足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株、悪材料を跳ね返す

2014-02-08 07:54:37 | 株式

NY株は続騰した。注目の1月の雇用統計は12月に続いてまたしても市場の予想を大きく下回った。予想数字の178000人に対して113000人であった。理由は悪天候で建設・土木など分野で一時的な停滞があったからだ。

しかし相場は発表されるや材料は織り込み済みと、2連騰になった。米国経済の底の深さを暗示した相場展開であった。米連銀は12~1月と月間の資産買い上げを100億ドルずつ縮小するが、それよりも市場の関心事は足元の景気の好調なことに注目する。最近の反騰面で目立ち始めたのはブルーチップとハイテク関連である。

東京市場もNY市場の動きを先取るような動きをして好調な決算を個々の銘柄で織り込み始めた。

年初来、本レポートで紹介してきたハイテクの戻りが好調でエレクトロニクス関連が自動車の仲間入りをした。

話は替わるが本年のバロンズ誌の新春座談会で取り上げられた銘柄が動き始めた。

いつも推奨株が高打率で人気が高いメリル・ウィツトマーは4銘柄を推奨した。その頭の中にはショート(空売り)という言葉はなく、すべてがファンダメンタル分析で有望株を選択するという投資の本道をいく。その一つは昨年、新規公開したコンステリウム(CSTM)だ。オランダの企業でアルミ製品のメーカーである。自動車、航空機業界から先行き膨大な需要が起こることが期待できる企業だ。

この株に注目をはじめたが、最近(座談会後)、日本のUACJ(5741)と組んで米国で航空機向けの製品を生産すると発表した。有望株として注目する向きも出始め人気が出てきた。

メリル・ウィツトマーが投資する銘柄とウォーレンバフェットの銘柄が最近は一致するケーつが目立つ。

われわれは米国株のコンステリウムにも注目し始めた。