足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米国株の第1四半期のプラスは強気相場を暗示

2013-04-19 07:31:28 | 株式

日米とも引き続き調整局面が続く。

ウォール街では決算発表が佳境に入ってきたが好材料に大きく反応するよりも悪材料に敏感という動きだ。投資家のセンチメントの根底にはいましばらく休養したいという気分が強い。

ウォール街では“Sell in May and go away”(5月に売って手を引く)という経験則が古くからいわれる。「手持ち株を売ったあと10月まで休養する」というのがトレーディングのルールとして確率が高い。年初来の上昇相場にうまく乗った投資家にはこの経験則が頭をよぎる。

最近の投資銀行レッグメイソンのレポートでは「第1四半期に10%以上の上昇相場を記録した年は1930年以降に12回あったが、その年の相場が上昇して終わったのは10回」という記録があるに注目する。レポートは今後の相場展開には強気だ。現在の上昇相場は35年続く可能性がるとしている。

東京市場も目下、調整相場は順調に進行中だ。今月上旬に日経平均の対25日移動平均との乖離率が+8.15%と過熱ゾーンにはいったが昨日は+3.72%まで下がった。理屈をいえばゼロかマイナスになれば理想的である。

注目をはじめた医療機器関連のシスメックス(6869)の過熱も和らいできた。押し目買いのチャンスを狙いたい。この株は10年で13倍になった。成長はこれからも続く。