足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株連騰には意外性

2017-08-05 09:00:02 | 投資戦略
NY株の連騰が止まらない。
昨日は7月の米雇用統計が発表された。事前予想は+175,000人であったが実績は20万9000人と大きく上ぶれした。

市場では銀行、バイオ、保険、コンピュータ、通信の主流銘柄が上昇し、薬品株が安かった。東京市場は相変わらず、方向性の固まらない相場展開で、ウォール街のように先行きに自信をもって動く投資家が出動しない。
年初来の日米の株価はNYダウ平均+12%、東京市場+4%と大きな開きが出てきた。米国ではトランプ大統領の企業寄りの政策がスタートを切ってから、景気指標は好転し、景気は着実な上昇気流にのった。トランプ大統領額が口先で連発する対策には期待以上の効果を出はじめた。
今月にはいってから第2四半期の業績発表が始まり、事前の期待を上回る好決算を発表する企業が増えてきた。連日、サプライズ決算で相場を下支える。秋になれば利上げ政策が始まる素地が出来上がり、利上げを相場は織り込んでしまった。
昨日のウォール街ではドル買いがはいり、円高の頭を抑える効果を示した。

東京市場ではリード役が不在のまま下値の固い相場が続くが、ウォール街と同じように企業業績の好転が先行き個別株買いに繋がるだろう。
昨日は任天堂(7974)の動きが目立ち、4万円台乗せの方向性が固まってきた。
値嵩株だけに個人投資家には参加し難いが、関連株にも人気がまわってきた。
今週。決算を発表したメガチップス(6875)、ホシデン(6805)の株価が上昇トレンドにはいった。当面のパフォーマンスには任天堂を上回る可能性も考えられる。

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