足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

今夜のイエレン講演に関心が集中

2016-08-26 06:50:34 | 投資戦略
NYダウ平均の動きは7月8日に1万8000ドル台に乗ってから、今月中旬の1万8600ドルまで上昇したが、その後は小動きで1日の変動率は0.5%以内の動きを続けてきた。
この間、景気指標の回復が目立つがトレンドはまだ2ヵ月に達していない。
こんな環境下で本日(日本時間の夜間)、注目の米連銀主催の世界中央銀行総裁の会合が開かれる。夏季を利用して避暑地のカンサスシティである。バーナンキ前連銀議長の在任中にはこの会合での冒頭スピーチが、しばしば金融政策の先行きを占うイベントになった。
ことしも現下の金融政策の行方について方向観が分かれているだけに、イエレン議長の講演に関心が集中する。会合に先駆けてNY、サンフランシスコ、カンサスシティの各連銀総裁が年内の政策転換を示唆した。

次回のFOMCは9月20~21日だが、タカ派は利上げをほのめかす。ただ足元の景況観に万全の回復基調がみられないだけに、10月の企業業績の結果をみての判断という可能性も高い。イエレン議長が9月説に傾けば、相場は反応してボックス圏を下に離れる可能性も残る。
逆に決定を年末にまで先延ばしに示唆をすれば、相場は反騰に転じるだろう。

昨日、書いたペプチドリーム(4587)の再論。
先に発表した2016年6月期の時には会社として2017年6月期の予想を出さなかった。日経新聞には掲載されたが売上50億円(+15%)、経常利益25億円(+5.3%)、純利益20億円(+26%)は新聞記者の観測数字。
今期はこれまでの創薬開発プラッフォーム(PDPS)の販売から、軸足を自前での新薬開発にも多様化する。臨床試験をはじめが、独自の新薬が出ればそーせいG(4516)のレベルに一歩近づく。今期の業績も大きく伸びるが、その先の自社開発の成果にも注目したい。特殊ペプチドという新分野はもっと見直されてよい。



コメントを投稿