アナーキー小池の反体制日記

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#1437 ECT療法(1)

2014年04月20日 | ボクの健康
ボクのブログ画面左側にカテゴリー欄があり、その中に"ボクの健康"があります。
ボクは30代の半ばから病弱で、そこのところを正直に記しているのです。
しばらく健康上の新しい話題がありませんでしたが、最近、類稀(たぐいまれ)な経験をしましたので、報告します。
隣のS市立病院精神科に約3週間入院し、ECT療法という名の治療を受けたのです。
ECT療法とは、電気けいれん療法と呼ばれるもので、頭に電流を通し、精神病症状の改善を図るものです。

まず前段に、状況の説明をしなければなりません。

"ボクの健康"に記していますが、ボクは20年以上前から自己免疫が異常に高くなっていました。
強すぎる自己免疫が、自身の正常な器官を攻撃し、炎症を起こさせてしまうのです。
皮膚や眼や耳など、ところかまわずです。

このような病気の一群を膠原病(こうげんびょう)と呼ぶことがあります。
類似の病気の総称で、症状により何十種の病名が付けられています。
ボクも方々の病院で検査を受け、病名の特定を試みましたが果たせません。
それぞれの病気にはそれぞれの定義があり、それを満たさなければ病名がつきません。
かなり定義に近い病気もありましたが合致せず、○○に類似する病気との表現にとどまります。
(医者は病名が不明なとき面倒臭いものだから往々にして”膠原病の疑い”として済ます傾向がありますが)

膠原病の大半は、根本的な治療法がありません。
炎症を起こした器官の炎症を鎮めるための、ステロイドの服用が主なものなのです。

ボクも何度もステロイドを服用しました。
特に、右目の外眼筋炎は頑固で、ひどいときは右目が全く動かなくなってしまったのです。
片目が動かないと、目の焦点が合わず、モノが全て二重に見えてしまうのです。

4年か5年前から、札幌の眼科医から大量のステロイド(プレドニン)を処方され、服用してきました。
多いときは1日に20mgを服用していたものです。
ステロイドは副作用が恐ろしい薬です。
ボクも、骨密度が下がる骨粗鬆症になり、腰椎が何度も圧迫骨折を起こしました。
両目とも白内障が進み、頭髪も薄くなりました。

少しずつ眼の症状が改善してきたのを機に、ステロイドの服用量も少しずつ減らしていきました。
1日5mgまでは順調に減量できました。
それからが大変です。
3mg、2mgと減量するうち、どうにもやりきれなくなったのです。
落ち付かず、何も手につかないのです。

薬の依存性もあるものだから、完全に止めるのは大変なんです。
1日5mg以下の服用は副作用も少ないため、一生飲み続ける人もいるようです。

ボクは迷いに迷って結論を出しました。
多少苦しいことがあっても、ステロイドを断つことに決めたのです。

続きます。
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