足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NYダウ平均が1万7000ドルの大台。ネットとバイオが牽引役。

2014-10-29 06:49:59 | 日記
NYダウ平均は1万7000ドル台を回復した。特にナスダック指数の上昇が目立ちハイエク、バイオなどが牽引役になった。背景には目下、発表中の第3四半期の企業業績の好調がある。
フェイスブック(FB)の利益が90%増とサプライズ決算。モバイル関連の好調な広告が目立った。
今週にはいって動き始めたアリババ(BABA)が公開後の新高値$100.67になり$100の大台に乗せた。機関投資家、ヘッジファンドの持ち株が多いだけに市場の空気を明るくした。経営者ジャック・マー(馬雲会長)が公開後、初めて米国に顔を出しウォールストリート・ジャーナル紙のハイテク・カンファレンスに姿をみせた。米国の株式市場の重要性を評価する行動である。アップルとの戦略的な提携を模索している模様だ。アリババの大株主である米ヤフー(YHOO)の株価がここ20日間で20%も上昇した。
アリババの時価総額が一時は米国のシンボルであるウォールマートを上回ったが、時代の流れを象徴する動きである。
東京市場へもNY株の動きが好影響を与えるが、日本株の動きが昨年に比べて元気のないことが気になる。理由はアベノミクスの失速と、目先の消費税の再引き上げを気にするが、政府、日銀が市場の認識を直視して、引き上げ時期を先送りするかどうかが、大きな課題になってきた。すでにヘッジファンドは消費税問題の不透明感を気にして、日本株への投資に見切りを付けた。
ウォール街の人気の復活を牽引するのはインターネットとバイオであるが、東京市場でも部分的にはその動きを反映している。昨日はSNSゲームが動き始めたが、先週、公開されたオプテイム(3694・マ)の公開後の株価の異常な動きは、東京市場でのインターネット関連の先行きを暗示しているのかも知れない。
引き続きSNSゲーム関連のミクシィ(2121)、コロブラ(3668)に注目。


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