ボクは大いに反省してます。
小学生の授業で優生法について担任教師から説明があり、妙に納得してたことの不明を恥じているんです。
優生思想・優生政策上から、不良な子の出産を防止することなどで、国民の資質向上を目的としたものだ、って説明でした。
いま思うに、不良な子の出産を防止する、なんて人権無視もひどいのだけど当時のボクはそれもありだよねぇ、と思っちゃったんです。
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その後、優生法に基づく処置を受ける者が国のノルマにより決められ、都道府県に割り当てられ、都道府県は市町村にノルマを課して人集めをしました。本来、重篤な遺伝病を子孫に残さぬように、としていたのがいつの間にか変容していたんです。
全国の保健所はノルマ達成のため、評判の良くない若者を中心に病院につれ込み、医師と結託して遺伝性の病気だ!って診断書を書かせ、本人の承諾を得ぬまま不妊手術などを行ったのです。全てがそうではありませんが・・・
そういえば中学生のころ、おまわりがチョイ悪の若者をひょっぴき「そんなことしてらキンヌキされるぞ!」って脅している、って噂があったんだじぇど、このことだったのかも知れません。
法が厳格に護れたとしても人権無視なんだけど、こんな理不尽がまかりとおっていたんです。ボクは途中から優生法は人権無視でけしからん!って思いをし出したんだけど、国は一向に改正をしようとはしません。なんと1996年までこの法は生き続けていたんです。この怠慢さに驚きます。
今回の最高裁の判決、遅すぎだけど評価しなければなりません。