4月以来の世界的な株価の調整の理由は①株価の過熱感②ユーロ圏の金融不安③中国の景気の減速④メキシコ湾での石油流出⑤米国景気のダブルデップ論の再燃-であった。
最近の展開ではここに上げた懸念材料のうちメキシコ湾の問題以外は消滅しようとしている。
先週のNY株は1ヵ月ぶりに週間でプラスになった。日米とも市場のセンチメントは好転してきた。
先行きの材料は4~6月の決算に焦点が集まる。ウォール街では企業の増額修正が出始めた。
東京市場でも株価の下落でテクニカル面でも注目できる銘柄が続出してきた。
これまで「トリトンスクエア通信」で取り上げた銘柄のうち株価に妙味がでてきたのは次の銘柄である。25日移動平均が好転した。数字は25日移動平均との乖離率である。
サイバーエージェント+1.7%、ブラザー+1.7%、エルピーダーメモリ+1.7%、ザインエレクトロニクス-7.3%、黒田電気-6.1%、マクニカ-8.1%、任天堂-6.7%、第一生命-7.4%、ゴールドクエスト-13.1%、富士エレクトロニクス-5.4%である。
いずれも下値不安は小さく目先の株価の上昇が期待できる。