足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場に個人資金が還流に兆し

2011-12-27 07:41:08 | 株式

昨日は今月のIPO銘柄の中から株価が反騰する銘柄が出た。

1213日に公開したサンセイランディック(3277JQ,14日のネクソン(3659)である。

サンセイランディックは10月に公開した日本管理センター(3276JQ)が公開後に安値から3倍になった先例が株価の見直しになった。不動産の権利調整事業で、これまで不動産開発企業が行ってきたビジネスを専業化して成功している。特に東京をはじめ大都市では先行きニースが膨大である。いわゆる資産バブル時には「地上げ」が盛んであったが、バブル崩壊ですっかり冷え込んでいた。しかし東京では投機が動機ではなく、実需のある権利調整が着実に増加しはじめた。新しいビジネスモデルである。

ネクソンは韓国人の経営者によるSNSゲームソフト企業で本社は日本に置くがビジネスの主体は韓国というユニークな企業である。公開時の資金の吸収が1000億円近くで需給関係から売られたが中長期的には成長が期待できる。

9月に公開したKlab(3656・マ)の株価が、この日は大幅高になりネクソンにも連想買いがはいった。Klabは新年116日に第1四半期の決算発表があるが見通しの大幅な増額修正を大手証券のアナリストが予想しはじめた。SNSゲーム関連ではグリー(3632)と並んで先行きこのセクターの人気をリードする銘柄である。

新興市場に、この種の現象が出始めたのは個人投資家の市場への復帰の兆しともとれる。

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