足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットとの食事・・・2億9000万円超で落札

2015-06-08 06:25:38 | 投資戦略
NY株の過去3週間は軟調。
好調な景気指標を背景に9月の利上げ説が頭をもたげてきた。一時の上昇の勢いは消えたが崩れる地合いではない。
バフェットは株主総会も終わり恒例の「バフェットと昼食会」のスケジュールを先週こなした。
Eベイのオークション・サイトで5日間の入札を行ったが234万5678ドルで中国企業が落札した。16回目のイベントで全額は慈善団体に寄付される。落札者は7人がバフェットとの昼食に招待され懇談できる。ことしは8人が入札に参加したが2012年の345万6789ドルには達しなかった。中国企業が権利を買った。昼食の会はNYマハタンのステーキ・ハウスの「スミス&ヴァレンスカイ」である。
バフェットがいまなにに投資している種の話は一切しない。これまでのイベントでテド・ウエシュラーは2年連続で落札に成功、600万ドル以上を投じ、その後、バフェットの資金運用の後継者にスカウトされた。会合の内容は外部には漏れないが、この種の催しが行われること事態、ウォール街の規模の大きさを誇示する。米国の資本主義が生み出した所産だ。
最近は中国人の落札が散見される。中国の国力の示現だ。

NY株は上昇期間が6年を超えたが、かつてのようなバブル現象はない。期間の長さだけが大きな警戒材料でむしろここで「10%以上の調整」を期待する向きも多い。当然、機関投資家、ヘッジファンドはそれに備えてヘッジを行っている。