＃1412 実体経済と仮想通貨

実体経済と資源経済の乖離が大きくなり問題と感じていましたが、とうとう仮想経済です。
実体を伴わない、為替や株式などだけの経済が幅を利かせているのには違和感を抱いています。
ところが今回話題になっているのは、仮想経済の仮想通貨です。
ビットコインと呼ばれる仮想通貨が世界中で使われているのは承知していましたが、日本の取扱所が破産してしまいました。

仮想通貨が悪いとは思っていません。
国内で話題となった地域通貨なんて面白い試みですし、国が関与しない仕組みに感心もするのです。
しかし、仮想通貨が投機の対象になってはいけません。

ビットコインは通貨というより、投機の対象となっていたのです。
お金儲けの手段として、大儲けを企む連中が群がったのでした。
投機の対象になった時点で、ゼロに変わるリスクは織り込まなければなりません。

日本の取扱所が破産しても、世界中のビットコインはそんなに動揺を見せていません。
仮想通貨が世界の共通の通貨になる、そんな淡い期待を抱いてしまいます。
投機の対象から脱却し、真の通貨とならんことを願っています。