アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#869 中学生時代⑤同窓会(中)

2011年12月01日 | 昔の思い出
中学2年生のキャンプの思い出の続きです。
テントを張って簡単な食事を済ませたあと、雨が降り始めました。その雨はだんだん勢いを増します。幌満川の水位が上がり始めました。そして、とうとうテントに浸水し始めました。
寝るどころではありません。荷物を水のつかない様に上に重ね、ボクたちは中腰で夜を明かしたのです。
水位の上昇は途中で止まりましたが、最後まで10cmくらいはありました。朝、ほんの少しだけ明るみかけた頃、自転車に荷物を積んで急いで帰ってきました。

そのこと、N先生は鮮明に覚えていたのです。
ずぶぬれになった帰りに先生の知り合いの家に寄り、暖をとり服を乾かしたことなどボクは覚えていませんでした。
先生は「今でもそのことを思い出すとぞっとする。無事帰ってこられてよかった。」としみじみ言います。
先生の人柄が偲ばれます。そのころN先生は24歳だそうです。

同窓の人たち、皆いい顔をしていました。
皆,悟りを得たような穏やかで優しい顔をしていました。社会の荒波を越えてきた顔とは思えないほど、穏やかなのです。
もしかして、社会の荒波を乗り越えて、ほっとしている年代なのかもしれませんが、それにしても皆,穏やかないい顔をしていました。

#864~865中学生時代②③にて、漁船に乗せてもらったことを記しました。
その彼と45年ぶりに会いました。静岡県御前崎市に住んで、今,話題の原発関連企業に勤めているそうです。
はるばる御前崎から奥さんを連れての参加です。
とっても懐かしく、昔,船に乗せてもらった話をしましたらしっかり憶えていて、ボクは懲りずに3回も4回も乗りにきて彼のお母さんが呆れていたという話をしてくれました。人の記憶ってあてにならないものです。

同じく、昆布採りを手伝ったことも記しましたがその彼は若い頃、事故死しました。
苫小牧の企業に就職しまして、ボクは彼を訪ねて一度だけ会っています。2人で遅くまでお酒を飲み、深夜彼のアパートに戻り泊まったことを思い出します。その数年後、彼の死を知りました。
葬儀には行けなかったのですが、その後何度か生家にお参りをさせていただいています。

この同窓会、幹事さん大変だったでしょう。写真入りの立派なしおりを作ってくれました。
その中に、近況を知らせるメッセージ欄があり、欠席者の自筆の文が載っていました。(出席者のもあります。)

S君からは写真同封の手紙が届いていました。
このS君、在学中は親しくしていた時があり、どうしているのか気にかかっていたところでした。
家業は競走馬の牧場をしていました。とってもやんちゃな生徒で一度など、牧場内に入ってきた雄鹿を馬に乗って追いかけ、雄鹿の角を捕まえて乗り移り、鹿を押し倒し生け捕りにしたことがあります。
確かテレビ放映され、その鹿は円山動物園に引き取られたと記憶しています。

続きます。
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