足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂の押し目買い

2021-05-07 16:27:59 | 投資戦略

年初来、相場の牽引役であった任天堂(7974)が-2%弱の下落で相場の人気に水を差した。

これまで好決算期待で人気を集めてきたが、3月決算の発表で2022年3月の業績見通しに慎重な数字が出たために、相場全体に影響を与えた。

もともと業績見通しには慎重な数字を出すのが経営陣の方針であったが、営業利益の見通しを5000億円と22%減少としたために、弱気人気が広がり2%弱の下落になった。足元の業績は主力製品スイッチが好調だが、営業利益の減少には失望感が出て投資家の間では失望観が吹き出た。慎重な予想数字を出すのが会社の習性で、期待の商品があっただけに慎重な数字が打撃を与えた。

任天堂の下落でソニー、ソフトバンク、ファーストリテイリングなどにも反動安が出た。

主力商品スイッチは予想を上回る好調な人気で、市場では大黒柱と位置づけてきた。

今年の人気株の柱とみて投資を始めた向きには大きなショックだ。

任天堂には、これまでこの種の相場の動きを繰り返しながら、上昇するケースが多く相場の反動は足固めである。株価の反動は好機と見て投資を続けたい。本年の人気の柱という見方は不変である。