アナーキー小池の反体制日記

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#934 震災便乗閉店

2012年02月12日 | 国内の話題
このマチにも出店していた全国チェーンの眼鏡屋が閉店したのは昨年の4月でした。
仙台に本社のあるこの眼鏡屋は、”東北大震災でダメージを受けたので何店かを閉店した”と述べているようです。

この眼鏡屋の滝川店、閉店までの1ヶ月の間にボクはけっこう利用したのです。
ボクの選挙用メガネのジョンレノンはここで購入しましたし、店員の対応が清々しく好ましいので、母の補聴器も誂えました。

選挙が終わり一息ついて、補聴器の調整のため店を訪れると張り紙がしてあります。
「大震災で被害を受けたことにより閉店しました。この後は旭川店で対応します。」と書かれていました。
旭川店に電話をし、元の滝川店長の連絡先を聞きました。
元店長は滝川にお住まいで、急に解雇を告げられ困っていると言っていました。
従業員にとっても寝耳に水のことだったようです。
そして店長は「小池さんが市議に当選していたら職の紹介をお願いしたのに」と冗談めかして言います。

眼鏡屋業界は安売り店の進出で混乱しています。
この店も2万円で一式揃うことをうたい文句に全国展開を図りました。
しかし、昨今は5千円とか6千円のチェーン店が勢力を伸ばし、既存のチェーン店の経営が思わしくありません。
でも、店舗を整理するのに震災を言い訳にするのは見苦しいです。
不採算店を一気に閉店させる絶好の好機が到来したと大喜びしたのでしょうが、魂胆が見え透いています。
利用者にとって迷惑この上ありませんが、閉鎖された店の従業員こそ一番の被害者です。

先日、この店で買ったメガネを椅子に置いたのを忘れて、そこに座ってしまったのです。
フレームに大きな歪みができて直したいのだけど、旭川に行かなければなりません。
そんなこともあって、去年のことを思い出して苛立ち、この文章を書いてしまいました。
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