足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヘッジファンドの大物が医薬品に注力

2014-02-28 07:38:33 | 株式

 NY株は堅調な地合いである。

 昨日の最大の関心事はイエーレン連銀議長の議会証言で、悪天候のために延期されていたが、内容はバーナンキ路線の踏襲を強調し市場に安心感を与えた。

 S&P5001854.29と節目の1850ポイントを上回り、相場の基調が上昇トレンドであることが確認できた。

 相場の中味をみるとナスダック指数の上昇率が目立ち市場の関心事はハイテク株指向である。2000年以来、出遅れていたナスダック指数の復調を示す。

 先にヘッジファンドのドラッケンミラーの最近のポートフォリオを紹介したが、医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)、アストラ・ゼネカ(AZN,テバ(TEVA)を買っている。

 興味を持ったのは同じ医薬品株にソロス、レオン・クーパーマンも投資したことだ。

 ウォール街では本年の有望分野としてヘルスケアで一致しているが、ヘッジファンドの大御所のソロス、クーパーマンがドラッケンミラーと同じ銘柄に投資をしたことである。ドラッケンミラーとはどのような繋がりがあるのかは分からないが、この世界では銘柄選択の面で連携があるのに引きつけられる。

 小野薬品(4528)がブリストル・マイヤーズと次世代のがん治療薬の分野で共同開発をおこなっているのに注目してきたが、ウォール街ではブリストル・マイヤーズの人気が感じているより高いのには元気づけられる。

 またジェネリック分野の世界での第一人者テバ(TEBA)の人気の高さには改めて関心がそそられた。東京市場での銘柄選択の参考にしたい。