昔なら中国の一地方の奇病、として捉えられていたのかもしれません。

感染症の大流行は、人の移動によっておきます。
ヨーロッパ中世のペストやコレラの大流行も、ヨーロッパ中を人が往来することにより生じました。
100年前のスペイン風邪の大流行も同様です。
今回のコロナ禍も全く同様です。
人の移動が成した厄災なのです。

・・・
本題に立ち返りましょう。
日本に最初に流行をもたらせたのは、中国武漢市からの観光客、といわれています。
政府が堂々と“観光立国を目指す”って宣言しているのですから、観光客大歓迎でした。
そして、韓国に嫌われて観光客が減った中、中国人観光客は頼みの綱的存在でした。
コロナ禍、中国を批判する論調がトランプをはじめとする、日本のアメリカ協力者どもにより発せられていますが、お門違い、というものです。

ちょうどそのころ、アメリカではアジア人に対する差別が見られるようになりました。
東アジア人イコールコロナ感染者とみなし、嫌がらせを行ったんです。(ほんの一部のレイシストですが)

続きます。
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