＃854 ＴＰＰ交渉参加と駅ビル譲渡

野田首相は昨日、”ＴＰＰ交渉参加に向けて関係国との協議に入る"と表明しました。
一日のドタキャンは"関係国との協議に入る"と、文言を付け加えることに費やしたのでしょう。
早速、反対の急先鋒だった山田前農水相は首相の言葉に賛意を表していました。
これでＴＰＰ加盟への道筋が出来上がりました。
加盟までに農業をどうするのか、例外が認められるのかなど、課題が一杯です。
ボクとしては、加入の可否を国民投票で決するべきとの思いは変わりません。
加入するかどうかはまだ先のようなので、そのときに国民投票が行われるよう一縷(いちる)の望みを持っています。

本市の駅前老朽ビル無償譲渡問題です。
条件付ですが、市は受け入れる意向を表明しました。
9日の北海道提灯新聞に出ていました。
10日に市議会委員会での表明を図っていた市は狼狽し、副市長が陳謝に忙殺されたのこと。
例によって議員は「議会軽視」と叫んでいたようです。
今日の空知提灯新聞にそのことが面白おかしく書かれていました。
報道は出し抜いたり出し抜かれたりの応酬が当たり前です。
同じ提灯（ちょうちん）新聞同士、仲良くやってください。
この件も結局、住民投票により市民の総意を確かめることなく、禍根を残す決定がなされそうです。

この国は議会制民主主義が次善の策に過ぎないことが忘れられ、最善の策である直接制(住民投票)も忘れられています。