昨日、パナソニックが3次元(3D)TVを発売した。50?型で店頭表示価格が42万8000円。
さっそく近くの量販店ノジマで観たが迫力があった。劇場で映画をみるときと同じで、眼鏡をかける。3Dに慣れてしまうと、これまでのTVの画面では満足できなくなるだろう。問題はTV価格で、少なくとも現在の半値になることが普及の条件だろう。
昨年末に映画「アバター」のヒットが映画興行成績の新記録を達成した。いまなお映画館でロングランの興業を続ける。
先週末から第2弾の3D映画「アリス・イン・ワンダーランド」が日本でも公開された。さっそく初日に観たがやはりすごかった。時間をわすれ、またたくまに終わった。主人公アリスが大冒険を終えて新世界に挑戦をはじめる。こんどどはビジネスの世界に身を投じるが、中国に向かうという映画の幕切れの場面には感激した。監督テイム・バートンは夢の世界だけではなく、ちゃんと現実を見据えている。
この映画も興行成績は好調で歴代9番目の記録で走りだした。さきに「トリトンスクエア通信」で紹介した米国での3D関連株IMAXの業績に好影響を与えるとして、ウォール街ではIMAX株が昨日は新高値をつけた。
映画の世界に1970年代後半のように、確実に革命の波が押し寄せてきた。今回はこの潮流がほかの映像の世界にまで広がっていくだろう。
年初来、任天堂(7974)に再注目はじめたが、6月の携帯型ゲーム機の「3DS」が新しいゲームの世界の扉を開くのは確実だ。目先の株価の動きにも注目できる。