NY市場とロンドンが休場であった。久しぶりに平穏な休日であった。
先週末、スペインの国債が格下げされたが、月曜日の米英以外の世界の株価には影響がなかった。
東京、ドイツ、インド、カナダ、ブラジルなどの株価が堅調であった。
今週は米国の景気指標に関心が集まる。住宅、建設関連の指標のほか週末の雇用統計が焦点である。
東京市場では6月のIPO(新規公開)で4社が公開される。4月16日のアゼアス(3161・JQ)以来、しばらく公開がなかった。
今月はボルテージ(3639・マ)パピレス(3641・JQ)のインターネット関連のほかIT関連の電算(3640・東2)と調剤薬局のトータル・メディカルサービス(3163・JQ)が公開される。
銘柄によってはブックビルディングへの食指が動く銘柄が出てきた。
新興市場は4月には回復の兆しが出ていたが、5月のユーロ問題の発生で人気は消えていた。
3月決算は上場企業が+24%であったのに対して、新興市場の企業は+35%と増益率が高かった。
4月には個人投資家の資金が新興市場に向かい始めていたが、ユーロ問題で出鼻をくじかれたが、割安銘柄が散見される。相場の地合いが落ち着けば、内需関連が多いだけにパフォーマンスは第一部市場を上回ることが期待はできる。
ちなみに6月のIPO銘柄はすべてが内需関連である。