足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

2006-01-29 20:38:53

2006-01-29 20:38:53 | 株式

今週のウォール街は「ビッグ・ウイーク」(重要な週)といわれる。

相場に影響を与える材料が出るからだ。まず31日(火曜日)に連銀FOMCが開かれる。2004年6月に金融政策が転換されて以来、13回の利上げが行われ4.25%になった。さらに+0.25%は既定の事実で、14回目の利上げで4.5%になる。問題は声明文の中味がどうなるかにある。ウォール街のコンセンサスはあと2回の利上げであるが、著名な債券投資の世界のウォーレン・バフェットといわれるビル・グロスは「4.75%が上限」と断定する。

2月3日(金曜日)には1月の雇用統計の発表である。市場の期待は金融政策との関連で数字の弱い方がプラスという人気。

今週のNY株には東京市場が関心をもつ。世界の相場を動かす度合いが高まっているからである。

先週、金曜日には住友チタニウム(5726)が第3四半期の業績を発表した。2006年3月期の売り上げを305億円から310億円、経常利益を74億円から77億円に増額した。4月には今一度、増額があるとみる。

このところウォール街でもチタニウム・メタルズ(TIE)、カーペンター・テクノロジィー(CRS)、オールゲニィー・テクノロジィーズ(ATI)など金属チタン関連が再び動き始めた。これまで株価が10~20倍になった後の人気化である。金属チタンの先行きに対する投資家の強気には注目される。これまでから金属チタン株は日米とも同じように動いている。