＃2509 驕（おご）る自民党 ① 森友事件

先の総選挙で圧勝した自民党、懸念したとおりの作戦に出ています。
モリ・カケ事件を無きモノにしようと画策しています。

第1弾は、森友学園事件の学校用地不当値引きの件です。
会計検査院は「値引きの根拠が不十分」とし3割から7割 値引率が高いと思われる、と検査の結果を公表しました。
しかし本当は、6億円超の過大値引きと判断した会計検査院の金額が、国の圧力により伏せられてしまったのです。
11月24日付け北海道新聞朝刊に、会計検査院と財務省・国交省とのやり取りが記されています。
財務省・国交省は会計検査院に対し、「6億円超の過大値引き試算額が正しいと思われてしまう。大混乱になるので出さないでほしい｣と要望を繰り返したのだそうです。

森友学園が取得した国有地は評価額9億5千6百万円ですが、埋設されているゴミの撤去費用を8億2千2百万円と算定し、国はわずか1億3千4百万円で払い下げていました。
地中に混在するゴミの撤去費用が、8億2千2百万円と見積もられていたのです。
ゴミの撤去費用8億2千万円のうち、6億円超は必要の無いお金だった、ということはゴミの撤去費用は2億円程度で済んだ、ということです。
このマチのごろつき夫婦による生活保護費カツアゲ事件2億4千万円がかすんでしまうような、6億円はとんでもない巨額の不当値引きです。

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会計検査院も国の一機関です。
独立した権限を多少は有しているのだけど、しょせん国の一機関です。
普通なら、こんだけ過大なのだ！と金額を明示し、返還を命じるのです。
会計検査院にも、総選挙で圧勝した政府自民党には、遠慮・忖度が生じるのでしょう。
その葛藤の表現が「値引きの根拠不十分で3割から7割 値引率が高いと思われる」なんでしょう。

本当は6億円超、率にして75％のゴミ撤去費用の過大があった、のを、値引きの根拠不十分で3割から7割 値引率が高いと思われる、にしたのですから印象は大いに違います。

会計検査院にはこのような内実を語る者がいるだけまだ立派、と思わなくてならないのかもしれません。
財務省・国交省のように、律義にポチっているのと違うようです。

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大阪地裁は籠池夫妻の保釈請求を却下し、まだまだ夫妻の勾留が続きます。
シャバに出すと、また籠池氏があのアベに百万円を返しに行くのでしょうから、監獄に閉じ込めておきたいのです。

国会で今まさにこのことを追及していますが、あのアベは総選挙で圧勝したことを盾に高圧的な答弁をしています。
アベ夫人やら佐川国税庁長官らを召喚して、糾弾しなければなりません。

驕る自民党の悪行は、まだまだ続きます。