足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

安部政権の強腰の政策に見直し・・・海外の投資家

2013-01-12 08:10:55 | 株式

NY株は小幅高であったが一時は1472.7520081月以来の5年ぶりの高値になった。

今週から201212月末の決算発表が始まり、来週には本格化する。事前の予想では23%の増益と大きな数字ではないが個々の企業では株価に大きな影響をもたらす。

その一つがノキア(NOK)だ。NY市場での昨日の出来高は第2位になった。24日に正式に決算発表するが、マイクロソフトのウィンドウ・フォンのソフトが快進撃でアップルの,サムソンへの追撃作戦がはじまった。スマートフォンで出遅れたためにサムソン、アップルの後を追うことになったが、かつては世界でのトップの座に長年にわたって君臨してきただけに、その復調はノキア・フアンを勢いづかせる。技術革新の激しい成長分野だけに下剋上の戦いがはじまった。昨年末の株価は$3.95で株価の人気はいまはじまったばかり。ことしの世界の携帯端末の大きな注目材料である。現在の株価の水準は注目できる(昨日の株価は$4.70)

東京市場も新年の上昇相場の足取りが日増しに確実になってきた。

海外でのメディアでも日本経済と株価の動きに関心が向かい始めた。

何よりもの大きな驚きは円安トレンドへの転換であり、転換後のスピードの速さである。ことしの上半期中というのが大方の見方であった90円台が視界に入ってきた。昨日のNY市場では89.12円で終わった。今月中に輸出企業の待望の90円台が実現しそうである。

それというのも安倍政権での矢継ぎ早の景気対策と日銀への腰のぶれないインフレ目標の要請は、久しぶりに日本の経済政策の方向性の明快な積極化に海外も注目をはじめた。

朝、日本経済新聞を目にするたびにサプライズの日々が増えてきた。民主党政権に委ね混迷の時期を過ごしてきたことに国民の反省が始まる。株価にはなによりもの好材料である。

ミクロ面では本日の日経新聞のキャノン(7751)、竹内製作所(6432)のサプライズのニュースに注目される。