足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂の存在感が跳ね上がる

2016-07-13 06:12:38 | 投資戦略
NY株は続伸しNYダウ平均は新高値を更新した。石油価格が上昇したほか銀行、バイオ、半導体、中小型株に人気が回帰してきた。NY株の新値更新を背景に、6月下旬の英国民投票以来、世界の株価の撹乱要因であったヨーロッパ株も落ち着き、投資家の不安心理は大きく後退した。
この日は第2四半期の企業業績発表の先頭を切ってアルコア(AA)の決算が出たが、久しぶりの好調な内容を好感し株価には上昇。今後、発表が後続する決算に安心感が高まる。
ヨーロッパでは木曜日の会合でイングランド銀行が7年ぶりの利下げを決める。離脱問題で起った景気不安感を払拭するのが狙いである。引き続きヨーロッパ中央銀行、日銀の政策に注目したい。
円相場は104.77円と下落した。参院選挙後の政府の景気対策の発動への期待観の高まりだ。

欧米をはじめアジア株の回復基調のなかで、今回は東京市場も明るいトレンドに乗るだろう。昨日のNY市場でも日経平均先物は大幅高。一時は世界の株価の好循環に乗れずもたついていた日本株も、欧米株の上昇トレンドの仲間いりが期待される。

天堂(7974)の株価が先週から4日間で58%も上昇した。昨日の売買代金は第2位のNF日経レバレッジ(1570)の50%増、第3位のトヨタ自(7203)の4倍という異常な金額。
昨日は3日間連騰のあとだけに一服するかと思ったが、押し目にはすかさず買い物はいった。昨日も2580円高で引けた。
モバイル分野への進出が日を追うごとに膨れ上がり、新ゲームの「ポケモンGO」の人気に拍車がかかり、グーグルでのダウンロードはツイッターを大きく上回った。モバイルゲームでは初の拡張現実(オーグメンテッド・リアリティ)技術を導入したゲームであることが人気を呼ぶ。アメリカ人のこの種の材料への感応度はスバ抜けている。
時間が経つにしたがって人気が人気を呼ぶ現象が出てきた。ウォール街でも様々な視点からのアナリストの分析が出て株価の周辺はにぎやか。日本での人気とは異なり、今回の材料である「ポケモンGO」が世界で先頭を切って公開されたお膝元だけに、アナリストの分析も読みきれないぐらい豊富だ。予想以上の人気で任天堂の先行きの評価の再検討が必要になってきた。日本が生んだ世界のアイドル的な存在感が光る。
モバイルゲームの世界で一種の革命が起ろうとしている。
世界モバイルゲーム市場での日本のシェアは40%で、このビジネスで成功することは世界を制覇することを意味する。
株価は押し目を作らず一本調子の上昇だが、一服場面があれば迷わず買いをいれたい。
欧米のメディアの報道は時間の経過とともにエスカレートしている。

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